学園イチの美少女に告白された途端、幼なじみが『なんでも言うこと聞く券』を突きつけて迫ってきた〜今更使うだなんて"もう遅い"。おれには世界一かわいい彼女がいる〜
カップラーメンを啜っていると、稲妻のようにおれの体を"詩"が奔り抜けた。
『カップラーメンを食べても
ばらの味
みずを』
ああ、なんと素晴らしい詩であろうか。
己の産み落とした傑作の気配は、薔薇のように豊潤な色気を芬々と漂わせておれの脳をとろけさせた。
いてもたってもおれず、おれはさらにペンを走らせる。
『興奮したっていいじゃない
ばら色だもの
みずを』
「ふひゅひゅはははははは!」
薔薇色の世界で、おれは高らかに笑い声をあげた。カップラーメンを食べても薔薇の味。おれは今、世界から祝福される男だった。
こん、こん。
その時、部屋の扉がノックされた。
「瑞希くん、今大丈夫?」
「なんだね、入りたまえ」
扉を開けて幼馴染がひょっこりと顔を覗かせる。
首を傾げて一言。
「……その喋り方、どうしたの?」
「……油断すると頬がニヤけてしまうのだ」
結江はにっこりと微笑む。
「瑞希くん、ニヤけ顔が邪悪だよね」
結江は一つ年下の幼馴染だ。
容姿は、端的に言って可愛い。とても可愛い。しかし代わりに口は悪い。
例えば昨日、おれが自室で背筋トレーニングをしているところに。
「瑞希くん、オットセイみたいだね」
「そんなにかわいいか?」
「うん。鳴いてみてよ、オウオウッて」
素敵な笑みを浮かべておれの背中に馬乗りになった。腕立てじゃないんだから重しはいらないぞ?と主張するおれの言葉は華麗に無視され、結江は英単語帳を開き、お尻は柔らかくて暖かかった。違う、静まれ煩悩。
「瑞希くん、【idiot】」
「バカ」
「【thighs】」
「太もも」
「【feeling】
「感触」
「【Pervert】」
「やべぇ煩悩バレてる」
一つ主張しておきたいのは、これはおれが年下の幼馴染に侮られているわけではないということだ。
つまり、これは言わば信頼。幼馴染という気安い間柄ゆえの甘えなのである。おれは結江に懐かれているのだ。
……本当だぞ?
「で、どうしたの?」
「何が」
「不気味な笑い声、ふひゅひゅはははって部屋の外にまで聞こえてたよ」
「よくぞ訊いてくれた!」
おれは拳を固めて立ち上がった。
実のところ、この喜びは誰かと共有したかったのだ。
ニヤけそうになる頬を引き締め、おれは年下の幼馴染に、今日という日がおれの人生最大の転機であったことを力強く宣言するのだった。
つまり、薔薇色である。
「告白された!」
「うん。一個上の先輩でしょ?」
「あ、誰にされたかは教えられないぞ?相手のプライバシーも尊重━━うん?」
「知ってるよ?」
結江はおれを椅子に座らせると、膝と膝の間に自分も収まった。
「なっ、おま、なんで━━━━」
「瑞希くん、これ覚えてる?」
動揺するおれを尻目に、結江は胸ポケットから一枚の紙切れを取り出す。金色の折り紙と、その裏の白い面にのたうつへなちょこな色文字。
あまりの懐かしさに、頭の中のはてなマークが一瞬で吹き飛んだ。
「うわ、懐かし!」
それは、おれと結江の思い出のアイテム。
神社の階段でグリコをし、駄菓子屋に十円玉を握り締めて走ったあの時代の誕生日プレゼント。
『なんでも言うこと聞く券』
それを突きつけて、結江はにっこりと、それはそれは素晴らしい微笑みを浮かべる。
「瑞希くん」
「はい」
「告白、断って?」
……なんで?
