第51話 第九章【夏のホラー2025】井戸の底から#1
ぽち『皆さんこんばんは、ぽちです。
今年もやってきました、夏のホラー2025!!今年も参加させて頂きます!!
ちょっと遅くなってすみません!!』
白夜「あんた最近どっちの小説もさぼり気味だからね、ちゃんと書けよ(笑)」
ぽち『頑張ります・・・!!
さて、皆さん・・・こんな水のお話はいかがですか?』
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最近、毎晩同じ夢を見るんだ・・・。
一つの古井戸がある。その古井戸がただただ映し出されているだけの夢だ。
その映像がただただ流れるだけで、それ以外は何もないんだ。
それが俺が覚えている限り数分流れて、そして俺は目覚める・・・。
『なんなんだ・・・最近の夢は・・・。』
朝起きたら、寝汗がすごい。汗で体中がびっしょりだ。
古井戸がある森みたいな場所だった。そう、某ホラー映画に出てきそうな古びた怖そうな井戸だ。
だけど・・・なんか見たことあるような・・・。
俺は首をかしげながら欠伸をして携帯を見た。
『うっわ、やっべ・・・。』
時刻は六時だった。起きなきゃいけない時間だったため、俺は急いで準備をした。
「先生おはよう!!」
「北村先生、おはよう!!」
そう。俺は高校教師だ。可愛い生徒たちに英語を教えている。
『おう、おはよう!!』
生意気な奴もいるが、やはり子供は可愛いなと先生になって改めて思った。
だが、うちは少し問題があった。
「北村先生・・・。一人の親御さんは警察に失踪届を出したようです・・・。」
『そうでしたか・・・。いやぁ、その方がいいですよね、きっと警察が見つけてくれます。』
「どうでしょう・・・・?警察は民事の件はあまり動かないようですから・・・。」
そう・・・実はうちの学校の生徒女子が行方不明なのだ。しかも三人。
結構な美女な女子たちだ。誘拐されたのではないかとか色々噂されている。他の女子生徒たちもおびえていた。
「こわーい!!」
『はは、お前は可愛いからな。気をつけろよ。』
「その時はまもたん守ってくれる?名前が守なだけに。」
一人のブスな女子生徒が俺に寄ってきた。
『はは、いいぜ。守ってやるよ。』
・・・・お前はブスだから平気だよ。誰も手ぇ出さねぇよ。
俺は若いしなかなかイケメンなだけあって結構女子生徒にモテていた。
多分、いなくなった三人の女子生徒も俺の事好きだったんだと思う。
女子生徒がいなくなってもいつも通り授業するし、いつも通り仕事するし、いつも通り家でのんびり過ごすんだ。
俺は・・・今もいつも通りの生活をしている・・・。
最近の夢以外は・・・。
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ぽち『はい・・・今日はここまでです・・・。何かこの男・・・雲行き怪しくないかい?』
白夜「怪しい・・・!!コナン君呼ぶか!?」
ぽち『事件の予感・・・いや、右京さんとうちの慎太郎さん呼ぼう!!
さて、女子生徒が失踪した事件と、この男・・・そしてこの男が見る夢の井戸・・・。テーマが水なだけになんの関係があるのでしょうか・・・?
続きはまた後日に・・・。
それでは皆さん、おやすみなさい(-_-)zzz』
第51話/END




