表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王級術士の落ちこぼれ  作者: 小烏 暁
8/59

第2章〜夢~#1

俺はこの数日で起こった事を父と母に話した


「ーーー成程、そんなことがあったのか」


父さんと母さんにこの数日間の経緯を話した

Lvの事は流石に言うと今後の両親目が変わるかもしれないから言わない、9歳の息子がLv60ってのはどう考えても異常だ、話すべきではないだろう

あとは先々代の魔王の事、あの森の奥の事も言わない


「僕の話は以上!ご清聴ありがとうございました」


「パチパチパチ〜」

かあさん、声に出さなくてもいいよ、


「いい経験になったな、今日の食事は豪華にしよう」


「えぇ!腕によりをかけるわよ!」


「やったー!ありがとう父様!母様!」


そういえば数日間ろくなものしか食べてなかったな

今度から食料を持って行っとこうかな。


「イヴァンが好きなダジンを使った料理にするからね!」


ダジンとは鶏のような見た目をした動物で、とても高値で売られている。


ちなみにこの世界は魔法貨 金貨 銀貨 銅貨 に別れている、1番高いのは魔法貨と言って魔力が宿っているお金だ、1枚で半年はいい暮らしが出来る。


ダジンは金貨1枚!高級食材なのだ!


「本当に!やったー!ありがとう母様!」


「はうぅ!いいのよイヴァンすぐ作るから待っててね」


母さん嬉しいからって涎垂らすのはやめて....


ーーー「ようやく寝られる....」


今の時刻は深夜2時、もう眠たいよ、

自分で食べるって言ってるのに母さんってば食べさせてきたりするし、

旅についてもっと教えてくれって言うしで中々時間がかかってしまった。


取れなくなった指輪を見つめる


「なんで取れないんだろこの指輪」


ステータスを見る限りだとこの¨暴走¨、そしてこの¨???¨の欄。翡翠眼のLvが足りないから見れないのか、それともまだ見れないのかはわからないが、

暴走・・危険な匂いしかしない。

せめてもの救いは任意で発動だからよっぽどのことがない限りは使わないことを願いたいものだ


「ふぁあ・・・考えるのはまた今度にしよう、今日は疲れた・・・」


瞼が重くなり俺はゆっくりと目を閉じた


ーーーー「あれ?」


気が付くと俺は見知らぬ城の中にいた


「おれ・・・寝てたんじゃ・・」


「あら?あなたよくこの場所に来られたわね」


いつの間にか俺の目の前には黒髪の女性がいた


「うわ!」


俺は驚いて後ろに下がった。


「驚いた?ごめんごめん、この世界に来たの君が初めてだからさ、ちょっと気になっちゃって」


「えっと、お姉さんは?」


「私?・・・・そうね、囚われのお姫様ってことにしてちょうだい?」


「…えっと‥それじゃあお姫様、ここはいったい?」


「ここは夢限の牢って言って、訳あって私はこの場所から一歩も動けないのよ」


夢限の牢・・・神話の昔にある魔法使いが何かを封じ込めるために作られたって書物で見た覚えがある、もしかしてここがその場所?


「それより君どうやってこの場所に来れたの?迷い込んで入っちゃったとか?」


「えっと・・僕もよくわからなくて、ベットで寝ていたらいつの間にかここにいて・・・」


「あー、じゃあ迷い込んじゃったんだね、それだったら私が元の世界に帰る道を教えてあげるよ」


「ありがとうございます!」


「その代わりってゆうのはなんだけどさ・・」


ーーーーー「んん・・・」


目が覚めると朝になっていた、そういえば何か変な夢を見てたんだけど・・・なんだったっけ?

・・・・まあいいか。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