表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

50/156

43

「おはよう。朝から、なんだか楽しそうだね?」


そこに父上が母上をエスコートしながら、入ってきた。



「「「おはようございます。」」」



「何の話しをしていたのかしら?」



「ノアとも一緒に食堂へ来たいと言ったのですわ。」



「私にも、トーマスに頼るみたいに頼ってほしいと伝えたのです。したらトーマスが!」



「トーマスが?」



「ノア様の執事、お世話係りは渡しません!って言うんですよ。」



「フッ。ノアは、モテモテだな。」



「父上!笑いごとではないですよ!どうにかしてください!僕は女性が好きです!」



「へ・・・?ブッ!!」


と、みんなが笑いだす。僕は何が何だか分からず、キョロキョロすると、執事やメイドまでもが肩を揺らしている。

我慢してるみたいだけど、バレバレなんだけど・・・



トーマスも肩を揺らしているので、パンチしてみた。



「すみません、ノア様。可愛らしいところもあるのだな、と。」


力は入れてないので、全く痛くはないだろう。


「もういいよ。」


と、少しすねてみた。



「「か、可愛い。」」


と、姉上と母上。僕は何をしても可愛いようだ。

ほっこりする。




「さ、朝食を食べよう。ノア、あとで執務室へ来てくれ。」



「はい。」




_____________________


その後は、笑われることもなく、普通に朝食を食べ終えた。


一度部屋に戻り、歯磨きをして、トーマスを引き連れて、執務室へ向かう。



いずれ、この歯磨きもどうにかしたいな。

布で拭くだけなんだもん、サッパリ感なんてない。



「ノア様!こちらです。大丈夫ですか?」


おお、そんなこと考えていたら、執務室を通り過ぎてトーマスに引き留められちゃったよ。



「大丈夫、大丈夫。考え事してただけだから。」



「本当ですか?」



「ホントホント!トーマス、心配かけてゴメンね。」



「なら、いいのですが・・・」



ほんとに、ボケっとしてただけなんだけど・・・

心配かけちゃって悪いことしなあ。


さ、気を取り直して。


_コンコン_


とノックした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