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神無月  作者: 神紅羅
3/4

二、目覚め

総司の口調ぐだぐだです;;

すみません;;;



「…ぅ…………ん?」



視界に見慣れない天井が見える。


「あ、起きた?」


何処からか、声が聞こえる。


僕はそっちのほうに顔を向けた。



「ぅわにゃぁああ?!」



目の前に、

あと少しで鼻先があたるところに人がいた。



「だ、誰でしゅっ?!」


驚きすぎて、噛んでしまった。


(恥ずかしい………//!)


絶対今僕の顔は真っ赤だと思う。


「プッアハハ驚きすぎですよーハハ」


「と、とりあえず、は、離れて!!//」


僕が、つっかえながらそういうと目の前の人はスッと体を引き、

僕から離れてくれた。



そのお陰で今まで近すぎて分からなかった目の前の人がよく見えるようになった。



(女の人?)


「僕は男ですよ。」



目の前の男?の人が僕に向かっていった。


(僕、口に出してた!?)


「口に出してないですよ」


「へ?」


「顔に出てるんですよ」


「えっえっえっ;」


「プッアハハえっえって面白いハハ」



男の人は僕を見て笑い続けた。






暫く立ち、



「はぁ、笑いました。僕は沖田総司と言います。君は?」


と名前を教えてくれ、

僕に名前を聞いてきた。



「神無、………月詠神無(つくよみ かんな)。」



「神無さんですか。神無さんはなんで彼処に倒れていたんですか?」



「彼処に?倒れてた?」


僕は訳がわからず首を傾げた。


「君は河原に怪我して倒れてたんですよ?」


すると沖田さんが教えてくれた。


「怪我?………あっ」



僕は沖田さんに言われ、

初めて自分の体の所々に包帯が巻かれていることに気づいた。



言われてみるとなんだか体がとても痛く感じる。



「それに君のその服不思議ですよね。異人が着てる服みたいだけど君もしかして異人なんですか?」



「変な格好?」



僕は自分の着ている服を見た。



僕の服は沖田さんの来ている服とは形が全く違っていた。


けれど僕は変とは思わなかった。


むしろその服に付いている血や汚れが気になる。



「神無さん?」


「あ、」



僕はどうやらぼーとしていたようだ。



「ごめんなさい。……あ、僕異人じゃない………です。」


「ですよね。言葉通じて喋ってるし、じゃあその格好は?」


「えっと………なんで着てるんだろう?」


「え?」


「違和感はないんだけど……………」



「出身は?京の人………にしては訛りがないですよね。口調からして江戸あたり?」



「出身……………………」



(僕は………………どこ出身だっけ?)



「神無さん?」



(というか……………)



僕はどんどん血の気が引いていった。



たぶん僕の顔は真っ青だろう。



「大丈夫ですか?具合悪い?」



沖田さんが心配そうに僕をみる。



「沖田さん…………分からない」



「え?」



「僕……………






自分の名前以外分からない



……分からないよ………」




…………………






「えぇええ!!!!!???」

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