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Good Nigtmare  作者: ぽち
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第52話 第九章【夏のホラー2025】井戸の底から#2

 ぽち『皆さんこんばんは、ぽちです。最近暑すぎて死にそうなんですけど・・・・。』


 白夜「本当暑い・・・。飲み物の摂取量やばい・・・。」


 ぽち『なんかさぁ、もう暑ければ体を冷やす機能、寒ければ温める機能が人間にあればいいのにね・・・。』


 白夜「それマジでほしい・・・。どうにかしてよ・・・。」


 ぽち『白狐さん毛皮もあるから超暑そうですね・・・。一層アナ雪のエルサみたいに雪とか氷を自由自在に操れたら夏も楽しそうなのに・・・。』


 白夜「あんた魔法とか好きだよね。」


 ぽち『漫画のキャラ、ジークハルト様みたいに火とか水とかを魔法で出せたらいいなって思ったことある。だから、ポケモンも好き。』


 白夜「ははは、でも今日はホラーでしょ?」


 ぽち『そうでした・・・夏のホラー2025のお話です。テーマは水!!水の呼吸・・・。』


 白夜「違う話になってるやんけwww」


 ぽち『wwwすみません(笑)それでは皆さん、こんな話はいかがですか?』

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 今日も同じ夢だ。同じ場所で井戸がある・・・。


 今日もずっと井戸が目の前にある夢だけだ・・・。それ以外、何も変わりない夢だった。


 『なんか・・・毎日同じ夢だと疲れるな・・・。』


 俺は、頭を掻きながらベッドから起き上がった。最近、この夢を見始めた日から体が重いんだ・・・。


 俺は少し背筋がゾクッとした。


 『なんなんだよ・・・クソ・・・。』


 俺は舌打ちをして、コップを取り出し水を飲んだ。


 今日も仕事・・・。このクソ暑い中、うるせぇ生徒たちの相手をしてるんだ・・・・。ボーナス奮発してほしいくらいだぜ・・・。


 俺はとある進学校と言われている女子高で教師をしている。現在、夏休み。夏休みと言っても、進学校だから夏期講習みたいなこともしていて、生徒たちの勉強を今日も見ていることになっている。


 今日もその夏期講習の日だ。


 実は、最近うちの生徒が三人ほど、行方不明になっているのだ。だから、本来ならば夕方まである講習は今年はその女子生徒が行方不明という事もあって午前中までとなっていた。


 そして、俺はその女子生徒がいなくなってから、この井戸の夢をよく見るようになっていた。


 見たことあるような井戸だが・・・覚えがない。


 『はぁー・・・意味が分かんね。』


 そう言って、俺は着替えた。同じような夢をこうも何日も続けてみるのは、とても疲れるんだという事がよく分かった・・・。


 俺は、朝ご飯はトーストを焼いて、目玉焼きを作った。スープはカップスープだ。朝、昼、夜ご飯はしっかり三食食べるようにしている。


 しっかりご飯を食べれば肌ツヤいいし、モテるしな。


 ただ、最近すごい暑い・・・。夏だから仕方ないのだが、異常な暑さのはずだ。みんな暑い暑いって言って片手に扇風機やったりしているのだが・・・。俺はなんだか変な汗をすごいかいていた。


 暑い汗とかではなく・・。なんて説明をしたらいいのか分からない・・・。


 とにかく、こういった体の不調が俺には最近多かった。しっかり三食食べているのに今まで肌ツヤよかったのに最近はニキビが出てきたり、染みみたいなのも出てきた。


 俺、まだ三十だよ?何でこんなことが起こっているんだ?


