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「病院に連れてった方良いかねぇ」


「さっきうどん食えたんだろ?なら大丈夫だぁ」


信の事を今からでも病院に連れてった方が良いかと心配する祖母に、缶ビールをカシュっと開けコップに注ぎながら返事をする祖父。



「早兎も飲むか?」


「ビールはいいや」



早兎はお酒を断りながらお寿司のたまごを少し醤油に付け食べる。



「でも明日高橋さんの手伝いしに行くから診てもらうなら今日の内の方が……」


「心配し過ぎだぁ、早兎も居るし大丈夫だ。ほれ飲めぇ」



心配症の祖母に少しうんざりしながらコップに注いだビールを渡す祖父。


(そういえばおじいちゃん達は明日、近所の人の仕事手伝いに行くから昼間は信くんと二人か)



少し不安になりながら何かあった時すぐ連絡を取れるようにしておこうと思い、あまり使っていないスマホの電話の使い方を確認する。

連絡先は祖父母と信の両親の電話番号しかないのを見て、間違えて違う人に電話をかけることは無いだろうと少しため息をつく。



(……もし救急車呼ぶなら住所とか言わないといけないんだよな)



早兎はもしもの時のために家の住所をメモ帳に書き自室に置いておこうと思い立ち上がる。



「ごちそうさま」



「あ?もう良いのか」



「うん、もう腹いっぱい」



食器をキッチンのシンクに置き、居間を出て自室へ向かう。




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