ハゲ想う。しかし髪なし。
「村の人は見当たらない。みんなどうしたんだ?まさか……」
俺は村の中を走り回った。
たくさんの賊が粗探ししていたので逐一ハゲビームで抹消した。
すると怒鳴り声が聞こえた。
「さっさと入れ!売り物が口答えするんじゃねえ!」
声の聞こえる方へ走った。
なんと大きな馬車がいて、奴隷商と見える男たちが村人をそこへ家畜のように押し込んでいる。
セツの父母であるセイスとハサムもいた。
(許せない!)
「ハアアアアゲビイイイイイイイイム‼︎」
俺は怒りを込めて遠距離から奴隷商を攻撃した。
奴らは光の中へ消えた。俺は全ての敵を倒した。
「なんて思っちゃいないだろうなあ?」
「へっ?」
そこに現れたのは一人の大男だった。
なぜかセツを連れていた。うつむいていて俺には気づいていないらしい。
「俺が目を離している隙によくもやってくれたじゃねえか。」
「頭領が残っていたのか?」
「こんな村にこんな手練れが居たとはな。
遊んでいた俺が馬鹿だったが、仇は撮らせてもらう。」
「遊んでいた?」
「ああ、楽しませてもらったぜ。」
大男はセツを引っ張って抱き寄せた。
その意味を理解した俺は絶句して立ち尽くした。
俺は生まれて初めて明確な殺意を持った。
跡形も焼き尽くしてやる。
「ハゲビーム!」
「ディスマギア!」
大男の詠唱によりハゲビームは不発した。
はい、ずっとネタ切れで放置してたんだけど未完という形で終わりにしますわ
なにかの間違いでここまで読んでしまった人には申し訳ないです。あと最初の頃にポイントくれた人。おなじような世界で別の話書いてみようと思う、次はネタ切れしづらいものにしようと思います。(2016/3/6)