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60 ドラゴンさんとの再会

 俺達は今、空の上にいる。



 ぎゃああああああああああ!

 ちょ、ちょおおおおとおーーーー


《『うるさい!》



 シルビーとドラゴンさん()()に怒られた。

  そう、俺がドラゴンさんを呼んだからなんだけど……


 はやああああいってーーーーーー

 落ちるぅーーーーーーー

 だずげええええでええぇぇーーーー


《『うるさい! 黙れ!』》

 また()()揃って怒られた

 わかるけど、無理ぃーーーー



《まさかこの儂を足に使うとはな。アレックス久しぶりじゃの》


 ありがとうございます! 

 ドラゴンさん!


《そして、まさかこんなところで会うとはなぁ》

《小狼よ。久しいのぅ》


『うるさいぞ! じじい!』


《振り落とすぞ? 小狼?》


『なんじゃと? トカゲの分際で!』


《はあ? 何をぬかす! ションベン臭い小狼のくせに!》



 二人ともやめてー!

 今はケンカしてる場合じゃないでしょ!


 ドラゴンさん! 俺が困った時に助けてくれるって約束だったよねぇ?

 これ以上ケンカするなら松林のこと、みんなに言うよ?


 シルビーも、二度とリンゴパイも焼きリンゴも作らないよ?


 今はケンカしてるより、やることあるでしょ!



《『チッ』』》

 二人とも息ピッタリじゃん!


 てかぁあーーーーーー

 落ちるってぇーーーーーーーー

 ギヤァーーーーーーーーーー


『しっかりつかまっておれよ! 降りるぞ!』


 ドラゴンさんが、真っ逆さまに急降下し始めた。



 たすけてぇええーーーーーーーー

 死んじゃうぅーーーーーーーー

 ぎやあああああああああああああ


『アレックスうるさい!』





 ────《着いたぞ!》


 ハァ、ハァ、ハァ…………

 死ぬ……

 もう無理……

 吐きそ……


『アレックス時間がない! 行くぞ!』


 う、うん……うげっ


『じじい、またな!』


《待て! 儂を足にして終わりか?》 


『あん?』


《何やら楽しそうなことをしておるようじゃなぁ? 儂も助太刀しよう!》


『いらねーよ! さっさと帰れ!』


 シルビー!

 せっかくドラゴンさんが言ってくれてるのに!


『いいから帰れ! 我は時間がない! 忙しいのだ! じじいに付き合ってる暇はない!』


《だから、儂も手伝ってやるって言うとるではないか!》


『必要ない!』


《あん? 空も飛べぬ小狼のくせに?》


『はあ? デカイだけでブレスしか能のないトカゲよりよっぽど我のほうがマシじゃわい!』


 シルビー! やめなさいって言ったでしょ!

 ドラゴンさんも! 

 今は急ぐんでしょ?


 それに、最強のドラゴンと、最強のフェンリルが協力したら絶対今回の敵だって倒せるはず!

 さっさと行くよ! 二人とも!

 ほら! 早く! おいて行くよ?


《『おいて行くって……儂を、我を……』》




『じじい、その姿で町には入れん! 小さくなれ!』


《仕方ないな》


 え? ドラゴンさんも小さくなれるの?


《儂に不可能はない!》


 すると、ドラゴンさんが小さくなった。小型化したシルビーと同じぐらいだ。

 ちょっと可愛いかも……


『じじい気配消せ』


《あ?》


『いいから早く!』


《わかったよ》


『我の推測が正しければ、敵は……』


 え? シルビー?


《魔族か? 気配がないが?》


『いや、もっと面倒な輩だ』


 え?


『気配を全くさせず何処にでも近づくことが簡単に出来、邪気を一気に纏わせ急激に増幅出来、自由に瞬時に動くことが出来る輩……』


《邪神か?》


『確証はないがな……多分間違いないだろうな』


 ええええええええええええ????

 邪神ってぇ????


「邪神?」


 ()()の発言には流石のギルバードさんも驚いた様子だった。


《ヤツは天界に封印されたままでは?》

《神位を剥奪されて異界に送られたはずだが》

《自力で脱出したか? ならば》


『ヤツならやりかねん』


《して、そやつの強さは?》


『我ら()()でやっとかな……』


《なかなか楽しめそうな相手じゃのう》


『じじい、その前に結界を張るぞ! ヤツの今までの行動から、邪気を仕掛けて、町に異変が現れ、人や作物に邪気が侵食して皆が苦しむのを確認してから去っておる』


『異変の知らせが来たのが今日! 今なら次の地に行く前にギリギリこの町に、とめおくことが出来るかもじゃ』


《よかろう協力しよう! 空からいくか?》


『上空から町全体に一度結界を! それに我とアレックスが重ねる!』


《よし! 待っておれ!》


 ドラゴンさんが再び大きくなり飛び立った。

 大きく翼を広げた瞬間!


 キーーーーーーーン!


 空気が一瞬で固まった。


 風が止まり、音が止まり、全てが無の世界に。

 これがドラゴンの結界……


 静寂の世界。



『よし! アレックス始めるぞ! 先ず我が結界を重ねる。我の結界の魔力をよく思い出せ! そこにお前の「水の子」の力で結界に干渉しろ! 強く、固く結びつき、閉じ込めるように念じろ!』


 閉じ込める?


『そうだ! 邪神、邪悪な心を持つ異物を結界の中に封じ込める、閉じ込めるイメージだ!』


 わかった! やってみる!



『行くぞ!』


 俺はシルビーに無言で頷いた。

 よし! やるぞ! 封じ込める!



 キーーーーーン!


 金属が一瞬鳴ったような感覚。

 真空の中に空気が一瞬だけ震え針が刺さるような感覚。


 シルビーが俺を見て頷いた。



 よし! 次は俺の番だ!


 ドラゴンさんの結界にシルビーが重ねた結界、それに俺の出す『水の子』の力が、自然と絡み合い一つになり、それを強く固く重ね絡め、侵入者を結界の中に閉じ込めるイメージを!


 よし! 出来る! 

 俺は出来る!

 必ず閉じ込める!



「『水の子』水を纏えーーーー結界に強固に絡み同化し出口を封じろ!」

「邪神を閉じ込めろーーーーーーーーーー!」



 カキーーーーーーーーーーン



 出来たか?



『よくやった! よし! 行くぞ! ヤツを探す! アレックス、ギルバード、我の背に乗れ!』


 俺達は急いでシルビーに跨った。

 ギルバードさんが俺を抱きかかえ落ちないようにしてくれた。


『行くぞ! しっかりつかまっとれよ!』



 こうして、ドラゴンさんの助けを借りて俺達は邪神の行方を追った。

『お忙しい中、最後までお読み頂き大変有難うございます』


【作者からの切実なお願い】

★皆様のお力をどうかお貸し下さい★

このジャンル初挑戦です!

『皆様のお力で表紙入りを達成させて下さい』

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皆様の応援により筆が進みます。

拙い作品ですがこれからも応援お願いします。



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