表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

20/156

20

あ。フェンリル様、父上や母上にフェンリルだって話しても大丈夫?



『ノア様のご両親か。うん。むしろ紹介して?』



おっ!そうなのか!分かったよ。



「フェンリルです。」



「やはりか!どうしてこちらに?話しはできるかな?」



「うーん、念話で僕と話しはできますが・・・ここに来たのは、僕の側にいてあげてと神様に言われたそうですよ。あ・・・父上、母上。我が家は、動物は禁止でしょうか?」



「ブッ!」

父上が吹き出した。



「父上!汚いですよ!」



「フェンリルを動物と同類にするなど!!しかも神様・・・?どういうことだ!?」

と焦ってる?



え?ごめんね、フェンリル様。



『ううん、全然いいよ。ノア様だもん。あ、あと、僕と契約してくれれば、普通に話すことができるよ。』



そうなんだ!ありがとう。



「僕なら構わないって言ってます♪あと、フェンリルと契約をしたいのですが、僕まだ自信がないので帰宅したら、契約魔法を見てもらえますか?」



「えっ!それはフェンリル様が良いと言っているのか?」



「はい。」



「そうか、わかった。なら、すぐ見よう。詳しい話しは、家族がそろったところで頼むよ・・・」


そう言ってこめかみをほぐす父上であった。



そうそう、何を隠そう父上は契約魔法の達人だ。

辺境伯は、国境も近いし、魔の森も近い。


魔獣を相手にするには、騎士や冒険者ももちろんだが、辺境伯本人が討伐に向かうことも多い。


そんな人たちのまとめ役である辺境伯本人が、弱いわけにはいかないのだ。


なんだかんだ、この世界も上に立つには、それなりの実力が求められるってわけだね。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