31. 白鯨?
マリンとシロが帰って来たので、俺達は冒険者ギルドに帰る。
【合計、2万ゴルなのにゃ。冒険者パーティーとして登録すると、1パーセント買取り価格がアップするので、お得なのにゃ】
ドロップアイテムの買取りをお願いしてたら、受付嬢のミーナが、お得情報を教えてくれた。
「ありがちな奴だな」
俺は、冒険者ギルドあるあるに納得する。
「そしたら、冒険者パーティーの名前は、白鯨で決定ですね!」
白色好きなシロが、勝手に、冒険者パーティーの名前を決めようとする。
「いや、まてまて、ここは『森の精霊さんと仲間達』だろ!」
俺は、すぐに反論する。
「いえいえ、やっぱり、『白鯨』ですよ!名前からも、雄大さと力強さを醸し出してますし!」
「『森の精霊さんと仲間達』だって、可愛らしい名前だろうが!」
「やっぱりパーティー名は、強そうな名前が鉄板なんです!
白鯨がダメなら、白熊ですね!白熊も強そうです!」
「そしたら、普通の『熊』でいいんじゃないか?」
「僕は、白色大好きだから、白は必要なんですよ!」
「そんなのお前の勝手だろ!だったら、パーティーメンバーで多数決だ!」
という訳で、セリカ姫とマリンに意見を聞くと、セリカ姫は、『森の精霊さんと仲間達』を、物凄く気に入り、マリンは、『神である森の精霊様が率いる下僕達』が、良いのではと言い出した。
マリンの意見は、即却下。俺は可愛らしい森の精霊さんなのだ。
変なパーティー名を付けられてしまったら、俺のイメージが崩れる。
俺は、冒険者のお姉さん達のマスコット的な、可愛がられる立ち位置を目指してるんだから。
てな訳で、俺とセリカ姫の2票が入り、俺達のパーティー名は『森の精霊さんと仲間達』に、正式決定したのであった。
本当に、ほのぼのしてて良い名前である。
このパーティー名で、俺の好感度爆上がりする事も、間違い無いであろう。
でもって、そのまま冒険者ギルドで打ち上げである。
パーティーメンバーと打ち上げ。これも異世界に来て、やりたかった事の1つである。
「今迄、森で引きこもってたから、出来なかったんだよね。
こんな風に、冒険者パーティーで、どんちゃん騒ぎしたかったんだよ」
俺は、ウキウキ気分で、ハゲのオッサンに、エール4杯と、おつまみを適当に見繕ってもらう。
そして、こちらの世界の乾杯の挨拶。イタリアではお馴染みの言葉。
【チンチン!】
日本語では卑猥な言葉だが、この世界では、イタリア同様、乾杯の挨拶なのである。
【【チンチン!】】
お姫様であるセリカ姫も、チンチンと絶叫。
これが聞きたかった。
俺は、由緒正しい正統派お嬢様にチンチンと言わせて興奮しちゃうのだ。
「くっはー!お姫様にチンチン言わせて飲む、冷えたエールは格別だぜ!」
「神である森の精霊様の思考は、我々凡人の人智を越えてます」
マリンが、何か難しい古代エルフ語を使っている。この子は、やはり天才かもしれない。
思考とか人智とか、日本語覚えたて子供は、絶対に使えないし。
ただ、何か、バカにされてる気もするが気にしない。
なにせ、今は飲み会なのだ!飲み会は無礼講が当たり前!
俺は、酔っ払ったフリして、マリンの胸の谷間に潜りこむ。
「無礼講、最高!!」
マリンは、眼鏡を両手でクイクイさせる。
やはり、マリンは分かってる。
眼鏡を両手でクイクイさせると、その動きが、そのままオ〇パイパフパフの動きになるのだ。
自然の流れで、オ〇パイパフパフしてくれるとは……眼鏡をクイクイさせる動きが、あまりに自然だから、誰にもオ〇パイパフパフされてるようには見えない。
「マショマロフワフワパフパフ。体が、とろけてしまう~」
俺の体は、精霊体で、体の全てが性感帯だから、感じ方が男のそれとは違うのである。
やべ~。酔いと気持ちよさで、昇天しそう……
俺が、昇天しそうな直前の所で、エルフのお姉さん冒険者がやって来て、俺をマリンの胸の谷間から救ってくれた。
そしてそのまま、エルフのお姉さん軍団が飲んでたテーブルに連れてかれて、俺を自分の胸の谷間に入れてくれる。
これは、一体何なのだ?
