〜第1章〜森へ行きます ♯2〜
私はついにステータスが見えるようになった。
というのも先日私は7歳の誕生日を迎えた、そしてこっちの世界にも誕生日を祝う文化があるらしい。
....予想以上の豪華さ、姉の誕生日の日もそうだったがやはり転生前の世界とは比較するまでもないくらいだ、文明が中世辺りで止まってはいるが、いやぁ、中世最高。
しかしまぁ、やっぱり魔法での文明が高いな、電気や水やお湯は魔石から、雨なんかも降らせられる魔法ってのが凄い。怪我したら回復魔法で治癒できるし、
重症でもひと握りだけど治せる人もいる。
だけどここにはスマホやパソコンやゲーム等の娯楽がない!期待はしてなかったが、流石にあそこまでの精密機械を加工するのは今の文明じゃほぼ不可能だろうしな、そこは妥協しようと思う。
おっと、脱線してしまった、えっと、なんだったか、
そうだ!私は7歳にしてようやくステータスを見ることが出来た、相手のステータスは見れず自分にしか見れない。
でもごく昔稀に相手のステータスを見ることが出来る種族がいたんだが、それをよく思わない魔族の貴族達は全員殺害したとか、全く胸糞の悪い逸話だ、
でもまぁ相手のステータスが見れるってことは現実世界で言う所の透視みたいなものだからなぁ、確かにあると便利だと思うけどね。
「ステータス確認」
そう言うと目の前にウィンドウが現れる。
「さてさて、今の俺のステータスはどのくらいっかなぁー」
ワクワクを胸にステータスを凝視する
名前・イヴァン 称号 魔王の卵
ステータス Lv3 筋12 防4 魔防54 魔攻2.5 速15 賢199
「は?嘘?何これ、」
筋力と魔攻が低すぎでしょ! なんで魔防と賢さが高いんだよ!意味わかんねえよ!
「いや、いや落ち着け俺、深呼吸だ、、、」
でもこんな感じだとスキルはどうなるんだよ、絶対オワコン化してないかこれ、
「.......よし!¨スキル確認¨」
ウィンドウの画面が変わりスキル一覧が現れた。
スキル ・従属化Lv2・魔術解読眼Lv1・魔眼Lv0
・翡翠眼 Lv1・魔力障壁Lv2
「従属化は、まだよく分からないけど魔術解読眼は多分相手の魔法を見たら使えるようになるスキルだと思う。魔眼のLvは0ってなんだ?まぁ、考えても仕方ない。ん?翡翠眼?これってなんだろ?」
このスキルは一体何が出来るんだ?
「あー!やっぱりここにいた!」
「お姉ちゃん!」
やっべぇそうだった俺姉さんから逃げてたんだった!
「早く来なさい!まだ武術の稽古をやってないでしょ!」
「お姉ちゃん手加減しないし痛いから嫌だ!」
姉さん..スパルタだから本当に死ぬかもしれない1歩手前で稽古つけてくるから怖いんだよね、
「別に死にはしないわよ!戦場に出たらこれじゃあ済まされないのよ?!わかってる?!」
「分かってるけど僕はまだ7歳なんだよ?お姉ちゃんは若い芽を潰したいの?」
「そういう御託はいいからさっさと稽古する!」
「わ、分かったよ、」
「ほら早く来なさい」
....気乗りしないなぁ、
2人の訓練が始まる。
「ほら!もっと腰を使って!相手を見る!」
「はあぁああ!」
「ほら!剣だけを振り回さずに身体を使って!」
私は木刀で姉さんと稽古をしている、やはり姉さんは飛び抜けて剣の才能がある、羨ましい、私なんて筋力12だもの、仕方ないじゃん。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
「ふぅ、少し休憩してから続きやるわよ」
私はその場で倒れるように横になる
ドスンという音が地面から響く
「はぁ、ふぅ、」
この休憩の間に翡翠眼を使ってみようかな
翡翠眼発動っと、
「ん?あれ?これって、」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
姉さんの稽古が終わり今日もバテバテな身体でベッドに横たわる。
「ベッドだあぁ!」
「明日もやるからしっかり休んどきなさいよ」
逃げようかな、
「返事は?」
「はい!」
「よろしい」
姉さんは笑顔で部屋から去る
「うーん、それにしてもこの翡翠眼凄いな、」
この翡翠眼、実は相手のステータスを見ることが出来るスキルだった、これは結構なアドバンテージとなる、相手のスキルやLvを見て対策ができる点が良い。
「しかしやっぱり姉ちゃんは凄いなぁ、」
メリアド・シスリー 称号無し(仮おてんば嬢)
ステータス Lv12 筋98 防85 魔防35 魔攻159 速158
賢さ95
スキル確認
・連撃Lv5・上級剣術Lv9・調教師Lv1・中級魔術Lv5
・火炎剣Lv2 ・五感Lv1 ・???Lv?
