赤坂のお散歩。猫の神様と推し活
いつも有り難うございます
写真が多めです。
苦手な方はお避け下さい
よろしくお願いします
神様はキャラクター。
…と思えば、私は神様推し。
神様に会える場所は、近所から僻地まで日本中どこにでもあるので、出不精の私でも「推しの応援」とか「ちょっと推しに会いに」とかなんとか理由を付ければ「…よ…っこ…い…しょーいち……」と古くて重い腰を上げようという気持ちになれます。
特にお稲荷さんは大好き。
理由は「可愛いから」ただそれだけ。
…いや、違った。
「可愛いのに金運に強いから大好き」だった。
おほほ。
今日は赤坂の御用邸の向かいにある「豊川稲荷東京別院」に行こう。
ちょうどそちらの荼吉尼天さんをイメージした物語を書いた後だったので、ちょっと挨拶に行こうと思ったんです。
そしてそこに行くのなら「猫の神様にも会いに行こう」と思って出発しました。
久しぶりの赤坂駅。
記憶喪失気味でめちゃくちゃ方向音痴な私は、いつも通り、いつもと違う改札から出ました。
あれ???
どこここ。
いやん魔法の世界に来ちゃったわ…
いや、嘘ではありませんよ?
厨二病の発作が赤坂駅で炸裂した訳じゃないんです。
本当に魔法の世界なんです。
ちょうどハリーポッターの舞台をやっていて、それに合わせて赤坂駅もハリーポッター仕様になっていました。
ディズニーランドのようなオブジェの前でみんな写真を撮っていました。
駅の階段もハリポタの世界です。
外に出ても建物もハリポタ仕様になっていてカフェやショップもあります。
その魔法の世界を抜け、サラリーマンが行き交う現実世界に戻ります。
豊川稲荷に行く前に、猫の神様に会いに行きます。
猫の神様はとてもわかりにくいところに居まして…
とらや本店。
ちょっとした高級ブランドのジュエリーショップのようです。
中もラグジュアリーな空間で、内装も木がふんだんに使われています。
広々とした店内、ショーケースの中に和菓子がまるで宝石の様に並んでいます。
猫の神様は、この、とらや本店の横のビルの細い階段を上がったところに居られるのです。
さて、その猫の神様。
正式名称は「美安温閣 美喜井稲荷」というそうです。
美安温…
みやおん…みゃおん。
あーミャオンねっ!はいはい!笑
「美喜井」とは、戦前にいた不思議な力を待つ猫の名前だそう。
「ミキイは比叡山から猫の形を借りてやってきた霊位の高い神様だ」
と、高僧が言った事から祀られるようになったそうです。
普段、神社仏閣ではほとんど写真を撮らないのですが(万が一!怖いのが映ったら嫌なので…)今回はエッセイに載せるつもりで「写真を撮らせて下さい」と手を合わせ、お願いしてから撮ってきました。
四畳半…あるかないかの小さな境内。
社殿の蟇股には御猫様方。
左の猫様は手に小鳥が乗っています。小鳥の羽先はピンクのハート形になっていて可愛いです。
片目を瞑っているのは、鳥に突かれるから…でしょうか?
右の猫様は…足元の赤いのは邪鬼。邪鬼を踏みつけています。
口では魂を咥えていますね。
左の猫様の方が仕事量が少ない気がします。
休憩中でしょうか…
可愛いですね。
由来書きがあります。
ここに来るのにタコ食べちゃダメなんですよ。
いつも思うのが、タコはいつまで食べちゃダメなのかな…って。
まさか一生…なわけないですよね。
調べてもわからないのです。
食べちゃだめ…そう思うと無性にたこ焼きが食べたくなります。
…なりませんか?
美喜井の像もあります。
前はもっとぼろっちかった記憶がありますので、新しくなったのだと思います。
でも、もしかしたら違うのかな。
真っ白な美喜井の像。
キリリとしています。
美喜井に手を合わせお願いします。
「写真を撮りますね、嫌だったらわかるように…例えば真っ黒になるとか「嫌っ」てしてくださいね」
パチリ。
一枚撮りました。
あれ?
撮れましたよ?
凄くお天気が良くて綺麗にはっきりと写っていますよ。
でもね。
こんなじゃなかったんです。
こんなかぶりものをしているドラえもんみたいな像じゃなくて、ただの真っ白な…
ぶぶぶ…
めっちゃ可愛いんですけど!笑
この前掛けも、こんなゴールドではなく、薄汚れた色落ちした普通の赤だったんですよ。
たまたま光の加減でそう見えているのはわかっていますよ?
でもね…これ、もし、写真撮るよと言ったから、キリッとおめかししてくれたのなら…笑
そうだとしたらめちゃくちゃ愛おしい。
さて、美喜井稲荷をあとにして、お向かいにある豊川稲荷東京別院に向かいます。
豊川稲荷は荼吉尼天さんを祀ってあるのですが、実は荼吉尼天さんのボスは大黒様なんです。
なので、境内にある大黒天様に「どうぞ荼吉尼天さんが私のお願いを聞いてくれますように、是非ボスからも口添えよろしくお願いします…」と、挨拶をしました。
とても卑怯な裏技ですね。
豊川稲荷には他の七福神も祀られています。
その中の弁財天は金運と芸能の神様なので、境内には芸能人から奉納された提灯がずらりと並んでいます。
提灯には奉納したアイドルの名前が書かれています。
その提灯目当てで来る方も多いのです。
好きな芸能人の写真をラミネートし、人型に切り取った…推しパウチ?って言うんですかね?
それを持って提灯と推しパウチと一緒に写真を撮っていました。
可愛いですね、推しと一緒にお出かけしてるみたいな気分になれますからね。
見ている私も、にっこりほのぼの幸せな気分になりました。
それで…
豊川稲荷は金運の神様です。
境内にある弁天池でお金を洗うと…うふふ
金運が良くなる!はずです!
お財布の中には一万円札があります。
「金運が良くなりますように…」
一万円札をザルに入れて流れる水に浸します。
「金運が…」
びしょびしょのヨレヨレになった一万円札。
どうしよう…けっこう困りました。
財布に戻すと財布が濡れるし、お札はさらにぐちゃぐちゃに…
結局ハンカチで包み、持ち帰りました。
一万円札はぐちゃぐちゃですが…これで、たぶん私は最強に金運が良くなっているはずです。
その日はちょうど5月祭で、ご志納するとその日の特別なお守りがいただけたり、野点のお抹茶をいただけたりしました。
琴の音を聞きながらの野点。
贅沢な時間です。
美味しかった。
帰りはハリポタの世界は綺麗さっぱり無くなっていました。
…たぶん、私が違う改札を使ったせいだと思います。
迷子が通常運転で自分でも不安ですが、また、推し活に出掛けたいと思っています。
拙い文章、最後までお読み下さりありがとうございます