「今さら使うだなんて"もう遅い"!」おれは声高に主張する。「無効だ!」
「往生際が悪いよ、瑞希くん。ほら、『ゆうこうきげん、五百年』って書いてあるもん」
券を手渡されて、まじまじとその文字を見つめる。
『なんでも言うこと聞く券。ゆうこうきげん、五百年』
疑いようもなく自分の字だ。
「五百年も生きるつもりだったのか?」
「瑞希くん、あの頃は不死身のヴァンパイアのアニメにハマってたんだよね」
「ああ!あったあったそんなアニメ!」
五百年生き続けたヴァンパイアを題材にしたアニメだ。
『純血』として絶大な力を持っていた主人公だが、その実は平和を愛する超がつく程のお人好し。力を隠して学園に通っており、その素性は誰も知られていなかったのだが、ある日クラスメイトが何者かに襲われて瀕死の状態になっているところを発見する。このままでは命が危ない、そう考えた主人公はとっさの判断で彼女の首に━━━━。
「━━━━ッ!」
「あ、そういえば」
「…………」
「わたしも瑞希くんに首を甘噛みされたよね」
「ぐ……がっ……ぁ……!」
「今日からお前はおれの眷属だ!ってさ。『血の契約』だっけ?」
当時の記憶がよみがえってきて身悶える。羞恥に顔が燃えそうだった。
「黒歴史を掘り返さないでくれ……」
「自分からやっておいて黒歴史なんてわたしに失礼じゃないかな?」
「ぐっ」
「ハジメテだったから、ちょっと痛かったよ……?」
耳元でささやくのもやめてくれ。
「思えば、瑞希くんとはいろいろあったよね」
「まあ、幼なじみだからな」
「結婚の約束もしたし。瑞希くんの方から、わりと強引に」
「ぐああ!」
「ファーストキスを奪ったのも瑞希くんだったもんね」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
何故『なんでも言うこと聞く券』などという半ばおままごとじみたアイテムが今になって出てきて場をかき回しているのかといえば、それは忘れもしない小学五年生のあの日のことである。
おれの誕生日だった。
結江はおれに『なんでも言うこと聞く券』をプレゼントしてくれた。
おれは早速それを使った。
『キスしろ』
『ええ!?』
弁解させてほしい。思春期だったのだ。
女の子の唇に興味があったとかそういう意味ではなく、『おれたちもう高学年だぞ?なんでも言うこと聞くなんて軽々しく言っちゃいけねえぜ?ほら、キスなんてできねえだろ?』という戒めの意味をこめた要求だったのである。
三回くらい意地悪く『キスしてみろよ〜』とニヤニヤ顔で煽った。
キスをされた。
結江の顔は真っ赤だった。
柔らかくて気持ちよかった。
おれが結江にキスをさせたというニュースは瞬く間に両家の親に伝わり、おれは父親にゲンコツを二発頂くことになった。
ちなみに結江の父親には「娘を大切にしてほしい」と涙ながらに握手を求められた。
そんな出来事を経由して、ままごとの延長でしかなかった『なんでも言うこと聞く券』は名実ともに『なんでも』言うことを聞かせる力を確立したのである。
罪悪感に押しつぶされそうなおれの胸に結江が頭を擦り付けて微笑む。
「ふふふふふっ」
「機嫌がよろしそうでいらっしゃいますねぇ!?」
「わたし、瑞希くんの情けない泣き顔が大好きなんだ」
いろいろなことがあった。
なにせ付き合いは十年を超えているのだ。それはもうたくさんの想い出がおれと結江の間には溢れている。
「泣き顔といえば」
「切り口からすでにイヤなんだが」
「柄の悪い人から助けてくれたこともあったよね」
「ぐ……!」
おれと結江が中学生で、二人夏祭りに行ったときのことだ。花火も打ち上がって会場のボルテージも最高潮だというのに独り身のやたらと機嫌の悪いおっちゃんがいて、結江と揉め事を起こしたのである。なんとかおれが平身低頭してお帰りいただいた━━━━というとある程度は美談の体を装えるのだが、問題はおれが半泣きだったことだ。夏祭りの見回りの人があと三十秒遅かったらたぶん泣いてた。情けねぇ……。
