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ダンジョン&第16普通科連隊ズ  作者: tema
第五圏 憤怒の迷宮
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第五圏 憤怒の迷宮3 -監察-

「最低だな」

カークが言う。

「ああ、最低だ…ん?どうしたコウ」

マッコイが俺の方を見る。

いや、ちょっと"最低"という単語にトラウマが。


本日は米軍パーティで探索。

俺はスコットに代わり、前衛に居る。

なぜか。

後衛に監察官が居るからだ。


規則なのか政治的な何かがあるのか、探索がどのように行われているのか監察するらしい。

監察官のご意向によっては予算が絞られ、色々よろしくナイ状態となる。

このため、迷宮放置の危険性と未知の文明をプレゼンすべく、迷宮にご案内することと相成った。

最低である。


監察官は僧侶になったらしく、革鎧と盾を装備できた。

キャリーが英語で監察官に色々説明し、その後ろにはローブを纏ったナタリーが居る。

色仕掛けと魔法の2正面作戦である。

さいてーである。


幸か不幸か監察官は日本語が判らないらしく、俺が失言する心配は無い。

カークとマッコイも、毒を吐く時は日本語だ。


本来は地下5階の探索を進めるはずだが、本日は地下1階。

箱の中の金貨や武具も見たいとのご意向なので、俺が同行している。

まぁゾンビやヘドロムを見て怯えていただき、早々に退散願いたいものである。


そんな事を考えているうちに、都合よく怪物と遭遇した。

ゾンビ5体だ。

前衛とはいえ、米軍の2兵士がいると安心感がある。

本日は魔法も見せる予定なので、何体かは残しておかなくてはならない。


カークとマッコイが、さっくり2体を土に還す。

俺は身を護り、ナタリーの魔法の出番を作る。

あれ、ナタリーの魔法が来ないぞ?


恐れを知らぬゾンビは、更に前進してくる。

俺も攻撃に参加し、残りの3体も土に還した。

さてナタリー、魔法を使わなかった理由を聞こうか。

ナタリーは倒れていた。

キャリーは青くなっている。


何が起きた?

「監察官、逃げ出しちゃった!」

なにー!

「ナタリー大丈夫?」

逃げ出す際にナタリーを押し倒し、彼女は岩で頭を打ったらしい。

ナタリーは頭を抱えて悶絶している。


ナタリーのタンコブは、キャリーの呪文で無事に治った。

問題は監察官だ。

失踪だ、行方不明だ、迷子だ。

これは大問題だ。

"ヘドロム"については、「第二圏 肉欲の迷宮3 -降下-」参照

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