歴代空母艦載機
新型インフルエンザの影響で、今日と明日が学級閉鎖となりました。
未だに猛威を振るう新型インフルエンザ、皆さんもお気を付けください。
千鶴「約束通り、歴代空母搭載機の解説よ。」
時雨「……お姉ちゃん。」
千鶴「なぁに?」
時雨「作者は本編を書く気が無いの?」
千鶴「そうね。気分転換ってやつかな。」
時雨「この兵器解説を書くのは良いけど、第七独立機動艦隊の兵器解剖もあるでしょ?空母大和2010の兵器解説も考えてるみたいだし。」
千鶴「まあ良いじゃない。あの馬鹿がどうにかする事でしょ。」
時雨「確かにそうだけど。」
千鶴「なら問題なし。」
時雨「分かったわ、お姉ちゃん。」
千鶴「よし。それならいってみよう。」
陣風戦闘機
全長12メートル
全幅12メートル
速度730キロ
武装
25ミリ機関砲2門
13ミリ機銃4門
280キロ爆弾2発
航続距離
7300キロ
実用上昇限度
15000メートル
乗員1名
大日本帝國海軍連合艦隊の空母艦隊が搭載した、艦上戦闘機。
パイロットの命を守る為に装甲を張り巡らし、自動消火装置も装備。
機上無線・機上レーダーも完備。
エンジンは排気タービン過給器エンジンであり、プロペラも二重反転プロペラを装備。
世界最強のレシプロ重戦闘機であった。
第二次世界大戦後、ジェット機の時代が到来した為退役したが、アフリカ諸国の友好国に輸出され、1953年まで現役であった。
千鶴「大した戦闘機ね。」
時雨「第二次世界大戦時は、大活躍した戦闘機です。」
千鶴「太平洋戦争ではアメリカ連邦のF4Fを圧倒したみたいね。」
時雨「そう。お姉ちゃんの言う通り。」
千鶴「記録によると、100機撃墜なんて普通みたいね。」
時雨「まあ太平洋戦争終盤なんか、特攻を行ってたからね。」
千鶴「祖国を守る為に自分の命をかけて攻撃を仕掛けてきたの。これは何人たりとも、馬鹿に出来ないわ。」
時雨「そうね。お姉ちゃんも死ぬと分かってて特攻する?」
千鶴「まあ、帝國の為なら私の命を捧げても良いわよ。」
時雨「私はそんな事しないわ?」
千鶴「どう言う事?」
時雨「だって特攻でその時は敵に打撃を与えられても、その後はどうするの?」
千鶴「………」
時雨「それなら私は、生きて生きて生き延びて敵を1人でも多く殺すわ。」
千鶴「そうね。それなら私もそうするわ。」
時雨「フフフ、ありがとう。」
千鶴「さてと、次にいくわよ。」
時雨「了解。」
天山雷撃機
全長10メートル
全幅12メートル
速度680キロ
武装
13ミリ機銃1門
8ミリ機銃1門
880キロ長魚雷2発
航続距離
7000キロ
実用上昇限度
12000メートル
乗員2名
大日本帝國海軍連合艦隊の空母艦隊が搭載した、艦上雷撃機。従来の雷撃機の常識を覆す、高速化・大型化・重武装化が行われた。
搭載する長魚雷は誘導装置が組み込まれ、後部座席に座る武器管制官により操作された。
千鶴「魚雷を2発も搭載出来るの?」
時雨「胴体内に2発搭載可能だったみたい。」
千鶴「ふ〜ん。て事は、1回の海戦で60発の魚雷が使われるのね。」
時雨「雲龍級は100機搭載可能で、天山は30機搭載してたからね。」
千鶴「誘導装置が組み込まれてるから、命中率も高かったんでしょ?」
時雨「ほぼ全てが命中していたみたい。」
千鶴「まあ、誘導装置があるからね。」
時雨「そう言う事。」
千鶴「それじゃ、次にいくわよ。」
彗星爆撃機
全長10メートル
全幅12メートル
速度700キロ
武装
20ミリ機関砲2門
1トン徹甲爆弾2発
航続距離
7000キロ
実用上昇限度
12000メートル
乗員2名
大日本帝國海軍連合艦隊空母艦隊が搭載した、艦上爆撃機。
爆撃後は戦闘機並みの格闘戦が可能であった。
搭載する徹甲爆弾にも誘導装置が組み込まれ、後部座席に座る武器管制官により操作された。
これにより彗星は、急降下爆撃よりも水平爆撃を多く行った。
千鶴「こりゃ大したもんね。」
時雨「爆撃機でありながら、爆撃後は戦闘機並みの格闘戦が可能な航空機。確かに大したもんね。」
千鶴「よく開発したわね。」
時雨「ちなみに、陣風は川西航空機。天山は中島航空機。彗星は鈴木航空機。各々その会社が開発したわ。」