「思えば泣きそうな瑞希くんに愛おしさを感じるようになったのはあのときかもしれないね」
「趣味が悪すぎるだろ」
「冗談だよ、冗談。かっこよかったよ?」
「嬉しくねえ」
結江が身をよじって、おれの耳に唇を近づけてくる。
「本当に、格好よかったよ?」
「…………」
「格好よかった」
「やめろぉ……」
今度はおれが身をよじる番だった。
「瑞希くんはさ」
「おう」
「告白されて、そんなに嬉しかった?」
「そりゃ、まあな」
「ふぅん」
結江がつまらなそうに唇をとがらせる。
「なんというか……お前は生きていいんだって世界から肯定された感覚だな」
「大袈裟だなぁ……いくら学園イチかわいいって言われるフィリス先輩に告白されたからって」
間隔があく。
「……なんで告白の相手まで知ってんの?」
結江の大きな瞳が正面から見つめてくる。
「なんでだと思う?」
「フィリス先輩が有名だから」
「ぶっぶー」
結江は正解を言わなかった。
「わたしもよく告白されるけど、瑞希くんの言う感覚はわからないなぁ」
「バスケ部の主将とか」
「うん」
「サッカー部のエースにも告白されてたよな」
「瑞希くん、詳しいね?」
「学園じゃ有名だからな」
「どっちが?」
「……どっちも」
おれは『なんでも言うこと聞く券』を裏返した。
作成に金色の折り紙を使っているのは、当時のおれにとってそれが特別なものだったからだ。百枚入りという折り紙パックに金と銀の色は一枚ずつしか入ってなかったので、ここぞというシチュエーションでしか使うことができなかったのだ。
……あれ?
ふと疑問に思った。
結江、この券、使ったことなかったよな?
おれと結江にはいろんな思い出がある。楽しかったこと、笑い合ったこともあれば━━。
『もう瑞希くんとなんか話しない!』
『はっ!それはこっちのセリフだっつーの』
意見が割れて喧嘩したことだってもちろんあって。
それでも結江は、今まで一度だっておれを強引に従わせる力を行使したことがなかったのだ。
これまでは。
「ねえ、瑞希くん」
低い声音に視線を上げる。
「フィリス先輩がどんな思いで瑞希くんに告白したのかわたしは知らない。瑞希くんがどれくらい嬉しかったのかもわたしは知らない」
綺麗な瞳が大きく見つめ返してくる。
「でも使う。冗談とかじゃないよ」
その瞳が、緊張に揺れていた。
「瑞希くん。告白、断って」
おれは大きく天井を仰いだ。
「結江」
「……うん」
「残念ながら、それを聞き入れることはできない」
「な、なん……で?」
「言っただろ?今更使うだなんて"もう遅い"って。無効だって」
「そ、」
「その場で断ったからな」
「へ?」
結江は十秒くらいフリーズしていた。
「だ、だって」
「おう」
「目撃情報では、二人ともすごくいい雰囲気だったって……」
「気持ちのいい人だよな。断ったのに負の感情とか全くなくてさ」
「一緒に帰ったって」
「フィリス先輩、事情話したら『わかった!諦める!』っつって。あまりにカラッとしてるから避けるのは失礼だろ?下校ルート一緒だし」
「み、瑞希くん、告白されてすごい喜んでたし……」
「嬉しいのと告白を受け入れるかは別の話だろ?」
また十秒のフリーズ。
結江は深々と背中を丸め、ついには椅子から転げ落ち、床に手をついて大きな大きなため息を吐き出した。
「なにそれぇ……………………」
「早とちりにもほどがあるだろ」とおれは呆れる。
「だってぇ……」
「何事かと思ったぞ、告白断れ、なんて。もうちょっとマシな使い方あるだろうに」
「うぅ……」
結江はなにやらダメージを受けているが、おれの方は逆にウキウキだった。結江のしょぼくれた姿なんてそうそう見られるものじゃないからだ。
━━まったく。
苦笑まじりでおれは言った。
「そんなに信用がないか?おれが他の女子と付き合うわけないだろ?」
「え?」
結江が不審げに首を傾げる。
「だから、結江という彼女がいるのに、おれが他の女子と付き合うわけないって」
「え?」
え?
