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爆縮と体温の機知(4)

来客蜜柑

蜜柑の香りが

未だに残る

対面の座布団には

形が残っていて

ホログラムで

未だに座っているように

見えるのだ

会わずにいた間に

何を変えられて

何を変えたのだろう

変わらない顔になった

終わりの30分は

殆どの物事が

無かったかのようだった


他人の話に

全く興味は無い

個々で判断し

結論を出しながら

生きて行くものだ

逃れられないのは

逃れる気が無いと思えるほど

何かで縛っているからだ

自分で自分を縛っているのだ

人の感情が分からないのか

などという問いに

顔を真っ赤にしながら

言い返しているからである

そう思われなくても良い他人に

何故、そう思わせようとするのだろう

無意味であるのに

その場面が

重要であるかように振る舞うのは

謎の行動である

思考が支離滅裂というより

行動が支離滅裂なのだ


蜜柑の皮は

全てが繋がっていて

維管束のゴミも無かった

丁寧に食べられた跡は

誰かに対して

気にし過ぎているような

よく分からない物がある

話はするのに

そこには踏み込まない

蜜柑の皮には

他人に映る僕、自らの形も入っていて

どちらかがどちらかを

良いように利用しているから

成り立つ物にも思えた

反応があるボイスレコーダーか

蓄積されるだけの外付けハードディスクか

改善点が

世間体から逸脱していると

笑っていたように思う

それで笑っている内は

その悩みが消えることは無い

消えない悩みに依存するなら

そろそろ、末期のような気がする


客用の座布団を

干す物として

別に片付けをする

布団やらも

虫干ししなければならない

梅雨前にして

梅雨後にもする

実に太陽様様な部分である

あの人にも

太陽はあるのだろうか

無視干し出来るような

社会ではある

人工太陽みたいな

気持ち悪い燃え方をする

同じであれば

同じ物なのだろうか

違うような気がするが

個々に片付けなければならない




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