流石我が姉だ、ここまでチート級だと俺がちっぽけに見える。この???はまだ分からないがスキルのLvを上げれば分かるんだろうな、だがしかし、驚くにはまだ早い、父と母のステータスも見たがほとんど3桁、スキルは姉ほどチート級ではないが強い。
「俺も強くならないと、」
明日から魔法の特訓をしよう
ーーー私が9歳になる頃、色々な特訓をした、まずは詠唱を短縮して魔法が使えるか、これについてだが、この世界は魔法を使う際なっがい詠唱を唱えるらしい、例えばファイヤーボールという呪文を撃とうとしよう、火の神よ我が魔力を媒介とし我に与えたまえ、とか言わないといけない。
イメージも大切だ、イメージする事がこの世界の魔族や人はあまり得意ではないらしい、
例えば炎のイメージ、うん、これはできる
熱い、痛い、焼けるといったイメージができるから炎系統の詠唱短縮は出来ない奴はいない、水や風も同様なのだが、雷や闇、光などの特殊な魔法に関してはイメージが湧かないので詠唱を短縮することが出来ないのだ。
しかぁあし!私はこの2年で新しいスキルを手に入れた、
魔王様が使っていたスキル、 ・詠唱短縮・威圧等色々なスキルが手に入った。
「ステータス」
イヴァン 称号 魔王のヒヨコ
Lv20
筋58 防158 魔防288 魔攻320 速35 賢さ300
スキル
・従属化Lv5・魔術解読眼Lv8・魔眼Lv1
・翡翠眼 Lv3・魔力障壁Lv10up→進化・魔王障壁
New ・ユニーク=詠唱短縮Lv3 ・威圧Lv1
ほぼ毎日姉さんと一緒に魔物を狩ったり稽古をしてLvが上がった際に手に入れたスキルだ、
しかも驚くことにLvが上がって進化したスキルもある。
まず従属化についてだが、これは魔物、人間、魔族、全ての種族を従属としておくことが出来る能力だ、
さすがに知能のある奴を従属化する前に魔物を従属化していったが、相手に恐怖の感情が出た時だけ使えた。
従属化に成功した魔物は私の事を主と認め言う事を聞くようになった。
ちなみに従属化させた魔物は従属化を破棄させることも出来る。
魔術解読眼は1度見た魔法を覚えることが出来るのだが、Lvが上がるにつれ今は覚えた魔法を合成させて新しい魔法を作ることができるようになった。
次に¨魔眼¨このスキルは正直驚いた、透視スキルや霊体化の看破でき、相手の身体の自由を奪うスキルだったのだ。
でもこの魔眼Lv1がMAXだからこれ以上は上がらないんだなと思う。
翡翠眼は相手のステータスがより細かく書かれていた
魔力障壁は魔法攻撃を軽減することが出来た。
魔王障壁になってからは魔力を大幅に消費する代わりに、魔法や一部物理攻撃の無効化に進化した。もちろん相手の技量次第。
そして、詠唱短縮
長い詠唱を短縮して魔法を使うことが出来る俺のユニークスキルだ。
毎日イメージしたものを形にしてそれを魔力で具現化させる、そのおかげで俺のオリジナルスキルが手に入った。
そして最後に威圧、これはその名の通り相手を威圧するスキルだな従属化と組み合わせると戦わずに従属させるから重宝するスキルだ。
ーーーーーー姉さんは今国内有数のイーリス学園に入学する為に修行をしている、なので当分は帰ってこない、
今頃どんどん強くなってるんだと思うと少し怖いな。
私も遅れてだが姉さんと同じ学園に入学することが決まっている。
まだテストすらやってないけどね
これまで姉さんから地獄のような特訓をして、密かに姉さんの教本を読んで勉強をしたからなのか絶対余裕で受かると思う。
ありがとう姉さん、そしてそれをよく思わない私
「学園に入るまでは時間があるし、魔法の勉強をしよう」
図書館や書物庫などを漁ってわかったことがある
・魔王の秘宝・魔王級呪文・古代都市ミレア
魔王の秘宝についてだが一つだけ心当たりがある、昔レイハルド様が言っていた事があった
「なんだったか、確か....」
私は魔王様が言っていたことを思い出す
「ーーーーーーーーー魔王の秘宝?ですか?」
