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23 シルバーウルフ?

 一旦、家に戻った俺は、いつものように()()()のご飯を作っていた。


 それにしても……


『水の子』の力って凄いなぁ……

「水の力を借りて何でも思い通りに出来る?」


 あの日、老人から告げられた言葉を思い出していた。


「水の力って、何にでも発動するのか? まさかなぁ……水で木が思い通りに動く?」


 やっぱりこれチート過ぎじゃね?

 まぁ考えても仕方ないな。

 出来ちゃったものは……






「ご飯にっしよっか!」



「わっふ!」


「シルビーは本当に、食いしん坊だなぁ、ハハハッ。さぁ、お食べ!」



 シルビーが狩って来た山鳩をソテーにし、野うさぎと野菜をたっぷり入れたスープも今日は作ってやった。


 シルビーのお陰で最近は肉にも困らなくなった。

 野菜はいつでも沢山あるし、肉も沢山ある。

 水はいくらでも出せるし。


 お金にも困らなくなった。



 俺、幸せだなぁ……

 みんなに助けられている。

 最弱スキルってバカにされてきた俺なのに……



 でも、この力は、みんなの役に立つように使わないとね。

 俺に親切にしてくれる人への感謝の意味も込めて!



「ところでさぁ、気になっていたんだけど、シルビーお前、デカくなってない? 最近めっちゃお前食べるから太ったんじゃないの?」


「わふ」

 シルビーは小首を傾げた。


「お前、本当に言葉わかるんじゃないのか?」


「わふ! わふ!」



 まぁ魔物と言っても人間の言葉が分かるわけないか……

 いくら器用な()()()()()()()の子供と言ってもな……


「ご飯食べ終わったら、もうひと仕事するから、シルビーも手伝ってくれよ? お前、運動してダイエットしたほうがいいんじゃないか? ハハハッ」





 そのあと、()()は再び雑木林に戻り、

 まぁもはや雑木林とは呼べない感じになってしまったが……


 そこには広大な平地があった。

 そして立派なログハウスが。



「これさぁ、あっちの家と離れてるから不便だよねぇ あっちにもう少し移動とか? 出来ちゃったりしないかなあ?」



「わふ! わふ!」


「この家を向こうに動かして、それで、こっちの空いたところに畑や、シルビーの遊び場作るほうがいいよねぇ? シルビー」


「わっふ!」


「『水の子』に出来ないかなあ? イメージすれば何でも出来るって言ったけど、流石に移動は無理かなぁ? でも、家作れちゃったしな。よし! 試してみるか! 先ずはイメージだ!」


 俺は家が動くイメージを頭にした。

 水の力で家を押し出す感じで家が動いていくイメージを。



「よし! 『水の子』たのんだぞ!」

「家を押せぇーーーーーー」





 ズズズッ


 ズズズズズッ


 ズズズズーーーーーーーーン



 ドスンッ。









「うそーーん」



 出来た……




「ハハハッ」






「もう考えるのやめょ」



『水の子』

 ありえねーーーーー





 俺ありえねーーーーーー



「わっふ! わっふ! わっふ!」


 嬉しそうに走り回っているシルビーを見て俺は、もう深く考えることを止めた。




「うん。もう『水の子』万歳! これでいいや!」




 ()()はその後、空いた土地を整地したり、畑を作り直し移動させたりと、

 忙しく作業を行った。



 ログハウスの前には大きな庭が出来、シルビーの遊び場も出来た。

 雑木林は三分の二はシルビーの狩り場としてそのまま残してやった。


「まぁシルビーの狩りのお陰で実際食料は潤っているしね。いつもありがとな。シルビー」


「わっふ!」

 シルビーは得意そうな顔をした。





「シルビー疲れたろ? そろそろ家に戻って、お風呂に入ろうよ。その後、晩ご飯な?」


「わっふ! わっふ!」


「おいおい、じゃれるなってぇ。帰るぞー」




 ()()は、家に戻り、風呂に入ったあと、晩ご飯を食べた。



「シルビーデカくなってない? 朝よりデカくない? お前食い過ぎだろ……」



「わふっ」





「最後までお読みいただき、ありがとうございます」

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