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Tシャツ

作者: 歌川 詩季

 何気なく、着てますが。

 Tシャツを着ようって あたまと両腕をとおすたび

 こいつはなんておひとよしなんだって いつも思う

 じぶんの内側に無遠慮にも

 顔をつっこんで 両手でまさぐってきたぼくに

 袋小路にしてとじこめるような意地悪をするどころか

 じぶんのつごうのいい 唯一の出口へと

 誘いこむことすらしないで

 あたまと両腕のぶんで みっつ

 ぼくに必要なだけの出口を

 必要な場所にちゃんとあけといてくれるなんて

 まったく おひとよしにもほどがある!


 そんなふうにあきれながらも

 だからこそ ぼくは安心して

 あたまと両腕をとおそうと

 Tシャツをかぶることができるんだ

 おひとよしってのは けっして

 わるく言ったつもりじゃあない

 拘束衣じゃ、あるまいし(笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] ああ!! この発想は無かったですっ!!
[良い点]  着てもらえないとTシャツもお出かけできませんものね。  持ちつ持たれつ! [一言]  大抵の人はまず頭から出すので。  着ている最中に長袖Tシャツの袖を結ぶイタズラをしたものです。
[一言] 拝読させていただきました。 少年の感性を感じます。
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