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その体で『男友達』は無理があるだろう!?  作者: 赤金武蔵
第3章 共に夏の思い出を──

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第72話 ダイエット宣言

「んぁ~……! ただいまー!」



 あれから無事帰路につき、みんなと分かれた後、俺と奏多は家に帰って来た。

 たった一日外泊しただけなのに、やけに長く感じたな。まあ、美少女四人と海水浴、からの雑魚寝お泊りだったんだ。長くも感じるだろう。

 さすがの奏多も疲れたらしく、玄関先で寝転んでしまった。まるで酔っ払い親父の帰宅直後だ。



「ほらほら。荷物片付けるぞ。奏多も、横になるならベッドに行きなさい」

「ぅあ~ぃ……」



 返事はするがまったく動こうとしない。だらけすぎだろう。やれやれ、しょうがないな。

 とりあえず着替えや水着は洗濯機に突っ込んで、あとはピクリとも動かないこいつを部屋に運ぶか。

 体と足裏に腕を突っ込み、いわゆるお姫様抱っこで持ち上げる。ん? ちょっと重くなったか? ……気のせいかな。俺も疲れてるし、力が入らないんだろう。

 持ち上げられた奏多は薄眼を開け、俺の首に抱き着いてくる。



「奏多?」

「……やっと2人きりだね」

「あ……あー、そうだな」



 奏多の言葉に、心臓が高鳴る。意識しだすと、匂いや密着している体の柔らかさを感じて……ん? ……んん~?



「京水、どうしたの? なんか手つきがいやらしいけど……エッチなことしたくなっちゃった?」

「いや……気のせいかも。忘れてくれ」

「な、何さ。そんな風に言われると気になるじゃないか。ぼくらの間に秘密は無しだぜ?」



 う、うん。そう言うなら……。



「……太った?」

「!?」



 あ、固まった。

 急に暴れて俺の腕の中から飛び出すと、脱衣所に向かい扉を閉め、中からごそごそ、ばたばたと音が聞こえてくる。

 待つこと数秒。ゆっくり扉が開き、奏多が顔だけ覗かせた。恥ずかしそうに顔を真っ赤にし、目が少し潤んでいる。



「……この世にぼくの比率が増えて嬉しいでしょ?」

「太ったんだな」

「うぐ。まだっ、まだ大丈夫! 四捨五入すればまだゼロキロだから!」

「4キロ太ったんだな」

「うぎゃっ」



 その場にへなへなと崩れ落ち、座り込んでしまった。



「毎日太るもの食べてないし、量も調整してるはず……まさかとは思うけど、俺の目を盗んでお菓子とか食ってないよな」

「…………」

「……奏多ちゃん?」

「だ、だって、ご飯食べたらアイスとかクッキーとか食べたくなるじゃんか! 食後のでぜーとはマストでしょ!?」

「それだけじゃないよな?」

「……起きてきて夜食にカップ麺を……」



 アウト。そりゃ太るわ。

 でも……正直奏多は、胸やお尻は年齢にそぐわぬ発達をしているが、お腹周りはもうちょっと肉があったもいいんじゃないかと思っていた。それに、傍から見ると全然太ったように見えない。むしろさっき抱き締めた時は、抱き心地が良くて興奮したというか……。

 けど奏多自身はかなり気にしているようで、自分の体を抱き締めてうなだれてしまった。



「ぐぅ……よ、よし! ぼく、ダイエットする!」

「え」



 だ、ダイエット? 正気か?

 奏多は立ち上がり、やる気に満ちた顔で拳を握る。



「このままじゃダメだ! ぶくぶくと太って、京水に抱いてもらえなくなる! そんなのは考えたくない!」

「俺基準なのか」

「もちろん! 大好きな人に拒否られるほど悲しいことはないよ!」



 そう言ってもらえると悪い気はしない。でも、太ったくらいで俺の奏多への愛が冷めると思ったら大間違いだ。……そりゃあ、外国の番組でよく見る、太りすぎて自力歩行困難くらい太ったら考えちゃうけどさ。



「そうと決まったら、早速情報を集めなきゃねっ。京水、手伝って」

「偉いな。極端に飯を減らすとかするのかと思った」

「アメリカにいた時、それでぶっ倒れて緊急入院した友達を見て来たからね。ご飯だけ抜くダイエット、ダメ絶対」



 おぉ、奏多が本気だ。本気でダイエットに取り組むつもりだ。



「なら、俺は全力でサポートするかな。飯関係は任せろ」

「毎日食べても飽きない、美味しいダイエット食希望。僕は運動にフォーカスするから」

「俺のハードルばか高くない??」

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