歴代航空母艦
里仲千鶴「………」
里仲時雨「………」
千鶴「作者。」
作者「何でしょうか?」
千鶴「どう言う事?」
作者「と言うと?」
時雨「なぜ私達が、ここに居るんですか?」
作者「兵器解説何ですが、この大日本帝國興亡戦には艦魂が出ないんです。という事で、里仲姉妹にお願い致します。」
千鶴「まあ、そう言う事なら良いけど。」
時雨「そう言う事なら。」
作者「ありがとうございます!!それではお願いします。」
千鶴「分かったわ。」
時雨「任せてください。」
作者「それでは、失礼します。」
作者はそう言うと、何処かへ消えていった。
千鶴「さてと、まずは何からすれば良いの。」
時雨「今回は、大日本帝國海軍連合艦隊の歴代空母を解説するみたい。」
千鶴「分かったわ。それじゃ、始めるわよ。」
時雨「はい。まずは正規空母雲龍級。」
正規空母雲龍級
全長270メートル
最大幅30メートル
(近代化改装後)
60メートル
速力33ノット
武装12センチ連装速射砲4基8門
(近代化改装後)
雄峰対空ミサイル4連装発射機4基
搭載機100機
(近代化改装後)
80機
満載排水量40800トン(近代化改装後)
61200トン
特殊装備
シリンドリカルバウ・バウスラスター・蒸気カタパルト
(近代化改装後)
アングルドデッキを追加装備。
対米反攻作戦の主力となった空母。
1946年に13隻が予備役となったが、1950年のメキシコ戦争で全艦現役復帰した。
1955年には10番艦までに近代化改装を行った。11番艦〜15番艦は対潜空母、16番艦〜20番艦は強襲揚陸艦に改造した。1980年にはシーパワー2000・600計画により、大規模近代化改装が計画されるも、原子力空母大鳳級建造の予算集中により、計画は白紙撤回。
全艦退役した。
千鶴「20隻の大量産が行われた空母ね。」
時雨「はい。」
千鶴「雲龍級は数々の記録があるんだってね?」
時雨「そうよお姉ちゃん。まずは大量産。次に空母史上初の、アングルドデッキ装備。艦首のエンクローズ化。」
千鶴「確かに記録があるわね。」
時雨「武装は近代化改装で、雄峰対空ミサイル発射機を装備しただけで、他に対空火器は装備してないわ。」
千鶴「何で?」
時雨「空母だから対空火器は最小限に抑えて、搭載機や電子装備の更新を行ったみたい。けどその考えは、大鳳級の時にご破算になったわ。」
千鶴「なるほどね。」
時雨「そう言う事。」
千鶴「それじゃ、次にいってみよう。」
装甲空母葛城級
全長300メートル
最大幅40メートル
(近代化改装後)
68メートル
速力33ノット
武装
127ミリ連装速射砲2基4門
40ミリ4連装機関砲20門
(近代化改装後)
雄峰対空ミサイル4連装発射機6基
搭載機
150機
(近代化改装後)
90機
満載排水量
64000トン
(近代化改装後)
79000トン
特殊装備
シリンドリカルバウ・バウスラスター・蒸気カタパルト
(近代化改装後)
アングルドデッキを追加装備
1946年竣工の大型装甲空母。
飛行甲板に10センチの装甲を張り巡らせた。
1955年には、雲龍級以上の近代化改装を行った。1980年のシーパワー2000・600計画で大規模近代化改装予算が成立するも、大和級3隻の近代化改装が認められた為、葛城級の予算が回され白紙撤回となった。
その為、近代化改装されずに全艦退役した。
千鶴「次は装甲空母葛城ね。」
時雨「連合艦隊初の本格的な装甲空母。」
千鶴「確か近代化改装時に、装甲を10センチから6センチに減らされたのよね。」
時雨「さすがはお姉ちゃん。その通り。」
千鶴「ボイラー室区分は変更されなかったの?」
時雨「それは変更されなかったわ。だけど、」
千鶴「天城級に。」
時雨「そう言う事。」
正規空母天城級
全長330メートル
最大幅70メートル
速力33ノット
武装
雄峰対空ミサイル4連装発射機6基
搭載機
95機
満載排水量
87000トン
特殊装備
シリンドリカルバウ・バウスラスター・蒸気カタパルト・アングルドデッキ
かつて空軍に撃沈された秋津州の改良型空母。
飛行甲板は最初からアングルドデッキとなり、エレベーター4基は全て舷側配置とされた。
アングルドデッキにも蒸気カタパルトが装備され、合計4基となり発艦効率はアップした。
天城級は大日本帝國海軍の現代に至る超大型空母の原型となった。
1991年のイラク戦争を最後のご奉公とし、全艦退役した。
時雨「お姉ちゃんが言ってた通り、葛城級で防御力強化の為、ボイラー室区分は細分化されていたわ。けど天城級は運用を考慮して、過度な細分化を改めて防御構造の改善が図られたわ。」
千鶴「けど、『大日本帝國海軍の現代に至る超大型空母の原型となった』ってあるけど何処が?」
時雨「えっ?」
千鶴「だって天城級の次は、秋津州でしょ?それから1980年の大鳳級まで空母造ってないでしょ?」
時雨「天城級が原型となって、秋津州を建造。大鳳級で今までの経験を注ぎ込んだ。って事よ。」
千鶴「それまでの間は、設計図作りね。」
時雨「そう言う事。」
千鶴「それじゃ、天城級は改装はしなかったの?」
時雨「天城級は武装も船体は改装せずに、搭載機や電子装備の変更が多かったわ。」
千鶴「なるほどね。将来性があった空母なのね。」
時雨「そう言う事。エレベーターや格納庫も大型で、次回に説明する搭載機が更新されても問題無かったみたい。」
千鶴「なるほどね。大した空母だ。」
時雨「さてと、今回はこんな所ね。」
千鶴「次回は、歴代空母搭載機の解説よ。」