空気が凍った。
「え?誰と誰が?」
「だ、だから、おれと結江が」
「……いつから?」
え?
おれの背筋に冷たい予感が上ってくる。
「ち、『血の契約』で……」
「え?」
「だから、あの、『血の契約』で……」
「え?」
「死にたい」
「待って待って待って待って!」
結江の視線の色に耐えられなくなっておれは逃げ出した。
「離してくれ!おれはもうダメだ!」
「瑞希くん!そっちはベランダだよ!二階だよここは!」
「合ってる!それで合ってるんだ!」
「二階じゃせいぜい骨折だよ!それたぶん一番ダサいやつだよ!」
「もうやだぁ……!」
おれは床に座り込んで泣いた。さめざめと泣いた。
「……改めて訊いていい?どういうこと?」
「つ、つまりだな」
おれは床に視線を落としたまま語り始める。
「『血の契約』っていうのは、純血たる主人公でも生涯に一度しか結ぶことができない特別な契約で」
「うん」
「だ、だから、ヴァンパイアはその特別な一度を、生涯愛し続ける者のために使うという決まりが……」
「うん」
「死ぬ」
「待って待って」
おれ、逃げる。捕まる。泣く。
「つまり、あの、首を甘噛みしたのが、告白のつもりだったってこと?」
「はい」
「遠回しすぎない?」
「はい」
「わたし、アニメ見てないからまったく伝わってないよ」
「はい」
もはや立場は逆転していた。ここにいるのは情けない泣き顔のおれと感情の抜け落ちた結江だけだった。
「瑞希くん、ずっとわたしと付き合ってたつもりだったの?」
「殺してくれ」
はあ、と結江がため息を吐く。
「その割に、瑞希くん、恋人っぽいことわたしにしてないよね?」
「毎年夏祭り誘ってるだろ!?」
「距離感が幼馴染と変わらないよそれは」
「花火打ち上がってるとき手繋ごうか迷うんだぞ!」
「迷うだけじゃ伝わらないんだよねぇ」
「それに、それに」
「エッチしたいとか思わないの?」
むせそうになった。
「お、おまっ」
「瑞希くん」
冗談とか、からかう目的で言ってるわけじゃないみたいだった。
「……結江のお父さんに頼まれてるんだよ。大切にしてやってくれって」
「瑞希くんの性欲ってその程度のことで我慢できちゃうの?」
「おれにとっては"その程度"じゃないんだよ!」
幼馴染のファーストキスを奪ってしまったおれにとって、親御さんの言葉は神様の信託よりもはるかに重い……。
「だからおれは結江を大切にしたい一心で、」
「好きって」
「…………」
「好きって言われたこと、ないよ?」
「…………」
大切にしたい一心、というのは半分嘘かもしれないけれど。
「付き合ってるつもりなのは、ただの責任感?結婚の約束したのは、ただの負い目?キスさせちゃったから、仕方なく?」
「結江……」
「言ってくれないと分からないよ……?」
おれは弱いのだ。幼馴染の声色に。
「……ただ単に恥ずかしくて、言葉に出せなかっただけで」
「うん」
「ずっと前から、結江のことが、その、」
「うん」
「好き、だった」
「うん」
「…………」
「ちなみにいつから?」
「それ訊く?」
「訊かれたくなさそうな気配がしたから」
鋭すぎるこの幼馴染。
「……小五の、おれの誕生日」
「うわ、脳内ピンク色だね、瑞希くん」
「ごめんなさい」
「キス、そんなに気持ちよかった?」
「だから言いたくなかったんだよ!」
キスされて好きになるとか情けねぇ……。
