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巣は巣でも‥‥‥

 う~ん‥‥‥憧れるなぁ ヽ(´o`


 ツバメが巣を作る家。


 そもそも、俺んちの回りでツバメ見たこと無いし、憧れても無駄なんだけど。


 この辺はツバメさんには人気が無いエリアなんだな。残念! 



 そんな俺んちにもかつて巣を作りに来た空飛ぶ生き物がいる。


 それは‥‥‥


 刺されたら痛そうだな~ (^_^;)


 そう、蜂さん。アシナガバチ。


 2階の出窓の下に、知らん間に巣が出来てて、近所の人に教えられて。



 ったくさぁ、鳥さんは家にはフン落としてくだけで来てくれないのに、なぜ蜂さんは間借りに来るのよ?


 自然のものを壊すのは申し訳ないけれど、俺んち産アシナガバチがこの辺ブンブン飛び回ったら近所迷惑だからな。こんな狭ぜまごちゃごちゃした住宅街で。



 ──さて、()るか。



 俺のコスチュームは安物Tシャツと短パン。


 防御アイテムはスプレー式の殺虫剤×1。


 武器は100均のデッキブラシ×1。


 魔法も剣もございまぜん。チートスキルも持って無いっす。

 これって駆け出し勇者以下の装備。



『家壊してごめんね~』と心で謝りながら、俺は窓から身を乗り出し巣を除去。



 やれやれ (^ー^;A



 ‥‥‥なーんて思っていたら、逃げて生き残ったと思われるアシナガさんたちが戻って来て、またすぐに同じ所に巣をせっせと作り出してた!


 巣を数日後に発見。



『他んとこに作ってね、ごめんね』



 俺はやむ無く再び除去。


 それなのに‥‥‥



 今度は俺んちのベランダに作り始めた。

 もう、君たちどんだけ俺んちが気に入ったのよ? (・・;)))



『いい加減学べよ。俺んちに作っても無駄だってば!』



 俺、三度目の正直で撤去 (*゜∀゜)=3 ハァー



 普通これでもう、終わりと思うじゃん? 


 おまえら‥‥‥少しは考えろよ。こんなんじゃおまえらそのうち滅ぶ。



 数日後、ふと気づいてビックリした!



 2階の出窓の上の角にまた巣を作ってた。


 しかもガラス面に六角形が並んだ巣の面がバッチリ見えて、巣の上で、もにょもにょ作業してるアシナガバチがガラス一枚隔ててめっちゃよく観察出来るではないか!



 あ、こういうの動画撮ってYouTubeに上げれば儲かってた?

 (ヾノ・ω・`)イヤハヤ‥‥



 ここまでしつこいと最初の申し訳無さも無くなってしまった。



 『困るんだよ、おまえら!』



 即刻撤去。



 しばらくまた巣を作ってないか警戒してたけど、ようやっと学んだようで、これで終わった。ふう~ |_-)))) 











ほんとごめんねぇ。蜂さんたち悪くないのに‥‥‥_〆(。。)

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