千鶴「鈴木航空機の説明を。」
時雨「鈴木航空機は鈴木商店が設立した会社です。数々の航空機を開発していて、現在の東側諸国が使用しているジャンボジェット機も鈴木航空機製です。」
千鶴「はい、ご苦労様。」
時雨「次はジェット機です。」
雷風戦闘機
全長12メートル
全幅12メートル
最大速度950キロ
武装
25ミリ機関砲2門
ロケット弾30発
航続距離2100キロ
実用上昇限度
13000メートル
乗員1名
帝國海軍の実用艦載ジェット戦闘機。
第二次世界大戦時、欧州へ遠征した海軍連合艦隊空母艦隊艦載機がドイツ空軍が投入したMe262シュヴァルベと交戦。
ジェット戦闘機の高性能を空母パイロットは目の当たりにした。
そこで帝國海軍はジェット機の開発を各社に命令。
停戦4ヶ月前の第二次世界大戦末期に、中島航空機がジェット戦闘機神風を完成させた。
雷風は神風を再設計して神風させたものである。
神風は直線翼を採用していたが、雷風は新たに後退翼を採用。
メキシコ戦争では、北メキシコ空軍とアメリカ連邦義勇軍のMiG−9やMiG−15と戦った。
空母に着艦する時に、速度が早すぎて事故が多発したが、訓練によりこの障害を乗り越えた。
実戦配備期間
1947年2月〜1954年8月
火星攻撃機
全長12メートル
全幅11メートル
最大速度900キロ
武装
20ミリ機関砲2門
ロケット弾20発
800キロ徹甲爆弾4発
航続距離2000キロ
実用上昇限度
12000メートル
乗員2名
帝國海軍の実用艦載ジェット攻撃機。
雷風とは違い、完全新設計で鈴木航空機が開発・完成させた攻撃機である。
メキシコ戦争では雷風の護衛もあり、活躍した。
実戦配備期間
1947年4月〜1955年9月
千鶴「帝國海軍の第1世代艦載機よ。」
時雨「記念すべきジェット機です。」
千鶴「神風は?」
時雨「雷風の説明でもあったけど、欧州へ遠征した時にドイツ空軍Me262シュヴァルベの高性能を目の当たりにして、海軍が開発したジェット機になるわ。」
千鶴「それを再設計した理由は?」
時雨「帝國初めてのジェット機だから、設計が保守的過ぎたの。最大速度も680キロで、主翼は直線翼。航続距離も800キロだったの。こんな性能だから艦載機には不向きなの。そこで再設計して、雷風を完成させたの。」
千鶴「なるほどね。」
時雨「そう言う事。」
千鶴「次にいくわよ。」
激風戦闘機
全長14メートル
全幅12メートル
最大速度マッハ2・5
武装
25ミリ機関砲1門
五月雨中距離対空ミサイル4発
豪雨長距離対空ミサイル2発
航続距離
3500キロ
実用上昇限度
15000メートル
乗員2名
帝國海軍の実用超音速艦載ジェット戦闘機。
1948年に空軍の空龍改が世界初の超音速飛行に成功した。
これにより海軍も超音速ジェット機の開発を始め、1949年12月に雷風改が超音速飛行に成功。
その後1953年2月に完成したのが、激風である。格闘能力は最大速度マッハ2・5を弾き出す為に、歴代戦闘機よりは低下したが、それでも世界各国のジェット戦闘機よりは高い格闘能力をもっている。
実戦配備期間
1953年2月〜1965年5月
水星攻撃機
全長13メートル
全幅12メートル
最大速度マッハ2・3
武装
30ミリ機関砲4門
霧雨中距離対艦ミサイル4発
氷雨中距離対地ミサイル2発
航続距離
3300キロ
実用上昇限度
13000メートル
乗員2名
帝國海軍の実用超音速艦載ジェット攻撃機。
激風に半年遅れて完成したのが水星である。
30ミリ機関砲4門を装備している為、超音速一撃離脱強襲機の別名をもつ。
火星攻撃機では低下した格闘能力が、再びその能力が向上された。
対空ミサイルが装備されていない為、機関砲によるドッグファイトが行われた。海軍から退役後はイスラエルに輸出され、第二次中東戦争に活躍した。
実戦配備期間
1954年1月〜1966年9月
千鶴「第2世代航空機ね。」
時雨「はい。」
千鶴「激風だけど、格闘能力を重視してるのね。」
時雨「この海軍の格闘能力重視が、空軍を救う事になるの。」
