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他者視点(父)

あけましておめでとうございます。

昨日は更新できず、すみませんでした。

今年も更新頑張りますので、よろしくお願いします。

家に帰ると、執事に、メイドに、驚かれる。

そりゃそうか。行きより人数がふえているんだから。


いや、人じゃないけどな。



ノアは、フェンリル様と契約をしたいと言っていたけれど、女神の片腕・・・いや分身とも呼ばれる方との契約したものは、過去にいない。



応接室に着いたら、もう一度ノアに確認してもらって、そのあとやるなら、契約魔法を見てー

えーっと・・・家族を呼んで・・・ノアに身の振り方をきいて・・・えー



えー・・・ノアよ。

やらねばならないことが多すぎて、父は頭が大混乱だぞ。


涼しい顔をして、、まったく。






_______________________


「それで、だ。もう一度フェンリル様に、意思確認をしてくれないか?」



「はい。しますね。お待ちください。」



ノアがそう言うと、あたりは静寂につつまれる。

ーゴクリー


イーマスの唾を飲む音が聞こえる。

緊張するよな。

何を隠そう、私も緊張している。


時間にして数秒が、何分にも感じる。



「父上、もう一度確認しましたが、契約していいそうです。なので、確認してもらってもいいですか?」


ノアから発せられた言葉は、私の心を興奮と不安の入り混じるものにした。

契約魔法の使い手として、フェンリルとの契約が気になる。



だが、これ以上の才能を見せたら、ノアはどこかに取られてしまいそうな気もする。

そんな知的好奇心と、親心が入り混じった感情。



才能はあるのだから、やってみろ。

ノアの魔法の才能を知っている。契約魔法の知識があることも知っている。


だけど”やってみろ”それだけで、本当に魔法を行使できるものが、他にいるだろうか?

だいたい、私が確認してってなんだ?


結局やってみろって言っただけだ。

何も役に立っていやしない。




無事に契約できてよかった。

失敗しても、契約できないだけだから、他の魔法よりも安全なため、やってみろだけで任せたんだが・・・

まさか、本当に契約まで、できるとは。



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