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モリ・シンジが復元技師になったのは、消去法だった。
大学を出た年に就職活動をして、三社から内定をもらった。一つは営業職、一つは事務職、一つは復元センターの技術補助員だった。営業は向いていない気がした。事務は退屈そうだった。復元センターは、少なくとも毎日何かが起きると思った。
それだけの理由で選んだ仕事を、二十年続けていた。
第二復元センターは、市街地の中心部から少し外れた場所にあった。清潔な外観と、目立たない立地。派手さのない建物だったが、内部は精密機械の集積だった。停止した肉体を受け入れ、バックアップデータと照合し、神経パターンを再接続し、細胞の再生プロセスを管理し、最終確認を経て「本人」として送り出す。
その一連の工程を、モリは二十年間担当してきた。
一日の復元数は平均で三十件から五十件。多い日は八十件を超える。ほとんどはデュエルによる停止で、残りは事故や病気による緊急停元だった。作業はルーティンだった。手順は決まっていた。確認項目は十七あり、十七をすべて通過した個体が「本人」として出口へ送られる。
モリはその手順を、一度も間違えたことがなかった。
間違えようがなかった。手順は明確で、判断の余地がほとんどなかった。
それが良いことなのかどうかを、二十年間考え続けていたが、答えは出ていなかった。
その日は、特に予兆がなかった。
午前の復元が十四件終わり、昼の休憩を取り、午後の最初の案件に入った。
対象者はカワムラ・ケイイチ、三十九歳、会社員。デュエルによる停止。停止時刻は前日の17時22分。最終同期は停止の二時間前。バックアップのデータ品質は「良好」。担当技師はモリ。手順通りだった。
肉体の受け入れが完了し、バックアップデータとの照合に入ったところで、端末がエラーを返した。
初めて見るエラーコードだった。
《E-441:複数体再生検知》
モリは端末を見直した。同じコードが表示されていた。
隣の作業台にいた後輩技師のイケダが、「どうしました」と声をかけてきた。
「E-441が出た」
「……え」
「聞いたことあるか」
「ないです。マニュアルに載ってますか」
モリはすでにマニュアルを検索していた。E-441の項目が出てきた。
《プラナリア幹細胞の過剰活性により、複数の個体再生が検知された状態。本項目は理論上の想定として記載されており、実例は現時点では確認されていない。処理手順は付属資料E-441-Aを参照》
「理論上の想定」と書いてあった。
実例は現時点では確認されていない、と書いてあった。
モリは付属資料E-441-Aを開いた。
付属資料E-441-Aは、三ページで終わる短い文書だった。
冒頭に「本手順書は理論上の想定に基づき作成されており、実際の事象とは異なる場合がある」と但し書きがあった。
手順は以下の通りだった。
一、複数体の生命活動を確認する。
二、バックアップデータとの照合精度を各体について測定する。
三、照合精度の高い方を「正体」として特定する。
四、照合精度の低い方を「エラー体」として処理する。
五、処理後、正体を通常の復元手順に戻す。
六、本事象を上位管理部門に報告する。
処理、という言葉が一度出てきた。
その言葉の定義について、文書には何も書かれていなかった。
モリはイケダを見た。
「上位管理部門に連絡しろ」
「はい」
「それと、作業室を閉鎖する。他のスタッフは入れるな」
「わかりました」
作業室の隣に、予備スペースがあった。通常は使わない部屋だった。モリはそちらを開放し、カワムラの案件をそこに移した。
二つの作業台に、二体が並んでいた。
どちらも同じ顔だった。
三十九歳の男性。特徴のない顔立ちで、体格は中程度だった。現在どちらも生命活動を維持している。心拍数はほぼ同値、体温は正常範囲内。見た目の差異は測定上では検出されなかった。
モリはバックアップデータとの照合を始めた。
照合というのは、神経パターンの一致率を測定する作業だった。バックアップに記録されているカワムラ・ケイイチの神経接続の重みと、実際の肉体の接続状態を比較する。通常の復元では、この一致率が99.7パーセント以上であれば「本人」として確認される。
端末が数値を出した。
一体目:照合精度 99.81パーセント。
二体目:照合精度 99.74パーセント。
0.07パーセントの差だった。
手順書の指示は明快だった。照合精度の高い方が「正体」であり、低い方が「エラー体」だった。
モリは数値を見つめた。
99.81と99.74。
どちらも通常の復元であれば「本人」として確認される水準だった。施設の規定では、99.7パーセント以上が「同一個体」だった。両者ともその基準を超えていた。
「エラー体」という言葉の定義が、この文書にはなかった。
処理、という言葉の定義も。
上位管理部門から担当者が来るまでに、四十分かかった。
センター長のナカムラと、法務担当のオガワが来た。二人は端末の数値を確認し、マニュアルを確認し、互いに顔を見合わせた。
