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51. 森の精霊さん、カーランド王国に戻る

 

 なんか知らんが、エルフ王国で温泉施設を作り、酒池肉林パーティーをやって、俺とシロはカーランド王国に帰って来た。

 本当に、何しに行ったんだろう?エルフ王国に招待された筈なのに、自分がやりたい事だけして帰って来てしまった。


 でもって、アオは、暫く、エルフ王国に滞在するらしい。

 エルフって、どうやら青カンする風習があるらしく、覗きが大好きなアオにとって、エルフ王国は天国みたい。

(完全に、森の精霊さんの勘違い。青カンが流行ってしまったのは、森の精霊さんの温泉施設が原因)


 アオって、放火と覗きが大好きなゲスい聖獣なんだよね。本当にヤバいでしょ。

 同じ聖獣でも、真面目な銀を見習って欲しいよ。


 とか思いながら、久しぶりのカーランド王都。取り敢えず、久しぶりに冒険者ギルドに行ってみる事にする。


「よお! 暫く見てなかったが、精霊様、どこに行ってたんだ?」


 相変わらず、バーカウンターに居るハゲのオッサンが話し掛けてくる。


「ちょっと、エルフ王国までな。奴らに、カーランド王国でハーフエルフやクゥオーターエルフを差別すんな!って、叱ってきてやったぜ!」


「ほ……本当かよ?もしかして、それって俺の為か?」


 ハゲのオッサンは、結構、エルフ王国出身のエルフに嫌がらせをされていた。

 まあ、最近は収まってたみたいだが、差別というのは、中々根深いものなのだ。


「お前の為じゃねーやい!ただ、ムカついたから、エルフ王国に乗り込んでやっただけだい!」


 俺は、全くそんな話自体してないけど、ハゲのオッサンに乗っかってみた。

 森の精霊さんは、感謝されるのが大好きなのである。


「精霊様……ありがとよ。コレ、俺からの奢りな」


 ハゲのオッサンは涙ぐみながら、ジョッキに並々のミルクを注ぎ、ドン!と、俺の目の前に置いた。


「酒じゃねーのかよ!ここは、バーボンダブルを出す所じゃねーのかよ!」


 古いアメリカ映画に被れてる俺は、ハゲのオッサンに文句を言う。


「というか、精霊様、メチャクチャ酒弱えーだろ?」


「俺って、ヤッパリ、酒弱かったの?」


「間違いなく弱いな」


「俺、酒飲むと、いつも途中から記憶が無くなってて、イマイチ分かんなかったんだよね」


「それが、弱えーてんだよ!」


 俺は、今日、初めて自分が酒が弱い事に気付かされた。

(実際は、酒は弱くない。どちらかと言うと酒豪。森の精霊さんの体は小さく、森の精霊さんにとって、ジョッキ1杯が、樽1つと同等の量になる事に、全く気付いてない)


 なんか、やはり、タメ口で話せるハゲのオッサンとの会話は楽しい。

 正直、ハイエルフやエルフとの会話って肩が凝るんだよね。

 まあ、王様というか、神様気分が味わえるのは嬉しいが、それが毎日となるとつまんなくなってしまう。


 周りがYESマンばかりだと、俺自身も成長しないし、レベルが上がんないし。


 てな感じで、今日は、大好きなレベル上げをする為にダンジョンに籠る事に決めた。


 もう、軽く攻略してる初級者の森のダンジョンではレベル上げは無理なのでは?


 ノンノン。まあ、冒険者達に解放してる50階層まででは、俺のレベルを上げるのは不可能だが、51階層からなら可能なのだよ。

 なにせ俺は、初級者の森のダンジョンマスター。しかもLv.99でカンストしてるから、もの凄~く強い魔物も配置できちゃうのである。


 実際、マリンなどは暇を見つけて、51階層以上の階層でレベル上げ続けてるし、なんか最近、賢者になってた気が……


 なので、俺の実力にあった魔物を、ちゃんと配置してるから大丈夫!


