第45話 第八章【ホラー】いじめの代償#2
ぽち『皆さん、新年あけましておめでとうございます。本年もこのGood Nigtmareと海堂翔二シリーズをよろしくお願いいたします。』
白夜「って言っても、結構お正月から経ってるね(笑)」
ぽち『仕方ないでしょ、今月海堂翔二シリーズいい加減投稿しなきゃと思ってそれを優先に執筆していたんだから(;´Д`)』
白夜「わけが分んなくなりそうね、二つも小説書いていると。」
ぽち『すでにわけのわからんちんになってます(笑)』
白夜「ダメじゃんwww」
ぽち『さて、今晩も先日の続き、いじめの代償のお話から参りましょう。皆さん、こんなお話はいかがですか?』
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
本社から渡邊が亡くなったという連絡を受けたのは、渡邊が来なくなってすぐだった。
あれは十一月の十五日の日だった。
いつも通り出勤すると、本社の江尾さんがいた。
『あ、おはようございます・・・。』
江尾さんが深刻な顔をして、こちらを向いた。
『なにか・・・あったのですか?』
俺は恐る恐る訊いた。
「おはよう高木さん・・・。渡邊さんなんだけど・・・。」
『あ、はい・・・。』
「亡くなったんだ・・・。」
俺は、目を見開いて驚いた。
『はい?』
思わず、訊き返した。
「渡邊さん亡くなったんだって・・・。一昨日、一人暮らしのアパートで首を吊って亡くなっているのを親御さんが見つけたらしいんだ・・・。」
『・・・・・!!』
俺は言葉を失った。バッと脇本たちを見たが、三人とも平然としている。
「お通夜は今夜行われるそうだよ。来るかい?」
『脇本さんたちはどうするんですか?』
「俺は一応参加するけど。佐藤さんと芹沢君は業務に専念してもらう。」
一応って・・・。
俺は、その言葉に不快感を覚えた。
自分たちが追い詰めたとかこれっぽちも思っていないのか・・・。
「高木さんはどうする?」江尾さんが訊いてきた。
『行きます。行かせてください。』
迷いはなかった。何もしてあげれなかったこと、俺は心底後悔した。
せめてもの冥福を祈る気持ちで、俺はお通夜に参加することになった。
お通夜には、渡邊の親御さんはじめ、親族らしいひとたちと多分学生時代の友人たちが何人か来ていた。
職場の人間としてきたのは、俺と脇本と江尾さんだけだった。
「この度はご愁傷・・・。」
脇本が言おうとしたら、渡邊の母親が脇本の腕をグッとつかんだ。
「!!??」脇本も心底驚いた顔をした。
「あなたが脇本さん?佐藤さんと芹沢さんはいるの?」
目を見開いて、渡邊の母親は脇本に問いただした。
「確かに私が脇本ですが・・・。あの・・・・?」
脇本は何がなんだか分からないような顔をしていた。
周りを見渡すと、父親もその他親族も脇本を睨みつけるような目つきで見ていた気がした。
俺は、思った。
(も、もしかして・・・遺書としていじめられたこと書いているんじゃ・・・・。)
そう思った矢先、渡邊の母が脇本に四つ折りにおられた紙を渡していた。
「これ・・・どういう意味かしら?息子に恨まれているの?」
渡邊の母が少し不快そうな顔をして紙を渡したので、脇本は首をかしげながらその紙を開いた。俺は、脇本の後ろから覗き込むようにその内容を見た。
ぎょっとした。紙にはこう書かれていた。
”脇本、佐藤、芹沢・・・・お前たち絶対に許さない!!絶対に殺してやるからな!!”
と、書かれていたのを見て、俺はさーっと青ざめた。
『わ、脇本さん・・・江尾さん・・・!!』
俺は、二人に声をかけた。脇本はどういうわけか涼しい顔をしていた。
「どうしてこんなことを書かれたのか、皆目見当もつきません。」
脇本がそう言うと、俺は絶句した顔をして、脇本を見た。
渡邊の母親も不愉快な顔をしていただろう。江尾さんはどう思ったのだろう・・・。
「失礼します。ご冥福をお祈りいたします。」
脇本はそう言って、焼香もちゃんと上げずにさっさと帰っていった。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ぽち『はい、今日はここまでです。うわーーー・・・うわー・・・。』
白夜「うわぁ~だよね。これ。」
ぽち『ごめん、なんてこれはコメントしていいか分からんわ。とりあえずもう脇本たちには最悪のことが起こる事間違いなしだなwww』
白夜「もうそれを楽しみに読むしかないねwww」
ぽち『まじ、うちら性格悪いよな。渡邊君のご冥福、本当にお祈りします。
とりあえず、次の話でどうなるかよね。この後この三人にどんな恐ろしいことが起こるのか・・・。楽しみですね♩
ぶっちゃけ、ちゃんとした対応したらよかったのかもとか思いますが・・・でも、言えないよな。自分たちが虐めていたので渡邊は死んだんです。とかさ。
とりあえず、今後の展開が楽しみですね。続きはまた後日に・・・。
それでは皆さん、お休みなさい。』
第45話/END




