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久しぶりの更新になり、すみません。
お詫びに本日は2話更新しています。
2話目
その日は、いつもよりぐっすり眠れた。
夜中に起きてしまうこともなかったし、ポカポカと暖かくて、起きたときは、スッキリしていた。
「ノア、おはよう。」
「おはようございます、父上。」
「ノアが、甘えてくれて嬉しかったぞ。エマだって、リアムだって、ノアくらいの年のときは、たまに一緒に寝てたんだ。それが、ノアは部屋を与えてからというもの、一回も一緒に寝てとは言ってこない。私もオリビアも、少し寂しかったんだ。」
「そうなのですか・・・てっきり、一緒に寝てはいけないのかと思ってました。」
「ちゃんと、伝わってなかったか。すまない。」
そう言って頭を撫でてくれた。
「これからは、いつでもおいで?」
「ありがとうございます!父上!」
「うん、それじゃ準備しようか。」
そう言って、母上を起こさないように、そーっとベッドから抜け出す。
だが、さすが辺境伯夫人。気配には敏感なようだ。
「あなた、鍛錬?」
と寝ぼけ眼で、父上に聞いている。
「ああ、ノアと行ってくるね。」
「・・・あっ!ノア!?行ってらっしゃい。」
ヘラっと笑った母上は、綺麗で凛とした母上ではなくて、可愛らしい母上だった。
「行ってきます!母上。」
僕もにっこり笑って、外に出た。
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外にでると、兄上と、ガイさん、ムンさんがいた。
宰相はまだのようだ。
「「おはよう、ノア。(様)」」
「おはよ、坊主。」
そう言って、ガイさんに頭をガシガシ撫でられた。
遠慮のないガイさんが、なんだか安心する。
裏表もなさそうな感じで、好きだ。
そんなことをしてると、宰相もやってきた。
ガイさん、ムンさんは、一緒に参加するようだ。
外メニューでは、屋敷周りを100周走り、室内メニュー(腕立て、腹筋、背筋、スクワット)、魔力循環、最大魔力のぶっ放し、剣術の素振り。
それに、魔法しばりの模擬戦、剣術の模擬戦だ。




