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私は好きな人に少しでいいから振り向いてほいだけなのにな。

作者: 七瀬






“私は好きな人に少しでいいから振り向いてほいだけなのにな。”



私の好きな男性ひとには、別に好きな女性ひとが居て。

私は彼に片想いだ!

決して報われない悲しい片想い。

それでも私は彼の事を諦められない!

なんて情けない女なのか、、、!?

まあ、こんな事は独り言だし、彼には届かない淡い想いなのだろう。

でも? 何故か最近、私は彼からよく話しかけられる。



『西田さん! 少しいいかな?』

『・・・えぇ、いいですよ。』

『あのさ? 西田さんって、近藤さんと仲が良かったよね!』

『あぁ、まあ、そうですね。』

『“今度! 近藤さんも誘って一緒にドライブデートしない?”』

『えぇ!?』

『俺も二ノ宮連れて来るからさ。』

『・・・あぁ、まあ、分かりました。』

『じゃあ、よろしくね!』

『ああ、はい!』





・・・正直、釧路さんに話しかけられた時は凄く嬉しかったけど?

話をしていくうちに、“彼は近藤さんが目当てなんだと気づく。”

なんか急に虚しくもなり悲しくもなった。

それでも、大好きな彼からあんな風に言われたら近藤さんを誘うしかないし、

彼がそう望むなら私が叶えてあげるしかないじゃない!

正直! “私はどうしたらいいのよ!”



それでも私は彼に言われた通り、彼女を誘ってドライブデートに行く事

になった。




『“今日は、ふたりとも来てくれありがとう!”』

『ワタシはリリコに誘われたから来ただけで、、、。』

『今日は楽しもう~!』

『うん。』



彼が運転席で、助手には彼女が座った。

私は右の後部座席に、隣は職場の二ノ宮君が座ったわ。

4人でドライブデートなんて、嘘みたいな話なのだけど、、、?

凄く楽しかったし、久しぶりに気晴らしにもなった。



『“近藤さんって? 彼氏居たっけ?”』

『えぇ!? 居ないよ、随分前に別れてから居ないかな。』

『西田さんは? 彼氏居るの?』

『私も居ないわ。』

『二ノ宮は、1カ月前に彼女と別れたんだよな~!』

『・・・まあね、彼女にフラれちゃってさ!』

『“じゃあ、今は彼女が居ないんだね、二ノ宮は!”』

『まあね、ステキな女性ひとが居たら? 直ぐにでも付き合いたい

けどさ~なかなかそういう女性ひとって直ぐには現れないから!』

『“どんな女性ひとが二ノ宮君はタイプなの?”』

『キレイ系より可愛い系の女の子が好きかも?』

『・・・ふーん、そうなんだ、』

『“例えば? 西田さんとか。”』

『えぇ!? 私?』

『ずっと西田さんって可愛いなってオレ想ってたから。』

『何? 二ノ宮、ここで西田さん口説いてんだよ!』

『えぇ!?』

『おい! やめろよ、今からドライブデートって時に、、、!』

『すまんすまん!』





・・・ココで何気に私が思った事は?

“ここに居る4人は、まさかの? 皆、片想いではないのか?”という事だ。

だって! 話を聞いてたら、優華ちゃんはどうやら? 二ノ宮君が好きらしい。

二ノ宮君は、自分で言うのも変だけど? 私の事が好きなのかも。

彼は優華ちゃんが好きだし、私は彼が好きだから。

でも、なんでこんな風になるんだろう?

もっと皆が幸せになれる恋愛が出来たら幸せなのにな。

このままだと? “誰も幸せになれないじゃない!”

そんな悲しい事ってある?

この先も矢印は、いつも一方通行で“誰も両想い”になる事はなかった。





そして私は彼を好きな事をやめた。

“報われない片想いはもうおしまい!”

これからは、新しい恋に私は羽ばたくと決めたの!

恋愛は幸せになれるから恋愛なんじゃない、私も早く両想いになれる

新しい彼を見つけなくちゃね!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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