 ドラ〇エ名物レベル上げは、最早、俺のアイデンティティ。どれだけ強くなったとしても、止める事など出来ないのだ。


 因みに、今の俺に付いてこれるのは、俺自身だけなので、1人でダンジョンに籠る。

 例え、四天王のシロやクロであっても、俺には付いてこれない。

 まあ、不死身のアオは付いてこれるかもしれないけど、戦力にならないから要らないし。


 そして、新たについた職業は、ゴットハンド。

 この世界では、パラディンとバトルマスターををカンストしてないとなれない、超絶レアな職業なのだ。今回の目標は、この新たについたゴットハンドをカンストする事。


 メラメラと、俺のドラ〇エ魂が燃えてくる。


 ドラ〇エとは、レベル上げに始まりレゲエ上げで終わる。

 ラスボス倒した後も、暫く、レベル上げを続けるのが俺のスタイル。

 そして、メチャクチャレベル上げをして、軽くラスボスを倒す事が出来るようになって、やっと、そのドラ〇エシリーズを終える事が出来るのだ。


 なので、俺のレベル上げの戦いは終わらない。ゴットハンドは上級職なので、多分、カンストさせるのに1ヶ月は掛かってしまうと思うが、なんら問題無い。

 それこそが、俺の求めてるものであり、ドラ〇エ道なのである。


 因みに、ドラ〇エ上級者である俺は、魔法攻撃禁止、物理攻撃だけで、しかも人差し指だけしか使わなくてカンストを目指していたりする。


 そもそも俺は、ドラ〇エ5までしかやった事がないので、ゴットハンドとか言う新しい職業とか、全く知らないのだ。


 多分、名前からして、指圧して回復とかする職業だと思われる。簡単に言うとマッサージ師だろう。

 俺は、ゴットハンドという職業が、ゴッドフィンガーと似てる名前なので、手マ〇が上手くなる隠れスキルが有ると踏んでいたりする。


 しかも、攻撃系であるパラディンとバトルマスターという2つ職業を極めないとなれない職業なので、勿論、攻撃系のスキルとかも絶対にある筈なのだ。


 そして、その攻撃スキルというのが、多分なのだが、俺は、秘孔だと踏んでいる。

 北斗〇拳とかの、あの秘孔である。


 秘孔を突いて、ヒデブ~! アベシ~!を、やりたいと、俺は思っているのだ。

 その為に、俺は人差し指を鍛える事を思いついた。


 俺は、自分を追い詰めるドM。

 苦行であるドラ〇エのレベル上げ好きは、全員ドMなのだ。

 多分、ドMのドは、ドラ〇エのドだと思うしね!


 てな訳で手始めに、熱した砂の中に人差し指を、ウオリャー!と、何万回も突いて、人差し指を鍛える訓練を始める事にした。


 ん?魔物は倒さないのかって?

 まずは、両人差し指を鍛えてからに決まってるよね。


 俺は、少林寺の映画も見た事あるのだ。なんか知らんが、少林寺拳法って、指とか頭とかチ〇コとか、直接アホみたいに叩いて鍛える訓練あるでしょ?それですよ!


 熱した砂の修行が終わった後は、鉄板を突いてみようかと思ってるし、それが終わったら、毒手ならぬ、毒人差し指を作ってもいいかも。毒の中に、ウギャー!と指を入れて毒人差し指にするのだ。何かのマンガで読んだ事あるから、絶対に出来る筈。


 そんなしょうもない妄想をしながら、森の精霊さんが、初級者のダンジョンに籠り、レベル上げを始めようとしてた頃、

 ローランド帝国では、宰相ガンマ・ロールスを中心として、ある動きが行われていた。


 そう、劣勢なカーランド王国との戦争を打開する為に、勇者召喚が行われたのである。


 ーーー


 ここまで読んで下さり、ありがとうございます。


 森の精霊さんは、どうやら北斗〇拳の秘孔を極めたいと思ってるみたいです。

 ですが、森の精霊さんは気付いてません。

 森の精霊さんは、人の頭ぐらいの大きさ、指の長さも短いので、多分、秘孔の場所まで届かないでしょう。


 面白かったら、復活の呪文【ブックマーク】か、☆☆☆☆を押してくれたら嬉しく思います。

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