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Good Nigtmare  作者: ぽち
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第57話 第十章【ホラー】トンネルの待ち人#2

 ぽち『皆さんこんばんは、ぽちです。最近、やっと涼しくなってきましたね。

 もう・・・今年の夏は地獄でした・・・。もう嫌になります。』


 白夜「本当、今年も灼熱地獄だったね。死ぬほど暑かった。」


 ぽち『夏が嫌いになりそう。もう九月も終わるのにまだまだ暑かったもんね。

 そして私昨日久々にクーラーつけないで寝れたもん。』


 白夜「秋が近づいてきているんだね。さて、今日のお話は?」


 ぽち『はい、今日も先日のお話の続きですよ。皆さん、こんなお話はいかがですか?』

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 私は部活もやっていて、もう少しで夏の大会が始まるため、最近は夜遅くまで部活を行っていました。


 部活でくたくたになって帰ってきた私は、いつものトンネルに何故か通らずに帰っていました。

 いつ、家に帰ってきたか若干忘れています。


 「おかえりー。ご飯できてるよー。」


 母がそう言って、私に声を掛けました。


 「あんたあのトンネル通ってないわよね?」


 母がご飯をよそいながら私に話しかけました。


 『え~朝は通ってるよ?学校近道だもん。』


 「もう!!まぁ、朝は不審者いないかもしれないけど・・・気をつけなさいよ。」


 『は~い。』


 最近、私の近所で不審者が出るという情報が多発していたから母があのトンネルを通るなと毎日うるさく言われているんです。


 『でも、私なんて別に可愛くないから襲われないと思うよ!!』


 「馬鹿!!不審者・・・および痴漢っていうのはね、自分の性欲を満たすためなら誰でもいいの!!


 たとえあんたみたいなぶっちゃいくでもね!!」


 『ひっどwww』


 そんな会話を母としていた。


 『あ・・・・。』


 私はふと毎朝会っているあの同い年位の女子生徒の女の子がいるのを思い出しました。


 『お母さん、あのね毎朝あのトンネルで会う女の子がいるの!!あの子にもその事伝えなきゃ!!』


 「そんな子がいるの?そうね、朝でも危ないから伝えなさい。同じ学校の子?」


 『え・・・あ、いや・・・あの制服は・・もう一つのあのトンネル出た山道に高校あるよね?

 女子高の!!』


 「あぁ・・・可愛い制服のとこよね。」


 『そう、その子トンネルを出たところでいつもいるんだよね。』


 「じゃあ、伝えなさいね。」


 『うん・・・。』


 そして、次の日・・・。私はいつも通りトンネルの方を歩いて投稿しました。


 すると、あの女の子がいました。


 『あ、おはよう!!』


 私は彼女に手を振りました。


 『今日ね、ちょっと高級なチョコあるの!!食べるでしょ?』


 私は彼女ににこにこしながらチョコを渡した。そして再度確認するように私は彼女の手を握った。


 ・・・うん。人と同じ、暖かい手だ。


 『食べてね。じゃあ、私学校行くね!!』


 笑顔で私は彼女に手を振って、自分は学校に行った。その時、私はちらりと彼女の方を見た。彼女はじっと私を見ていた。私が多分、姿が見えなくなるまで・・・・。


 そんな日を何日か過ごしていた。毎日毎日私は彼女にお菓子をあげてから学校に登校していました。


 そしてとある日・・・友達が顔を青ざめながら教室に入ってきました。


 「ねぇ!!」


 友達の真由美だ。


 「なに、まゆ。どうしたの?」


 他の友達が真由美に訊いてきた。


 「昨日さ・・・、心の家の近くにあるトンネル通ったんだけど・・・、追いかけまわされたの!!」


 『え、痴漢でもあった!?』


 私は驚いて目を見開いた。


 「違う!!」


 真由美はそう言って私の方に顔を向けた。


 「昨日心の家の近くのトンネル通ったんだけど・・・あ、親にさ買い物頼まれて、心の近く業務スーパーあるじゃん?

 そこで買い物頼まれたから行ったんだけど、あのトンネル通ったんだよね。

 そしたら・・・追いかけまわされたの!!あの茶髪の女に!!」


 『は!?』


 私は驚いて大きな声を出した。


 「ねぇ、あの女絶対にお化けだよ!!めっちゃ怖い思いしたんだけど!」


 『ちょ、ちょっと待ってあの子がそんな事するわけないじゃん・・・。痴漢が出たとかじゃないの?』


 「違う!!あの茶髪の女が絶対にやった!!」


 真由美は目をひん剥いて私に言った。その勢いに私は何も言えなくなってしまった。


 その後真由美が私を軽蔑したような目で見はじめた。


 「私の事・・・信じないんだ・・・。」


 『え、ちが・・・・。』


 「最低。」


 まるで真由美は私を睨みつけて自分の席に着いた。他の友達たちも少し苦笑をして、一人は真由美のところへ、もう一人の友達は私に話しかけてくれた。


 「なんか・・・真由美・・・変じゃない?」


 『う、うん・・・。』


 多分、私が真由美のいう事をちゃんと信じなかったから怒ったんだと思いました。私は真由美に謝ろうとしましたが、先生が来てしまって、謝れなかったです・・・。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 ぽち『はい、今日はここまでです・・・。なんか不穏な空気になってしまいました。あの茶髪の女の子が真由美に何かしたのでしょうか?

 だとしたら、目的は何でしょう?


 いきなり難問が降りかかりましたね。この事実はまた後日に・・・。


 それでは皆さん、おやすみなさい。』


 第57話/END

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