第58話 第十章【ホラー】トンネルの待ち人#3
ぽち『皆さんこんばんは、ぽちです。ねぇ・・・涼しい通り越して最近寒くない?まじさぁ、春と秋どこに行った?』
白夜「消えましたwww」
ぽち『最悪・・・本当・・・戻って来いヤァ!!』
白夜「誰に言っているんだよwwwそれより今日のお話は?」
ぽち『はいはい、今日も先日の続きです。最近一か月に一回の更新でごめんなさいね。
それでは皆さん、こんな話はいかがですか?』
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
真由美と変な感じになってしまい、私は内心モヤモヤしていました。
授業中も真由美が気になってしまいました。
授業が終わると、真っ先に真由美の所に行きました。
『あ、真由・・・・』
声を掛けた瞬間に睨まれて、
「行こっ!!」
無視をされてしまいました。私はバツが悪くなりました。
もう一人の友達、奈央子に肩を叩かれました。
「真由美の頭が冷えるまでちょっと距離置こうか。」
『うん・・・。そう言えば、最近痴漢が出るって聞いたんだけど、奈央子は平気?』
「うん、平気。あぁ、心んとこトンネルがあるもんね。ちょっと暗いし。
怖いよね。」
『うん・・・私ね、その子に後であったら痴漢が出る事言わないと。いつもトンネルの出口の所にいるんだよねその子。』
「そっか・・・。ねぇ、私はさ、その子の事見たことないし知らないんだけど・・・。人間なんだよね・・・?」
『人間だよ!!私いつもお菓子渡してるんだけど、ちゃんと手触れるし!!温かいし!!』
「手触れるんなら幽霊じゃないよね。」
『うん!!』
そう、彼女は幽霊じゃない。私はそう言いたかっただけなのだ。私も言い方が悪かったのかな・・・?
真由美と喧嘩みたいになってしまい、しばらくは真由美と距離を置く感じになってしまいました。
モヤモヤしているうちにまた次の日、別のクラスの子が話しているのを聞いてしまいました。
「ねぇ、昨日さ、茶髪の女にトンネルで追いかけまわされたんだけど・・・超怖い・・・。」
『・・・・・!!』
何を理由にあの子がそんなことをしているのか分からなかった。挙句の果てには先生に言っている子も出てきました。
私は、今日の夜部活があったので、帰りが少し遅くなりました。
あのトンネルを歩いていると・・・。
『あ・・・。』
あの女の子がいました。私は意を決して彼女に近づきました。
『ねぇ、うちの学校の子このトンネル内で追いかけまわしているって本当?どうしてこんなことするの?』
私は彼女に問いかけました。だけど、彼女はうつむいたまま何も喋りません。
『ねぇ、答えて!!』
そう言った瞬間、彼女は顔を上げた。
「早くここから離れて!!」
トンネル内だからか、彼女の声がすごい響きました。すると、ドンと押されました。
『な・・・!?』
「早くここから離れて家に帰って!!早く!!」
彼女がそう叫ぶと、私はわけが分らないまま、逃げるようにそのトンネル内を走って出て行きました。
『な、なんなのよ・・・!!』
少し、怒りながら帰りました。
『なによ、いつもお菓子あげてるのにあんな態度・・・!!』
彼女が何故いきなりあんなに怒ったのかわかりません。おかげで、私はまた彼女に不審者が出ることを教えるのを忘れてしまいました。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ぽち『はい、今日はここまでです・・・。もしや、この女の子、痴漢が出る事知っているのかな?
だから主人公にこのトンネルから離れるように言ったのかな。と、私は推測しております。』
白夜「まぁ、トンネルなんて不審者にしてみれば格好の犯罪可能場所だもんね。怖いな本当。」
ぽち『この女の子は主人公に伝えたいことはとりあえず夜遅くに暗いトンネル歩くなって事なのかな。
何であれ、夜遅くに暗い道を通るのは特に女の子は厳禁ですよね。
そして、この茶髪の女の子は本物の人間なのか、はたまた・・・・?
その続きはまた次回に・・・。それでは皆さん、おやすみなさい。』
第58話/END




