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Good Nigtmare  作者: ぽち
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第44話 第八章【ホラー】いじめの代償#1

 ぽち『皆さんこんばんは、ぽちです。

 なかなか浮上できず、申し訳ございません。結構最近バタバタしていました・・・。。

 ですが、やっと落ち着いてきたかなと思っております。

 さて、この間染みのお話が終わったので、新しいお話ですね。』


 白夜「そうそう。何かネタある?最近更新ないからネタ切れかと思ったよwww」


 ぽち『すまんね、ネタはいっぱいありますよ~www最近、海堂翔二シリーズも再開のために書き始めているからてんやわんやになっているだけです。』


 白夜「じゃあ、新しいお話行きましょうか♩」


 ぽち『了解。皆さん、今晩はこんなお話はいかがですか?』

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 俺は、薬局に勤めている薬剤師です。最近、まだ二年ですが勤めていた薬局が閉店してしまい、別の店舗に異動になりました。薬局が閉店するなんておかしな話でしょ?


 俺は、その閉店した薬局でとんでもない体験をしたために、薬剤師をこのまま続ける自信がなくなってきました・・・。


 今日は、その経緯についてお話します・・・。


 うちの薬局は結構人の出入りが激しい薬局でした。俺が入って多くて三人、薬剤師も事務員も辞めていきました。


 その新人たちが辞めていった原因は・・・うちに長年勤めている薬剤師の脇本、芹沢、事務員の佐藤の三人からの壮絶な虐めが原因です。


 そして、この三人は死にました。で、その薬局に俺だけになってしまったので、本社から異動を命じられ別の店舗にて今は仕事をしています。


 何故、この三人が死んだのか・・・これからお話いたします。


 「あのさぁ、渡邊さん!!これ何度言えば分るわけ!?」


 脇本の怒鳴り声が、奥の薬棚のあるところから聞こえてきました。


 怒鳴られているのは、今年の八月に入ってきた新人の渡邊君。薬剤師兼、事務員もさせられている。

 彼は薬剤師として入っては来たものの、事務員は佐藤しかいないので、薬剤師を行いながら事務の仕事もやっていました。


 それが、彼にとって重荷だったのか、よくミスをしていました。


 薬を扱っているし、ミスが多いと患者様の命にかかわるから、怒られるのは当然と言えば当然なんだが・・・。


 傍から見て、はっきり言って言い過ぎで、明らかに言っていることがパワハラじみていた。


 渡邊は素直でいい子だが、少し仕事を覚えるのが遅いタイプの人間だった。それが脇本をイラつかせているみたいだ。


 そして、脇本から薬の件で怒られたら、次は佐藤だ。


 「ねぇ、渡邊さん!!このレセプト間違えているんだけど!!

 ちゃんと全て終わったら送る前に確認してっていつも言っているよね!?」


 佐藤からはレセプト点検の件でいつも怒られていた。


 佐藤からの説教が終わったら、最後は芹沢だ。芹沢は仕事内容でというより、渡邊の容姿について文句を言ってくる。


 「お前さぁ、その顔どうにかしろよ。顔がきもいんだよ。」


 これがうちの薬局のルーティーンだ。俺は、仕事を覚えるのが早い方だからこんな目には遭わなかったが、仕事を覚えるのが遅いタイプの人間はいつもこいつらに目をつけられそして、最終的にはみんな辞めていった。


 早くて、二か月で辞めた人もいる。だからうちの薬局は必ずといっていいほど、求人掲載サイトにずっと人材を募集しているのだった。


 まぁ、脇本、佐藤、芹沢はこの薬局が長いからはっきり言ってベテランだ。仕事も早い。


 だから、この薬局は素早く薬を間違いなく渡すのがモットーなのだ。


 そのモットーが今崩れかけている。渡邊が遅いのだ。


 そこで、脇本がもっと早く薬を用意しろと文句を言う。薬を用意しているのに、佐藤が受付にいろという。芹沢が足を引っかけて渡邊を転ばせて薬をばらまかれ、脇本に怒られる。


 てか、芹沢お前仕事しろよ。


 明らかに芹沢が渡邊の邪魔をしているのは見ていて分かった。だけど、脇本たちもそれを分かっているはずなのに、芹沢にはそのことを何も言わない。


 そう。これがこいつらの虐め方法なのだ。


 プレッシャーを与え、そして、細かい所まで注意をするような言い方をするが、最後に言わなくていい余計な一言を言う。


 例えば、「ほんっとうに目障り。」とか。これは佐藤がこの間渡邊に言った言葉だ。


 だが、それも終わりを迎えようとしていた。とうとう、脇本が嫌気をさしたのか、渡邊をプリンタの横にずっと立たせるという命令を渡邊に下したのだ。


 そう、何もさせない。最終的にそれで今までの人達も辞めて行ったのだ。

 退職が決まった人間でさえ、退職の日を待たずに来なくなるという事が多いのだ。


 だが、渡邊は退職が決まっていない。決まらないまま、その対応をさせられていた。そんな日が三日ほど続いた頃・・・


 とうとう渡邊が来なくなったのだ。


 無断欠勤が増え、五人から四人になった俺達の職場は余計忙しく感じた。


 「やっと来なくなったね。」佐藤が言った。


 「いいよ来なくて。本当邪魔だし。」続いて脇本だ。


 白衣に着替えているだけで、邪魔だと脇本に言われ、何もさせられずプリンタの横で立っている渡邊に佐藤はこういった。


 「プリンタの横にいてよ。隙間からあんたのキモイ顔を見えるの嫌なの。目障りだから。」


 その言葉が最後となり、渡邊は来なくなった。いや、もう一人の言葉かもしれない。


 「何でお前薬剤師になったの?人殺す前に辞めたら?」


 これは芹沢が渡邊に言った言葉だ。多分もう来なくなる前日の帰りに芹沢が言ったのだろう。


 それから、数日後本社から連絡があった。


 俺達はきっと渡邊が退職したという連絡だと思ったが違ったのだ。


 そう、渡邊が亡くなったという知らせだった・・・。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 ぽち『はい、今日はここまでです。相次ぐ職場いじめの問題。パワハラは虐めと一緒ですね。


 命を扱う仕事上、失敗は許されないし怒られるのは当然ですが、この人たちはちょっと言い方がやばいですね。』


 白夜「しかも芹沢なんて仕事に関係ないことでめっちゃ文句言っているし。こいついる意味あるん?」


 ぽち『本当、芹沢ってろくな人間がいないのよwww


 さて、これからこの三人にどのような恐ろしいことが起こるのでしょうか?続きはまた後日に・・・。


 それでは皆さん、おやすみなさい。』


 第44話/END

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