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プロローグ



高架駅のホーム。

私は電車に飛び込むためにここに来た。

ここを快速電車は110km/hで通過する。

人生を終わらせるためならここが最適だろう。

あまりにもおかしな両親、狂ったクラスメイト、進学を強制する教師はここにはいない。

誰もいないホーム。

さああの世へ旅立とう。

地平駅の隣の駅に快速電車が着く。

電車が通過しますと自動音声が流れる。

電車が発車する。

私は線路に飛び込む。

運転手は急ブレーキをかける。

電車は急に止まれない。

私はあの世に行けることを確信する。

さあミンチになろう。

痛いのはほんの少しだけ。

今までの痛みに比べたら耐えられる。

もうすぐ終わりだ。

後もう少し・・・




轢かれて血をまき散らして死ぬ予定であったが、空を飛ぶ変態人間に助けられた。


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