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黒い猫がいた

作者: 神村 律子
掲載日:2019/05/10

 黒い猫がいた


 黒い尾を立てて白い牙を剥き出しにして


 何かに闘志を燃やしていた


 それは黒い猫だけに見えるものなのか


 それとも自分だけに見えないものなのか


 わからない


 黒い猫がいた


 黒い四肢で地面にしっかりと立ち


 何処かに飛ぼうとしていた


 それは黒い猫だけに見える橋があるのか


 それとも自分だけに見えない橋なのか


 わからない


 黒い猫がいた


 何時からかうずくまっていた


 それは黒い猫だけに聞こえる何かを聞いているのか


 それとも自分だけに聞こえないものなのか


 わからない


 黒い猫がいた


 確かにそこにいた


 黒い猫は自分にしか見えないものだったのか


 それはわからない


 黒い猫は確かに其処にいた

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