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【四十七日目】

【四十七日目】

 あいにく今日も嵐だった。

 雨はそんなに降ってないけれど、天井に細く見える外は風が吹き荒れているようだった。



 今日も基本は布を織りと糸紡ぎ。

 エディにしてもフェラクラーリさんにしても早く服を作りたいそうだ。

 俺の絶技【高速機織り】で、すでに上着一着作るぐらいの布はあるのだが、さきに五人分の布が揃ってから本格的な服作りをしたいそうだ。

 俺としては、ミニ&ハーフフェラクラーリさんをさりげなく除外しているその意見に納得はできないのだが、それを言い始めると御本家フェラクラーリさんが怖いんで何も言いません。ガタブルです、臆病者と罵ってくれても構いません。

 だから俺は言葉ではなく行動で、それとなく反逆の意を示してみる。

 超絶技、【超高速機織り】!

 うおおおおおおおおっ!

 おおおおおおおおおっ!

 おおおおおっ!


 …………飽きた。


 精神的に疲れた俺は、ミニ&ハーフフェラクラーリさんの様子を見に行く。

 ミニさんもハーフさんも、急な嵐だというのにしっかりしたものだ。

 ミニさんは小学校の体育館のような広場でこれを機にと遊んでいるし、堅く渋い感じのハーフさんは俺がプレゼントした湯呑とお茶で和やかな時を過ごしている。

 もし嵐がメルヘン世界に被害を与えるなら、その時はミニさんが一致団結して災害被害を防ぐそうなのだが、今回は俺たちの迅速な処置のおかげで緊急事態に陥ることも無いらしい。

 《にゃがとさんです~》

 《にゃがとさん》

 《にゃがと~》

 ふぉっふぉっふぉ、かわええのぅ、ミニさんは。おにいさんと一緒に遊ぶかいのぉ。

 《にゃがと様、私のようなものにまで『ぷれぜんと』なるものを下賜頂き、ありがとうございました。いま大事に使わせてもらっています》

 いえいえ、そこまで畏まらないで下さいよー。それより俺の方こそそんな不格好な湯呑をプレゼントとして迷惑じゃなかったかなと内心ビクビクですからー。

 俺はミニさんたちと一緒に遊んで、花びらのハチミツ漬けを菓子受けにハーフさんたちとお茶を飲む。


 ふへー。





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