表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

156/156

141

久しぶりの更新になってしまい、申し訳ありません!!

定期的にあげられるように頑張ります!

「どうぞ、こちらへ。」


そう言って案内した応接間は、十分な距離をとれるほうの場所だった。


「へえ、辺境伯のくせにこんな大きな部屋があるんだねえ。あ、そっか。田舎だから土地がたくさんあるからか。」


この息子、喧嘩売ってるのか?



「ほう。僕の家を侮辱するのですね。家族の総意ととってよろしいですか?」



「え?なにを言ってるんだ?難しい言葉だな。でも、僕は事実を言っただけだよ?」



「まあまあ。未来の旦那さんにそんな言葉言ってはいけないよ?夫をたてないと。ノアくん、座って話そうじゃないか。」


なに言ってるんだ?この伯爵は。

あんたの夫人のどこが、夫をたてているんだか。



「その、未来の夫ってなんですか?」



「あら、まあまあ。噂は辺境まで届いていなかったのかしら?ノアさん、あなたを我が子の夫人に迎えようと、婚約の申込みに来たのよ。これが終わったら、王都へ行って都会の洗練された奥様になる準備をしましょうね。あなたは、未来の王都在住の伯爵夫人よ。」



「では、お断りします。」



「はい?」



「だから、お断りします。」



「何を言ってるのかしら。王都では、もううちの嫁になるって、噂が回ってるのよ?いき遅れになってしまうわよ。フフフ。それにね、結婚って家同士の契約でもあるのだから、お父様の指示には従わないとね?」


この夫人悪い悪女の顔してるよ。



「では、正式にお断りします。後程書面はお渡しします。それから、名誉棄損で慰謝料を要求しますので、そのおつもりで。」


とすばやく父上がお断りをする。



「はい?辺境伯って、頭悪いのかしら?」



「そうですね。私には伯爵夫妻、ご子息の行っている言動は理解ができません。それで、頭が悪いと言われるのなら、それで結構です。」



「なっ!」



「ノアを侮辱し、辺境伯も侮辱する。そんな家に、だれが好き好んで縁談を結ぶのですか?意味がわかりません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