「前例はないんですよね」
オガワが言った。
「マニュアルにそう書いてある」
「法的には——」オガワが端末を操作しながら言った。「『同一人物の複数体は法的人格を一つのみ認める』という規定があります。第三条の二十二項。ただし、複数体が生存している状態での適用事例は、これが初めてです」
「どちらが法的人格を持つのか」
「照合精度の高い方、という規定になっています。ただこれは死後認定の規定で——生存中の複数体への適用を想定したものではありません」
ナカムラが腕を組んだ。
「手順書通りにやるしかない」
「センター長」
「処理対象はエラー体だ。エラーは技術的な問題だ。手順がある。手順通りにやれば、我々は規定に従ったことになる」
「規定に従ったことになる、ということと」
モリが言った。ナカムラとオガワが顔を向けた。
「正しいことをした、ということは、同じことですか」
部屋が静かになった。
二体が、二つの作業台の上で、等しく呼吸していた。
「……モリ技師」ナカムラが言った。「あなたは二十年間、規定通りに仕事をしてきた。今日もそうしてください。それだけです」
モリは端末を見た。
99.81と99.74。
「わかりました」
処理の手順は、具体的には書かれていなかった。
「エラー体を処理する」という一行だけが存在し、方法は技師の判断に委ねられていた。委ねられている、という言葉は正確ではないかもしれない。単に書かれていなかった、という方が正確だった。
モリは二十年間の経験から、方法を選んだ。
鎮静剤の投与、続いて心肺機能の段階的な停止。苦痛を伴わない。時間はかからない。それが最も適切だと判断した。
二体のうち、照合精度が99.74パーセントの方がエラー体だった。
モリは作業台に近づいた。
エラー体のカワムラ・ケイイチが、目を閉じたまま、正常な呼吸をしていた。胸が規則的に上下していた。体温は36.8度。心拍数は74。健康な成人男性の数値だった。
モリは手順を実行した。
作業は十分で終わった。
正体の方のカワムラが、三時間後に復元完了した。
作業室から一般の回復室に移して、目が覚めるのを待った。
カワムラが目を開いた時、モリは隣にいた。
「体の感覚を確認してください。右手を動かせますか」
「……はい」
「左手は」
「動きます」
「今日の朝、何を食べたか覚えていますか」
「……えっと、トーストを食べました。卵も」
「昨日の夕方、停止した状況は覚えていますか」
「デュエルです。会社のトラブルで。仲裁フィールドに行って」
「それ以降の記憶は」
「ないです。停止したんだと思います」
通常の問答だった。通常の返答だった。
モリは確認事項をすべて記録した。カワムラ・ケイイチ、復元完了。照合精度99.81パーセント。復元時刻、当日18時34分。問題なし。
「お疲れ様でした。今日は無理せず、明日から通常業務に戻ってください」
「ありがとうございます」
カワムラが起き上がった。体のどこかを確認するように、両手を見たり、首を回したりした。停元直後によくある行動だった。
「何か違和感はありますか」
「……ないです。いつも通りです」
「では回復室でもうしばらく休んでから、退室してください」
モリは作業記録を閉じた。
その夜、モリは自分が何をしたかを繰り返し確認した。
エラー体の照合精度は99.74パーセントだった。施設の規定では99.7パーセント以上が「同一個体」とされる。エラー体はその基準を0.04パーセント上回っていた。
つまり施設の規定上、エラー体も「カワムラ・ケイイチ」だった。
モリは手順書に従った。手順書には「照合精度の低い方をエラー体として処理する」と書いてあった。その通りにした。規定に違反していない。手順から外れていない。
ただ。
どちらを処理したか、を確認する方法が、今のモリにはない。
照合精度は測定の瞬間の数値だった。測定のタイミングが数秒ずれれば、数値は変わる可能性がある。0.07パーセントの差は、測定誤差の範囲に収まる可能性がある。
いや、そうは言えない。手順に従って測定した。その数値が出た。その数値に従った。
だが。
あの作業台の上にいた二体のどちらが、今回復室にいるカワムラなのか。
モリは確認できない。
処理した方が「エラー体」だったかどうかも、モリには確認できない。手順通りにやった。数値が高い方が残った。それは正しい。
ただ、何かが正しくない気がした。
その「何か」に名前をつけることが、モリにはできなかった。
三日後、カワムラ・ケイイチが復元センターに来た。
退院後の経過確認のための来訪だった。施設の規定で、三日後に必ず本人が来ることになっている。体の状態の最終確認と、精神状態の簡単なチェックを行う。
担当はモリだった。
カワムラが待合室に座っているのを、廊下のガラス越しに見た。
三十九歳の男性。特徴のない顔立ち。スーツ姿。膝の上に手を置いて、窓の外を見ていた。
モリは三秒ほど廊下に立っていた。
それから診察室に入った。
