WG報告 -復活-
このWG報告シリーズは、ファンタジーをSFにこじつけようとした結果です。
ストーリには関係ありませんので、読まなくても大丈夫。
第1回 死者復活に関するワーキンググループ
【要旨】
雲仙岳下の洞窟内に広がる遺跡と思われる構造(以下「迷宮」)内で実施したマウスの復活実験に関し、事実の整理、及び仮説の提示を行う。
1. 実験方法
迷宮内で48時間活動させたマウスを、電気ショックにより死亡させる。
死後24時間経過後にサンプルを取得し、その後、迷宮内で発掘された装置により復活させる。
復活後、同一箇所からサンプルを採取し、細胞レベルでの状況を確認する。
2. 実験結果
(1) 死亡時のマウス解剖結果
・ 心停止、及び脳死状態を確認
・ 血液凝固を確認
・ 体内全7箇所からのサンプルにより、いずれも細胞死を確認
・ 脳組織からのサンプルにより、神経細胞同士の接続が失われていることを確認
(2) 装置
・ 当該装置は、迷宮入り口近くで発掘
・ 当該装置の構造は不明
・ 当該装置の起動時に、迷宮内で発見される円盤状の金属片(以下「金貨」)が必要
(3) 復活後のマウス解剖結果
・ 解剖した際についた傷が消失(ただし、迷宮に持ち込む前の傷を認める)
・ 血液を採取したところ、凝固は認められない
・ 皮膚組織を採取したところ、細胞死は認められない
・ 体内全7箇所からサンプルを取り、いずれも細胞死は認められない
・ 脳からサンプルを取り、神経細胞同士の接続を確認
3. 仮説
上記事実より、死亡時の体細胞全ての状態を何らかの方法で記録しており、装置起動時に記録通りの状態に復元していると考えられる。
復元するための仕組みは細胞より小さいはずであり、少なくとも復元時にはナノマシンが使用されていると考えられる。
なお、金貨に関するワーキンググループにより、金貨を構成する物質が規則的な微細構造を持つことが判明している。
このため、金貨はナノマシンの集合体であり、これにより全体細胞を復元させていると考えられる。
次回は5/27頃