千鶴「確かにね。海軍までミサイル万能主義だったら、最悪だったでしょうね。」
時雨「最悪の場合ね。」
激風改戦闘機
全長15メートル
全幅13メートル
最大速度マッハ2・3
武装
25ミリガトリングガン1門
五月雨中距離対空ミサイル4発
豪雨長距離対空ミサイル4発
航続距離
4000キロ
実用上昇限度
15000メートル
乗員1名
帝國海軍第3世代の艦載ジェット戦闘機。
1958年の軍事費削減により、新型艦載機開発が白紙撤回された。
これにより既存の激風を性能向上型へ改良する事が決まった。
全長が1メートル・両翼が50センチ延長され、武装強化が図られた。
エンジンを新型ターボファンエンジンに換装、最大速度は低下したが格闘能力・加速力・上昇力は向上した。
25ミリ機関砲を25ミリガトリングガンに変更、レーダーも新型パルスドップラーレーダーを装備。
ルックダウンシュートダウン能力が向上した。
空軍にもその能力の高さから刃龍の代替用として配備された。
実戦配備期間
1964年10月〜1975年1月
水星改攻撃機
全長14メートル
全幅13メートル
最大速度マッハ2・2
武装
25ミリガトリングガン1門
龍機誘導爆弾4発
霧雨中距離対艦ミサイル4発
氷雨中距離対地ミサイル4発
航続距離
3800キロ
実用上昇限度
14000メートル
乗員1名
帝國海軍第3世代の艦載ジェット攻撃機。
激風改と同じく、水星を性能向上型へ改良する事が決まった。
全長が1メートル延長され、エンジンも激風と同じくターボファンエンジンに換装。
機関砲を取り外し25ミリガトリングガンに変更。
誘導爆弾と対地ミサイルの装備数を増やした。
実戦配備期間
1965年3月〜1976年4月
千鶴「第3世代航空機。第2世代の2機種を、性能向上型に改良したものね。」
時雨「そう言う事。1958年に軍事費が6割から4割に削減されたから、改良を行ったの。まあ軍事費はその後に少しずつ増えてきて、中曽根軍拡の時には再び5割になったわ。」
千鶴「まあ軍事費削減の時に比べて、元々の国家予算が倍になったからね。」
時雨「だから少しずつ増えてきて、中曽根軍拡の時には再び5割になったんだけどね。」
千鶴「帝國議会でいま話し合われてる来年度予算案では、軍事費が再び6割になってるわ。」
時雨「まあまだ分からないけど。」
千鶴「そうなんだけどね。」
時雨「パルスドップラーレーダーは、ドップラー効果を使ったもので、下方監視能力を向上したレーダーよ。」
疾風戦闘機
全長16メートル
全幅14メートル
最大速度マッハ2・5
武装
25ミリガトリングガン1門
龍機誘導爆弾2発
五月雨中距離対空ミサイル6発
豪雨長距離対空ミサイル4発
航続距離
5500キロ
実用上昇限度
15000メートル
乗員2名
帝國海軍の第4世代となる艦載ジェット戦闘機。
誘導爆弾を2発装備可能とし、レーダーロックオン装置を改良。
対空ミサイルによる対地対艦攻撃も可能となった。
疾風は空軍にも火龍の繋ぎとして配備された。
空軍配備型の疾風は世界初となるアクティブフェイズドアレイレーダーを追加装備。
実戦配備期間
1973年7月〜1986年11月
木星攻撃機
全長15メートル
全幅13メートル
最大速度マッハ2・3
武装
25ミリガトリングガン1門
龍機誘導爆弾4発
空天炸裂爆弾4発
霧雨中距離対艦ミサイル6発
氷雨中距離対地ミサイル6発
航続距離
5300キロ
実用上昇限度
15000メートル
乗員2名
帝國海軍の第4世代艦載ジェット攻撃機。
対地・対艦攻撃で比類なき高性能を誇る。
性能の高さから、海軍のみならず東側諸国にも輸出された。
海軍では退役したが、東側諸国では現在でも活躍している。
実戦配備期間
1977年1月〜1986年12月
千鶴「第4世代ね。」
時雨「使いようによっては今でも使えるけど。」
千鶴「木星はまだ東側諸国で使われてるからね。」
時雨「そうよね。お姉ちゃんの言う通り。」
千鶴「今は第4・5世代機が配備されてるのよね。」
時雨「はい。けどそれは。」
千鶴「本編で。」
時雨「今回はここまで。」
私も特攻を否定する気はないですが、私は時雨さんと同じ考えです。