「カワムラさん、どうぞ」
カワムラが入ってきた。椅子に座った。
「体の調子はどうですか」
「問題ないです。翌日から普通に仕事もできました」
「睡眠はとれていますか」
「はい」
「食欲は」
「普通です」
問診の項目を一つずつ確認した。カワムラの返答はすべて正常範囲内だった。
最後の項目を終えて、モリはペンを置いた。
「何かご不明な点や、気になることはありますか」
カワムラが少し考えた。
「一つだけ聞いてもいいですか」
「どうぞ」
「復元って、いつも同じですか」
モリは動きを止めた。
「どういう意味でしょうか」
「前に一度、デュエルで停止したことがあって。その時と比べて、今回は——何かが少し違う気がする。うまく言えないんですけど。違和感というほどでもないし、具体的に何がとは言えないんですけど」
モリは端末の画面を見た。確認済みの項目が並んでいた。すべて正常値だった。
「復元の過程で、わずかな個人差が生じることはあります。ただ、測定上の問題は確認されていません。ご安心ください」
「そうですか」
「他に気になることは」
「……ないです。ありがとうございました」
カワムラが立ち上がった。
ドアの方へ歩いていく。その背中を、モリは見ていた。
(何かが少し違う)
カワムラの言葉が、頭の中に残った。
(測定上の問題は確認されていません)
そう言った。それは本当のことだった。測定上の問題は、確認されていなかった。
その夜、モリは手順書を再度読んだ。
E-441-Aの三ページ。付属資料の付属資料まで開いた。
一番最後のページに、一行だけ追記があった。本文の活字と違う、やや小さいフォントで書かれていた。
「本手順書は《連続体文明(Continuum)》基準委員会による承認済みの理論的手順である。実施後の倫理的評価については別途検討中」
「別途検討中」という言葉が、モリの目に引っかかった。
検討中、ということは、まだ決まっていない、ということだった。
モリはその一行を閉じた。
二十年間、規定通りに仕事をしてきた。規定が正しいと思ったからではない。規定が正しいかどうかを考えても、自分には変えられないからだった。変えられないものを考えても仕方がない。だから手順を踏んで、確認して、送り出してきた。
三十件。五十件。八十件。
その中に、カワムラが一件あった。
一件のカワムラが、二体になった。
モリは一体を処理した。
残ったカワムラは今夜、どこかで眠っている。
処理されたカワムラは、存在しない。
どちらが「本物」だったかは、誰にも確認できない。
(確認する方法がない、ということは、確認できないということだ。確認できないということは、わからないということだ)
モリはそこで考えを止めた。
わからないことを考えても、昨日の判断は変わらない。変わらないことを考え続けることに、意味があるかどうかもわからなかった。
ただ、眠れなかった。
翌日、センターに出勤すると、イケダが待っていた。
「昨日の件、上に報告書を出したんですが——センター長から確認が入りまして。モリさんにも署名をもらいたいと」
「何の署名だ」
「手順通りに処理した、という確認書です。センター側の法的責任の所在を明確にするための書類だそうで。ただの手続きです」
「ただの手続き」
「はい。中身は『E-441発生事案について、担当技師が定められた手順に従い処理を実施した』という一行です」
モリは書類を受け取った。
一行だった。イケダの言った通りの文面だった。
署名欄があった。
モリはペンを取った。
手順通りに処理した。それは本当のことだった。
署名した。
「ありがとうございます」イケダが書類を受け取った。「では今日の午前の復元が八件入っています。確認いただけますか」
「わかった」
端末を受け取った。八件の対象者情報が並んでいた。全員、デュエルによる停止。バックアップの状態は全件「良好」。手順は十七項目。
モリは最初の案件を開いた。
昼休みに、モリは食堂の端の席に座った。
食事を半分ほど食べたところで、手が止まった。
考えていたのは、カワムラの「何かが少し違う気がする」という言葉だった。
復元後の違和感は、珍しくない。バックアップの最終同期から停止までの間に経験したことは、復元後には記憶として存在しない。その「空白」が、感覚のずれとして残ることがある。カワムラの違和感はそれだと説明できる。
説明できる、が。
あの「何かが少し違う」が、自分が処理された方のカワムラだったとしたら。
照合精度は測定誤差の範囲だったかもしれない。本当の「正体」は処理された方で、残ったのは「エラー体」だったかもしれない。その場合、カワムラが感じた「違和感」は、自分が本物のカワムラではない、という感覚から来ていたかもしれない。
(かもしれない、ばかりだ)
モリは箸を置いた。
「かもしれない」で埋め尽くされた考えを、続けることに意味があるかどうかが、わからなかった。
ただ、「かもしれない」を止める方法も、なかった。
午後の最初の復元案件に入りながら、モリは一つのことを考えていた。