「瑞希くん、手出して」
「次はなんだよぉ……」
おれの差し出した手に、結江が指を絡めてくる。まるで恋人同士がするみたいに。
そうしてもう片方の手をおれの胸に当てた。
「すごいドキドキしてるね」
「羞恥プレイか?」
「なんで今まで気づかなかったんだろ」
結江は俯いて小さくそう呟いた。
髪が邪魔して表情は見えなかった。
「も、もういいか?」
「うん」
繋いだ手を離した。
一瞬でめちゃくちゃ手汗かいてた。情けなさすぎる。
服の裾で手汗をぬぐっていると、結江が顔を上げた。
「瑞希くん、言ったよね?」
「なにが?」
「なんでも言うこと聞く券は"無効"だって」
「…………はい」
「じゃあ、回数は消費してないよね?」
イヤな予感がした。
なぜなら、さっきまで感情が抜け落ちたみたいだった結江の顔が、いまや晴れ晴れとした笑みに変わっていたからだ。
「キスして?」
おれは天井を仰いだ。
「おれは、結江のお父さんに娘を大切にと頼まれて」
「『なんでも言うこと聞く券』、今使うね」
「ぐぁっ……!」
このまま流されるわけにはいかない。おれは食い下がる。
「結江、それはさ、もうちょっと有意義というか、ここぞという場面にとっておくべきじゃないか?」
「いいよ、あと七枚残ってるから」
「まじかよ」
それに、と結江が距離を詰めてくる。お互いの体温を感じるくらいに。おれの耳元で結江がささやく。
「もし気持ちよかったら、わたしも、瑞希くんのこと好きになっちゃうかもしれないよ……?」
「〜〜〜っ」
心地よすぎる声の甘さに頭が溶けそうだった。
「おまっ」涙が出そうになる。「おれのこともう好きだろ!?」
「さーてどうかな?」
「くっ……!」
完全に弄ばれていた。年下の幼馴染に。
「『なんでも』言うこと聞いてくれるんだよね?まさか断らないよね?」
断れるわけがなかった。
おれにとって幼馴染の『なんでも』は、神様の信託よりも親御さんの言葉よりもはるかに重い……。
「初めてはわたしからだったから、二回目は瑞希くんからがいいな」
「……やっぱりおれのこと好きだろ?」
「それは自惚れだよ自惚れ」
「上機嫌ですねぇ!」
「最高」
もう逃げきれそうになかった。
おれは床に正座して、膝だけで動いて結江と距離を詰めた。
「顔上げてよ」と結江が言う。
「……」
「目も閉じないで」
「なんでそっちがアドバンテージ取ってるんだよ」
「瑞希くんのほうからしてくれないと意味ないんだよ?」
恥ずかしくて死にそうだった。手を繋ぐのだって緊張するのに。
お互いの顔が近づいて、それなのに結江は目を閉じる気配がまったくなくて。
その時、ふと昔を思い出した。
小学五年生のおれの誕生日。
顔を真っ赤にして瞳を潤ませるあの日の結江。
━━ああもう、なんだよ。
お前だって脳内ピンク色じゃねえか。
唇が重なる直前、吐息とともに、結江のささやきがこう聞こえた。
「わたしも好きだったよ。ずっとずっと昔から」
学園イチの美少女に告白された途端、幼なじみが『なんでも言うこと聞く券』を突きつけて迫ってきた〜今更使うだなんて"もう遅い"。おれには世界一かわいい彼女がいる〜【了】
読了ありがとうございました。
ブクマ評価等、たいへん励みになります。
【追記】
一つ年下の幼馴染に「○○(下の名前)くん」と呼ばれるのが性癖です
ありがとうございます