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【二十五日目】
【二十五日目】
本格的にやばいのかもしれない。
一日ぐっすり寝むれば治るだろ。と楽観視していたが、昨日よりも酷い状態になった。目を開くとグニャグニャとした光景に酔ってしまうほど。だからと言って目を瞑っていても頭がくらくらフラフラで、自分が寝ているのか立っているのかさえも分からなくなる。上はどっち? 下はどこ?
そしてとにかくひたすらに気持ち悪い。
すでに胃の中のものはすべて吐き出した。
胃液さえもすべて吐き出してしまった感じだ。
エディさんが心配そうな声色で看病してくれているのは分かっているが、一瞬それさえも忘れかねないほどに意識が飛び飛びだ。いつの間にか昏睡しては覚醒してを繰り返している。
……これは明らかに病気だよなぁ。
すげー性質の悪い病気だろう。
何が原因で感染したのかは分からないが、もしこれが空気感染や飛沫感染など人に伝染する病気なら、エディさんの看病を即刻やめさせなければいけない。
すでに時遅しの可能性もあるかもだが、それでもだ。
しかし俺とエディさんとの間にそびえ立つ言語の壁は高く、すでに十全なコミュニケーション手段を持たない俺では、彼女にその危険性を教えることもできない。




