WG報告 -神曲-
このWG報告シリーズは、ファンタジーをSFにこじつけようとした結果です。
ストーリには関係ありませんので、読まなくても大丈夫。
第2回 迷宮に関するワーキンググループ
【要旨】
雲仙岳下の洞窟内に広がる遺跡と思われる構造(以下「迷宮」)で発見された建造物より、迷宮の構築者、構築年代、および構造に対する仮説を提示する。
1. 地獄門
迷宮の入り口に門が存在する。
この門にはイタリア語で"PER ME SI VA NE LA CITTÀ DOLENTE,"から始まる詩が刻まれている。
これは13~14世紀の詩人ダンテ・アリギエーリが著した『神曲-地獄篇』第3歌冒頭で、地獄門に書かれている詩である。
2. 地下2階の像
地下2階では、2体の像が発見されている。
これらの像は、その形状からミーノータウロスとケンタウロスである。
『神曲-地獄篇』では、第12歌でこの2体の怪物が登場する。
3. 地下3階の像
地下3階では、壁面に悪魔の像が刻まれていた。
『神曲-地獄篇』では第6歌の末、地獄の第三圏から第四圏に降りる場面で、冥府の王プルートゥが登場する。
第7歌冒頭で、プルートゥは"Pape Satàn, pape Satàn, aleppe!”と叫ぶ。
悪魔の像の前でその言葉を叫んだところ、地下4階に降りる階段が現れた。
4. 仮説
迷宮と『神曲-地獄篇』の関連は明らかであり、迷宮は当該叙事詩を基に構築されていると考えられる。
このため、迷宮は13世紀以後に構築され、その設計には『神曲』を読んだ者が関与している。
なお『神曲-地獄篇』に於いて、地獄は全9圏からなることから、迷宮も地下9階まで存在する可能性が高い。
ただし、本叙事詩に於いて、第七圏は3つの環からなり、第八圏は10の嚢、第九圏は4つの円からなる。
このため、各環、嚢、円がそれぞれ階層となっていることも考えられる。この場合、迷宮は地下23階まで存在する可能性がある。
次回は6/10頃の予定です。




