表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Good Nigtmare  作者: ぽち
21/61

第20話 第四章【不思議な話】ぬいぐるみの初恋#7

 ぽち『皆さんこんばんは、ぽちです。いやぁ・・・まさかの左手の甲骨折とかギブス初体験中です。

 パソコンが打ちづらい(´;ω;`)』


 白夜「今年もなんか災難続きだね。まさに呪い返しでもされているんじゃない?」


 ぽち『マジかよ。倍にして返してやる。』


 白夜「呪いとかよりもこいつが一番怖かったわ。」


 ぽち『さて、アニメキャラクターのぬいぐるみ、ローズ君が立ち上がって窓から家を出て行ったところまででしたね。続きはどうなるんでしょうか?

 それでは皆さん、こんなお話はいかがですか?』

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 立ち上がった俺は、無我夢中で走った。もちろん、人目を避けて走っている。

 なるべくビルの陰とか、電車では網棚で置き忘れたぬいぐるみの振りもしていれな一度こちらを見た乗客も二度は見ない。

 地下鉄で新御茶ノ水というところで降りれば御茶ノ水と同じ駅だと仲間たちが教えてくれた。


 地下鉄は時間によっては人が少ない。よく捨てられているごみの横にでもいれば誰もごみを見たりはしないから見つかる心配もなかった。


 新御茶ノ水に着くと、長いエスカレーターがあってそれに乗った。幸い人が少なかったからか見られる心配はなかった。


 仲間から聞いた椿の職場の会社名と名刺を拝借してみてみた。


 「あ・・・これ・・・この住所ならわかるかも。」


 俺は人目を避けながら椿の職場まで走っていった。そして、とうとうついた。


 大きなビルだった。ここの七階だという。


 エレベーターを乗りたいなと思ったが、人が乗ってきたらアウトだ。

 大体人間は楽をしようと思って、エレベーターを使うのは分かっていた。俺の元持ち主もそんな女だった。


 階段を上がって七階まで一生懸命上がった。七階のドアを開くと、ちょうど人間の足が何本か見えてびっくりして閉めようとしたら、その足の日本は椿の物だと分かった。


 あとは同僚だろうか・・・他の女達だった・・・。


 「あんたさぁ・・・この資料間違いだらけなんだけど。」


 『え・・・そんなはずはない・・何度も確認したから・・・。』


 「確認したって・・・でも私らが見たらこことここ!!間違っているじゃん!!

 どこ見てんだよ!!」


 椿が責められている・・・。


 『そんな・・・主任にだって確認してもらったのに・・・。』


 「なに、主任のせいにするの?普通ならちゃんと確認して完璧なのを主任に見せるんじゃん?」


 俺は椿を責めている女を見上げた。その瞬間・・・俺は息が一瞬だけ止まった・・・。


 彼女は・・・俺の元持ち主の女だった・・・。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 ぽち『はい、今日はここまでです。椿ちゃんが元気のない理由は会社でのいじめだったんですね・・・。しかも、虐めている犯人はローズ君の元持ち主・・・。


 なんの腐れ縁なんでしょうね・・・・。続きはどうなるのでしょう・・・。


 それでは皆さん、次回も楽しみにしていてくださいね、おやすみなさい。』


 第20話/END

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