表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Good Nigtmare  作者: ぽち
38/61

第37話 第六章【夏のホラー2024】噂のあの子#5

 ぽち『皆さんこんばんは、ぽちです。最近の暑さに頭が回らないぽちでございます。』


 白夜「やばいよね最近の暑さ。暑すぎて死ぬんですけど。」


 ぽち『エアコンをつけない日がないよね。暑さが原因で集中できないことが多くなった。』


 白夜「分かる!!アイスとか本当に冷たいものがないとやっていけないし、何もやりたくない!!」


 ぽち『ですので、小説書くのも若干さぼり気味ですwww』


 白夜「それだめだろwwwあんた、色々やりたいことがあるんじゃなかった?

 それで色々今からさぼってちゃやばいじゃん。」


 ぽち『やりたいこといっぱいあるよぉ!!小説書くのもそうだし、資格取りたいし、デジタルイラストとかやってみたいし、やりたいこと多いよ!!』


 白夜「小説書くのは実現しているんだから、これからもどんどん実現していきなよ!!さて、今日もこの間の続きですか。」


 ぽち『はい、この間の続きです!!萌絵を地獄に堕とすというミッションをやらねば!!』


 白夜「ミッションwww怖すぎるだろwww」


 ぽち『それでは皆さん、こんな話はいかがですか?』

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 新学期・・・クラスの黒板を見て、私は唖然としました・・・。

 大きな字で、しかもあからさまに誰が書いたかわかるような字で相合傘が書かれていました。


 ”村山×早川 Love×2”


 とか、


 ”早川椎奈は村山航大が好き!!!”


 うまいんだか下手なんだか分からないような絵も描いてありました。多分、これは私と村山君がキスでもしている絵でしょう。


 「な、なにこれ・・・!!」


 絵を見た友人の美奈は唖然としていました。後ろから”クスクス”と笑い声が聞こえました。


 私は振り向いて萌絵を睨みました。


 『これ描いたの・・・萌絵?』


 笑っていたのは萌絵のグループ八人です。


 「何?人聞き悪いこと言わないでよ。私がやったっていう証拠でもあるわけ?」


 『いや、笑っているから・・・。それに、鈴木さんの時の前科も残っているしね。』


 結構私は頭に来ていました。今まで鈴木さんに対してやっていたこともひどいと思っていましたが、これはやられている方は参るでしょ。ここで一度言わないと絶対に図に乗る。


 「何?鈴木愛美の件って?意味わかんないんだけど?」


 『分かんないわけないでしょ?あんたが鈴木さんの変な噂を流して彼女を追い詰めたんじゃん。

 また同じことを繰り返すつもりなの?』


 「え?ちょっと・・・あいつが勝手に死んだんじゃん!!人のせいにしないでくんない!?

 まじひどくない!?」


 萌絵のその言葉に私は心底不快な顔をしました。私は一度美奈の方を見ると美奈も顔をしかめて首を横に振りました。


 何言ってもこの女は無駄だよと、顔で言っていました。


 『行こう、美奈。』


 「うん。」


 私は嫌気がさし、美奈と一緒にドアへ向かいました。


 「え、ちょっとこの黒板どうするのよ!?」


 萌絵が鼻で笑いながら私に言いました。私はこんな絵、痛くも痒くもないの。


 『描いた人が消せば?』


 私はそう言って美奈と一緒に教室の外へと出ました。


 「は、早川さん・・・!!」


 村山君が私を引き留めようとしたのか、私に声を掛けましたが、私は完全に村山君もグルだと思い、冷たい視線を向けました。


 『村山君もグルだったんだね。最低。』


 私はその一言を言うと、美奈と一緒にスタスタと出て行きました。それを見ていた萌絵たちがきゃーと笑い声を出しました。


 私は無視を決めて廊下を歩いて行きました。


 「大丈夫?」


 美奈が訊いてきてくれました。


 『・・・まぁ平気。』大きなため息をつきながら私は美奈に返事をしました。


 「本当、最低だよね。ガキっていうかさ。てかうちら中二だしガキだけどさ。」


 美奈の言葉に少し救われました。


 『一緒にいてくれてありがとう。』


 そう言うと、美奈はニコッと笑って”さぼるぞー”って言って私の手を引いていきました。


 それから三日間、教室では気まずい雰囲気が流れていましたが、一気にそれを覆すような新たな”噂”が学校内に飛び交ったのでした。


 それは、ある校内放送が流れたのがきっかけでした。


 【二年一組、中山萌絵、二年一組、中山萌絵、至急職員室に来なさい。】


 萌絵が職員室に呼ばれたのでした。


 「はぁ?何?」


 最初、萌絵はその呼び出しを無視していました。


 「ちょ、萌絵!!いいの?行かなくて。」


 萌絵のグループの女子がクスクス笑いながら言いました。


 「面倒、行かない!!」と、萌絵は笑いながらポッキーを食べていました。


 十分経ったら、担任の先生が萌絵を呼びに来ました。


 「おい!!中山!!呼ばれていただろ!!来い!!」


 担任の先生が血相を変えて呼びました。


 「えぇ~私が何したっていうのよ・・・。」


 萌絵がすごい面倒くさそうな顔をしました。


 『・・・鈴木さんの件じゃないの?』


 私がしれっと言ってやりました。萌絵に聞こえたらしく萌絵からちっと舌打ちをされました。


 萌絵はしぶしぶ先生と一緒に職員室に行きました。事態は鈴木さんの件とはまた違う深刻なことだったみたいです・・・。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 ぽち『あらあらあら・・・・やっとこの萌絵って女に天罰が下るのかしらね?楽しみ♩』


 白夜「中学生で・・・随分性格悪いよねこの萌絵って女。」


 ぽち『いるいる!!中学の時点でこんな性格悪い女いるって!!いたもん!!』


 白夜「www宣言しなくていいよ!!」


 ぽち『さて、そろそろこの噂のあの子もクライマックスに近づいてきましたよ!!

 ひどい噂が原因で行き場をなくした女子中学生が自殺を選択した結果、その噂を流した張本人にどんな裁きが下るのでしょうか・・・。

 もう少しお付き合いください!!続きを楽しみに待っていてくださいね♩


 それでは皆さん、おやすみなさい。』


 第37話/END

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