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「ありがとうございました。」
と言って、お辞儀する。
頭を撫でられる。
「はぁ~また勝てなかった。なんでだ??」
「おいおい、ノア。流石に現役の辺境伯に勝ってしまったら、どうかと思うんだ?しかも、ノアは5歳だろう?同年代では、圧倒的な実力だろうよ。」
「坊主たち~やるなぁ!団長相手にすごいな!!」
「ええ、新人騎士なら勝てないでしょうね。ノア様は、魔法の発動時間の短縮が課題ですね。リアム様は、剣筋が読みやすいので、いろいろなパターンを覚えるといいですね。」
「はい。そうですね。自分でも分かってはいるんです。」
「まあ、そんなに思い詰めないんだぞ。まだ5歳だし、ノアのことだ。あっという間に上達するよ。」
そう言ってみんなが僕のフォローをしてくれた。
そう話してると、拍手が聞こえた。
「いやはや・・・世も末ですな。子供だと思っていたら、騎士と互角に渡り合えるほどの実力とは。辺境伯の子と言うのを抜いても、すごい能力ですね。」
「まぁ、うちの子供たちは、みんな優秀だからな。」
「ほんとに、そうだな。ぜひ、我が子の誰かと婚姻をしてほしいものだ。」
「ほーう?」
ギラリと父上の目が光る。
「いやいや!そうなれば嬉しいだけだ!強引にとか、そんなことは断じて思ってないぞ!!」
「我が子たちは、駒じゃないからな。別に爵位も欲しいわけではないし、政治バランスとかも関係ない。だから、私のように恋愛結婚してもらうさ。」
と、釘を刺す父上だった。
ぬかりない・・・
「ところで、僕まだもう一戦お願いしたいのですが、どなたか相手してもらえますか?」
「お!じゃあ、兄弟対決しろよ!」
なんて、ガイさんが気安く言う。
まぁ、いいんだけど。
僕が勝っちゃったら気まずいよね・・・
かと言って、手加減したら兄上怒るだろうし。
なにより、体力を0に近づけたいのに、意味がない。
しょうがない、兄上が了承するなら、全力で戦うか。
「私はいいけど、ノアはどう?」
「兄上がいいなら、僕もいいですよ!」
そう言って、二回戦が始まるのだった。