「そうだ、魔剣国ムアという国にある 闇夜の森の奥に先々代の魔王が隠したと言われる魔王の装備があるのだ」
「でもそれって数千年前の話ですよね?今でもあるんですか?その秘宝は?」
「間違いなくあるだろう、あそこからは何らかの力が眠っている、我はその事を知った時すぐに森へ行ったがこっぴどくやられてしまってな、」
「魔王様がですか?!魔王様がダメならどうやってはいるんですか?」
「....そうだな、強いて言うならば器が足りなかったという事だ。」
「器?ですか?」
「そうだ あの頃我はとても若くてな、人間で言うところの8つだったか、その頃、我はまだ魔王ではなかった頃だったから・・・・これは我の仮定なのだが、森の奥に行くにはなにか魔王が持つ固有のスキルが必要だと思う。」
「スキル?」
「うむ、だから我は魔王になろうと夢見ていた、そして先々代の魔王の遺品....秘宝を手に入れようとな、だがそれも叶えられない夢だった.......」
「何故です?」
「魔王になり、魔王固有スキルを編み出し森へ行ったのだが。
小さい頃だったので分からなかったがあの穴はどう見ても今の我には通ることが出来ないと分かった。」
「壊せばいいじゃないですか?」
魔王なんだからそれくらい容易いだろう
「そうしたさ、だがな壊せられなかったのだ....」
「何か壁に魔術的な防壁を作っていたとか?ですか?」
「そうではない、何、単純なこと 先々代の魔王の世界では¨クルール鉱石¨という世界一硬く物理でも魔法でも擦り傷しか付けられない....今は亡き伝説の鉱石が満遍なく使われていたのだ」
「そしてそれを加工したのが先々代の魔王なのだ....はぁ....」
そう言い頭を抱える魔王
「ということはつまり、小さい頃に魔王の固有スキルを編み出さないと行けないって訳ですか?」
「そうだ」
「それって不可能じゃないんですか?」
「普通の魔王ならな」
「?」
「いつか分かることよ」
「はぁ....」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「確か....この場所だよな」
闇夜の森....見た感じだと普通の森にしか見えないが、
魔眼で見ると分かる、禍々しいオーラが溢れかえっている。
「魔王の秘宝か、一体どんなアイテムなんだろうか」
少し奥へ進むと
....ちょっと待って、森の中に入るなり魔物が沢山いるんだけど。
「なんだよあの魔物は、」
ライザースネークLv80 クリムグルスライムLv75
グリフォンLv81etc..
「俺のLvの4倍?え?」
これ俺死ぬかもしれなくない?
「これ、流石に逃げた方が」
パキッ
魔物たちは一斉にこちらに気づく
「グルァァァァァァ!」
「くそ!まずい!」
すぐさまスキルを使う
「魔王障壁!」
魔物たちの攻撃が当たる直前に障壁を発動させた
グアアアアアアア!
攻撃が絶え間なく続く、魔力がどんどん消耗されていく!長期戦には持ち込めない
威圧で相手をひるませようとしたがLvの差があるため無効化される
「威圧が効かない、なら!」
「ブラスト!」
風斬撃魔法でも中級の魔法だ、流石にこれで倒れて欲しいものだ、
「.......」
流石Lv80台魔法耐性のない魔物だけはあらかた倒すことができたが、やはり魔法耐性のある魔物はあまりダメージが効いていない。
「不味い、流石にこの数を一気に殲滅するには、」
もうあの魔術を使うか、だがしかし、こいつらに聞くのかが全くわからない、さてどうする、
「迷ってる暇はないな....!」
スキル、魔術解析眼で闇の魔術講式と風の魔術講式を組み合わせて....新しい魔術を作る!
残りMPが30%を切った、もう少し持ってくれ!
魔物達は一斉に攻撃をしているがその全てを無力化している、流石魔王のバリア、魔力消費も馬鹿にならんがこれがなかったら今頃あいつらの腹の中だったろう。
「よし!残りの魔力使って!」
無に帰せ!「ネビュラス・オルグ!!」
その瞬間辺りが闇に染まる.............