かたちにできないもの
あなに落ちる夢を見た。小さなころからみている、なんの脈絡もなくただあなに落ちる夢
腰が引けて、うわってなるあの感覚。わたしは目が覚めたとき生きていることをものすごく実感した
綺麗すぎるものが得意じゃない
なんか人工的で生きている感じがしないから
わたしはなぜかいくばくの恐怖感を抱いていた
昼間は楽しくしていたのに正論の暴力により私の精神は摩耗した
それほどまでにわたしをまもる精神はよわくなにかにすがりたくてしかたなかった
1人ではいる風呂がこわかった。風呂の中でいきなりわたしのいのちが終わる気がしたから。得体の知れない何かにわたしの存在をけされる気がしたから
かがみがない
わたしにはかがみがほしい
ぶつりてきなそれではなく
生きているかがみがほしい
…………
なにをいっているのだろうか
まるで純文学のようで
なにかきどっているようで
なにかこころからでてきたおびえで
なにかひとりよがりなぜいたくな
なにか
……