 これも・・・あ、いや・・・関係ない・・・関係ないよな・・・。


 「先生~おはよう!!」


 『おぉ~・・・。』


 生徒に挨拶されても上の空だ。


 「北村先生・・・。」


 呼ばれて振り向くと、校長がいた。

 

 『あぁ・・・おはようございます・・・。』


 「あの・・・伊野尾さんのご両親が・・・。」


 『は?』


 「伊野尾千賀子さんの親御さんが来ています・・・。」


 『え?何で俺に?俺宛に?』


 「何でって・・・北村先生は担任でしょ?彼女の・・・。」


 『警察の仕事じゃん・・・。』


 俺はボソッと言った。


 「なんですって?」


 『いいえ、なにも・・・。』


 俺は少し聞こえない程度に舌打ちをして、伊野尾の両親に会いに行った。


 「先生・・・娘は・・・・娘はまだ見つからないんですか!?」


 毎日のように俺にこの伊野尾の母親は会いに来た・・・。


 『お、俺・・・警察じゃないんで・・・。警察には届を出したんですよね?連絡がくるまで待っていたほうがいいのでは・・・?』


 俺は間違った事を言っているつもりはない。だけど、それを言うたびに伊野尾の親に睨まれてしまうんだ。


 『し、失礼します・・・。』


 俺は逃げるように伊野尾の親から離れた。


 『なんなんだよ・・・。』


 俺はまた軽く舌打ちをした。その日はこの親のせいで気分最悪だ。四六時中イラついていた。


 「ねぇ、北村っちどうしたの?機嫌悪いじゃーん。」


 俺に寄り添ってきた女が一人。俺の胸板を撫でるように触ってきた。俺はニヤリと笑った。


 『大丈夫だよ・・・。』


 そして、その女とはそのまま朝までベッドの中で一緒に過ごした。


 その日も女と寝た後も同じ夢を見た。目の前には井戸。変わったことと言えば、井戸から水の音がぴちゃ・・・ぴちゃ・・・と、聞こえてきた。


 その井戸から少し、水が浮いてぴちゃっと水滴が流れる音が聞こえた、ただそれだけだった。俺はまたそれで、目が覚めた。


 『なんなんだよ・・・。』


 携帯を見ると、午前三時。まだ全然寝ている時間だ。すると、シャワー室からシャワーの音が聞こえた。


 『なんだ・・・こんな時間にシャワーかよ?』


 そう言って、俺はベッドに手をつくと、ドキッとした。


 恐る恐る横を見ると、女は裸で俺の横で寝ていた。


 『・・・は?』


 何でいるんだ・・・?意味が分からない。じゃあ・・・シャワーの音は何だ?


 ドアの近くまで行ってみると、人影もある・・・。影はしっかり動いていた・・・。


 一気に不気味に感じた。俺は浴室のドアに手をやって、思いっきりドアを開けた。


 『誰だ!?』


 目の前には止め忘れたシャワーが流れているだけだった。人の気配もなければ、そこに人もいなかった。


 ただただシャワーだけが流れていた。


 『は・・・・?だってさっきまでそこに・・・。』


 俺は、頭が混乱した。


 「なに大きな声出して~・・・。」


 女が後ろから声をかけてきた。俺は、急いでシャワーを止めて女の元へ行った。


 『な、何でもねぇよ!!』


 そう言って、俺はまた女とベッドにしけこんだ。


 しっかり止めたはずなのに・・・シャワーからぴちゃっ・・・ぴちゃっとことを終えて寝始めてから水滴が落ちる音が聞こえてきたが、俺はその日は気にしなかった・・・。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 ぽち『はい・・・今日はここまでです・・・っていうか、何こいつ。は?』


 白夜「とりあえず、水が関係してきたね・・・。」


 ぽち『まぁ、テーマですから。ていうか、女はこれ絶対に彼女とかではないよね?』


 白夜「遊びの女って事?まさかさぁ・・・いなくなった生徒関係してないよね?」


 ぽち『・・・・・・・う~~ん・・・。生徒確か、三人行方不明なんだよね・・・。えぇ~~~・・・?

 でも、最近生徒のわいせつ目的なクソな教師増えてきたからねぇ~~・・・まさかねぇ・・・。』


 白夜「これがどう今回のテーマ、水に関係していくんだろう。気になる~!!」


 ぽち『もしかしたら、胸糞展開になるかもです・・・。八月まで頑張って書きます!!


 続きはまた後日に・・・・。それでは皆さん、おやすみなさい・・・。』


 第52話/END

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