俺は、何がなんだか分からない。
そう、森の精霊さんは、昨日、ギルドの女冒険者達とオ〇パイパフパフ大会をやってた事を、酔っ払ってベロベロになってたので、全く覚えてなかったのである。
ここに居る冒険者達、全員が、森の精霊さんがオ〇パイ星人だと知っていたりする。
しかも、森の精霊さんは、少し胸が出ていて、女の子にも見えなくも無いので、冒険者の女の子達は、躊躇なく胸の谷間に入れてくれるのであった。
可愛いマスコットを、胸の谷間に入れるような感覚で。
「ウッヒョー!極楽~」
「精霊様。私の胸の谷間はどうですか?」
エルフのお姉さんが、俺に感想を聞いてくる。
エルフは、古代エルフ語が分かってしまうので、俺がゲスい事を考えてる事を、全部分かった上で、胸の谷間に入れくれているのだ。
エルフ族は、精霊信仰が物凄すぎて、俺の言葉を神の言葉と勘違いしてる節があり、何でも俺の事を肯定してくれるのである。
だがしかし、エルフの胸の谷間は、パフパフするには全く適していない。
エルフは基本、超絶美形なのだが、残念な事に胸が平ペったいのである。
「ま……まあまあだな……」
俺は、取り敢えず、言葉を濁しておく。
パイ乙が、小さ過ぎるんだよ!とは、思ってても言わない。
何故なら、俺はチッパイも好きだから。
だがしかし、パフパフするには適してないという話で、出来ればチュパチュパはしてみたかったりする。
物凄く美形のお姉さんのサクランボをチュパチュパしたいのだが、それをしてしまったら、もう俺は、この冒険者ギルドでのマスコット的立ち位置は無くなってしまう。
チュパチュパしたい。でも出来ない。
勿論、エルフのお姉さんは、喜んでチュパチュパを受け入れてくれるだろう。
なにせ、エルフだし。
エルフの中で、高貴な血筋のハイエルフのリーフだったとしても、俺がチュパチュパしたいと言ったら受け入れてくれるだろう。リーフは男だけど。
まあ、リーフの場合は悶絶して失神してしまうと思うけどね。
ほら、俺って、可愛らしいから。
そんで考えあぐねた結果、スカスカの胸の谷間から、ズリ落ちそうになる素振りをして、羽根を高速でパタパタさせて、平ペったい胸の頂点にあるサクランボを、超高速で刺激してやったのだ。
「精霊様あぁぁぁああぁぁ……そんなに羽根をばたつかせたらぁぁああぁぁぁ……イッちゃいますぅぅぅ……」
何処に行くのか知らんけど。エルフのお姉さんは、その場で失神してしまった。
俺は知らんよ。あくまで不可抗力。ズリ落ちそうになったから、羽根をばたつかせただけ。決して、エロくはない。(間違い無くR15に抑えてる筈)
だって、俺って、純粋無垢な森の精霊さんだぜ。ナニもアソコも無いから、決してエロい事など出来ないからね。
だがしかし、俺と、エルフのお姉さんとの行為を見ていた、他のエルフ女子達がざわめき始める。
そして、エルフのお姉さん達による、俺の取り合いが始まったのであった。
実は、カーランド王国って、エルフが多いんだよね。
ハゲのオッサンとか、オットンとか、エルフ族のハーフとかクゥォーターとかも結構居るし。
まあ、カーランド王国がハイエルフが住む、魔の森の隣という事もあるのだけど、それにしても多い。
まあ、カーランド王国って、この世界では珍しい差別が無い国家で、自由過ぎる国だからかもしれないけど。
よくある国家って、1つの宗教を信仰するけど、カーランド王国は宗教の自由が確立されているのだ。
エルフの血筋の者は、精霊教。獣人族は、それぞれの種族の宗教。人間も3つか4つほど宗教があったりする。
そんでもって、必然的に、自由を求める変わり者のエルフが、カーランド王国に来るという訳だ。
エルフって、本来は排他的な種族だから。
本来は、人間を下等な種族だと思ってる。
まあ、魔の森のハイエルフの集落側の森の外には、エルフの国もあるみたいだが、そっちは、完全、精霊を祀る精霊教の国。
しかも、ハーフエルフも排斥されてるらしい。
一方、カーランド王国に来るエルフ達は、自由を持てめてくるエルフ達なので、ハーフエルフも気にしない。
というか、カーランド王国に来たエルフ達が、人族や獣人族とヤリまくって産まれた子達なので、家族として、普通に接しているのだ。
簡単に言うと、カーランド王国に来てるエルフ達は、フリーS〇Xを求めてやってきたエルフ達とも言える。
まあ、人型の人種なら、色んな種族とヤッてみたいよね。
日本人でも、西欧人や色んな人種の人とヤッてみたいと思うし。
簡単に言うと、カーランド王国に居るエルフ達は、性に対してとても大らかなのだ。
多分、分別すると、エロフという種族なのかもしれない。
てな訳で、俺の羽根により、失神させられたエルフのお姉さんを見て、エロフの血が騒ぎ出してしまったのだろう。
ヤッパリ、エロフはヤバい。女のエロフだけじゃなく、いつの間にか男のエロフ達も俺を取り合うバトルに参加してるし。
俺は、絶対に男の胸の谷間になんか入らないんだから。
とか、やってると、シロが来て、普通に俺を自分の胸の谷間に入れてしまった。
そして、シロは、エルフ達を睨み付ける。
額に隠れる魔眼を使っていないが、エルフ達は大人しくなる。
エルフ達は、シロの正体がアラクネだと気付いてないが、本能的にシロの事を恐れているのだ。
そう、シロにとって、魔の森のハイエルフは餌だったのである。
俺に出会う前までは、ハイエルフを主食にしてたと言ってたし。
俺に注意されてから、人型の魔物やハイエルフは食べなくなった。
そんな事を、知ってか知らずか、エルフ達は、シロの事を相当ビビっている。
シロは、ステータスを改ざんして、弱くみせてるというのに、それでも、絶対にシロには逆らってはいけないと、エルフのDNAに深く刻まれているのだった。
ーーー
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
どうやら、シロの主食は、ハイエルフだったみたいです。
多分、昔から白い色に憧れて、真っ白な肌を持つハイエルフを好んで食べていたのでしょう。
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