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指示をして、しばらくすると、最前線で戦う第二・第三隊のところへ着いた。



「団長の指示により、騎士団第五部隊、冒険者第1部隊到着!最前線、交代する。」



「助かる。」


パッと見、大型の魔物が10体近くいる。



「戦況は?」



「前線は押しつ押されつキープ。左方向・Sランクの”バーチの群れ”に苦戦中。」


バーチは、蜂のような見た目と、能力の魔物だ。

小さくて、飛ぶバーチは攻撃も当てにくいのに、毒は強くて危険度が高いSランクに指定されている。



「了解。僕らはバーチの元に加勢しに行く。他の者はそれぞれ加勢していってくれ。苦戦、負傷者あったときのみ報告を。」


冒険者たちも、臨時パーティーが組まれているので、各々状況を見て判断していくことになる。

僕と、ギルド長はバーチの群れの方へ急いで向かう。




「加勢しに来た!」


そう言って、ファイアーボールで人に当たらないように焼き払っていく。



「ノア様!助かります!」



ある程度焼き払ったところで、女王バチが気づいたのか、一気に僕へ向かってバーチの群れが飛んでくる。



「ノア様!!」


焦る騎士に


「手出し無用!!」


と伝える。

向かってきて一塊になってくれるなら、それが一番手っ取り早い。


集団になったところで、Aランクの魔法をぶちかます。



「ファイアートルネード」


一気に燃え上がり、女王バチもろとも灰になった。



「さすが。」


と一言ギルド長が言った。



「助かりました。」


と第四隊長にお礼を言われたので、頷いた。



「それで、ケガ人は?あいにく、途中で回復魔法士を置いてきてしまった。」



「2人毒にやられています。第四隊の回復士が、治療しています。」



「見に行こう。」



見に行ってみると、やはりバーチの毒を解毒するのに、苦戦していた。



「変わろう。」



「は、はい。」



光魔法インスペクションで、身体の隅々まで検査。

からの、ディートクシフィケイションで解毒。



「ん?」


すると、騎士が起き上がった。



「あああ!私が苦戦していたものを一瞬で!」


と驚く回復魔法士さん。

苦笑してしまう。



「バーチの毒にやられたんだ。一度後方にさがるといい。」



「ありがとうございます!」


それを二度繰り返した。

これで、バーチは片付いたな。

次はどこに行くか、と思案していたところに、うめき声が聞こえた。

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