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(やっぱり体調悪いな……)



昨夜のことでかなりストレスがかかっていたのか、胃の辺りに違和感と少しの吐き気を感じる。



(何か少し食べて胃薬飲むか……)



キッチンにあったイチゴジャムとマーガリンの菓子パンを温かい緑茶で流し込み、胃薬をノドにひっかけながら何とか飲む。



(あっぶな、玉薬飲むの苦手なの忘れてた……)




さっとコタツに入り一息つく。すでにかなりの疲労を感じ意識が遠のいていく。



がらがら



居間の戸が開いた音で少しびっくりしながら見ると、信が起きて来たことに気づく。



「あ、おはよ……どうしたの?」



その場に立ち尽くし動かない信に理由を聞くが返事は無く俯いたまま、わずかに口元を動かす。



「…………るぃ……」



ほとんど聞き取る事が出来なかったが、少し苦しそうな息づかいと強張った顔の表情を見て早兎は信の体調が悪いことを察する。



「……大丈夫?どっか痛い?」



早兎はスッと立ち上がり信の背中をさすりながら問いかける。すると信は小さく感情の無い声で呟くように助けを求める。



「……きもちわるい……」



今度は聞こえた信の声に早兎は少し自分の過去を思い出し、その時母がどうしてくれたか考えて動く。



「吐きそう?……ちょっと待ってて」




信をその場に座らせ、早兎は風呂場から持って来た洗面器にビニール袋を被せて数枚のティシュを入れ、信に渡す。



「これに吐いても大丈夫だから」



口を開けて苦しそうに呼吸をする信の背中をひたすら優しくさする。



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