自分が二体になったとしたら、どちらが正体だと思うか。
照合精度が高い方が自分だ、と言えるか。
言えない気がした。
高い方も低い方も、今朝まで同じ人間だった。同じ記憶を持ち、同じ経験をして、同じ朝に停止した。照合精度の0.07パーセントの差は、停止の瞬間の偶然か、測定のタイミングか、それとも本当に意味のある差なのか。
モリには判断できない。
だが手順書は言う。高い方が正体だ。
手順書は二十年間、モリの判断を代行してきた。手順があるということは、判断しなくていい、ということだった。それがこの仕事の楽なところだった。
今日はじめて、それが楽なのではなく、見ないようにしているのかもしれない、と思った。
午後の案件が正常に完了した。
確認項目は十七。全項目を通過した個体が出口へ送られた。
何も問題はなかった。
一週間が過ぎた。
カワムラの件は報告書として処理され、センター内の記録に残り、基準委員会に送られた。基準委員会からの返答は「手順通りの処理を確認した、問題なし」だった。
問題なし、という言葉をモリは繰り返し確認した。
問題なし。
問題なし。
問題がなかったとすれば、何かが間違っていた可能性がある、という感覚はどこから来るのか。感覚が間違っているのか。それとも「問題なし」という評価が間違っているのか。
判断する基準を、モリは持っていなかった。
二十年間、手順を踏んできた。手順が基準だった。
手順の外側に何かがあるとして、それを判断するための基準を、モリは持っていなかった。
十日後の朝、モリが出勤すると、待合室にカワムラがいた。
定期経過確認の二度目だった。十日後と一か月後に設定されている。
モリは廊下で少し止まった。
昨日まで、この日が来ることを知っていた。だが廊下で止まると思っていなかった。
診察室に入った。カワムラを呼んだ。
「お疲れ様です。体の調子はどうですか」
「変わりないです。ごく普通に生活しています」
「睡眠は」
「とれています」
「食欲は」
「問題ないです」
項目を一つずつ確認した。全項目、正常だった。
「先日話していた『何かが少し違う』という感覚は、今も続いていますか」
カワムラが少し考えた。
「……いや、もうないです。あれは最初の一日か二日だけでした。今は何ともない。普通です」
「そうですか」
「復元って、毎回そういう違和感はありますか」
「個人差があります。最初の数日に感じて、その後消える方は多いです」
「そういうもんですか」
「そういうものです」
カワムラが頷いた。それ以上は聞かなかった。
最後に「何かご質問は」と聞いた。
「ないです。ありがとうございました」
カワムラが立ち上がった。椅子を軽く戻して、ドアを開けた。
「ありがとうございました」
去っていく背中を、モリは見ていた。
特に変わったところはなかった。健康な成人男性の後ろ姿だった。
(これがカワムラ・ケイイチだ)
そう言える根拠は、照合精度99.81パーセントという数値だった。
(これがカワムラ・ケイイチだ、という確認を、誰かにしてもらう方法はない)
そう言える根拠も、今のモリにはなかった。
廊下が静かだった。
午後の復元が始まった。
最初の案件は、デュエルによる停止、三十二歳の男性、バックアップの状態「良好」だった。
確認項目が十七、あった。
モリは最初の項目から始めた。
端末の数値を確認し、照合精度を測定し、神経パターンの再接続を確認した。数値は正常だった。
十七項目を順番に通過した。
全項目が完了した。
この男性は「本人」だった。測定上は。
モリは送り出しの手続きを完了した。回復室に移し、目が覚めるのを待った。
次の案件に移った。
次も、デュエルによる停止だった。四十六歳の女性。バックアップの状態「良好」。
確認項目十七。
モリは始めた。
E-441は出なかった。
この日も、翌日も、その翌日も出なかった。
出ないかもしれない。二度と出ないかもしれない。理論上の想定が一度だけ起きて、終わったかもしれない。
だがモリは、最初の確認項目を始める前に、一秒だけ画面を見る時間が生じるようになった。
以前はなかった一秒だった。
何を確認しているのかは、自分でもわからなかった。
確認して、始める。
それだけだった。
一か月後、カワムラの最後の経過確認があった。
体の状態は異常なし。精神状態も正常範囲内。違和感は完全に消えた、とカワムラは言った。
「これで最後の確認になります。以後は、何か気になることがあればいつでも来てください」
「わかりました。お世話になりました」
カワムラが頭を下げた。
モリも頭を下げた。
カワムラが出て行った。
センターのドアが閉まる音がした。
モリは記録を閉じた。
今日の午後の案件が、まだ三件残っていた。
端末を開いて、最初の案件を確認した。デュエルによる停止。バックアップの状態「良好」。照合精度の測定に入る前に、一秒間、画面を見た。
その一秒が何なのかを、モリはまだ言語化できないでいた。
言語化できないまま、始めた。
今日もここから始める。




