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11、ユメ

少しグロテスクです。疲れている方は見ない方がいいです。

 目の前には赤いナニカがあった。


吐き気を催すほどの悪臭。


見ているだけで全身が、特に首筋と背中に耐え難い気持ち悪さに襲われ凍りつくような冷たい恐怖がまとわりつく。


なぜ自分がここに居るのか。なぜ自分はこの気持ち悪いモノから目が離せないのか。


自分の中で限界を超えて急激に全ての感覚が水に溶けていくように薄くなっていく。



 自分は冷静に目の前のソレを理解し始めた。


ソレはかつてヒトだった。

自分と同じように言葉を話し、そして何度も自分を助けてくれたヒト。


目の前の赤と白と少しの黒は、自分と同じヒトだった。


ソレの眼球は光を失ったように見えて何も無い空間を向いている。



自分もいずれこうなる。そう思った。


その瞬間体の、腹の奥底あたりからナニカが抜けていく感覚がした。じわじわと近づいて来る確かな終わりに、なぜか自分は少しの恐怖も感じなかった。


何も見えず、何も感じず、何も考えられない。



死。



おそらくそんなモノだろうと何処か納得して自分の意識は無くなっていった。



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