表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

107/156

93

前話が62になっていました。

92話に変更しました。

すみませんでした。


しばらくお休みもらってしまったので、本日は3話投稿します。


1話目_

はて?なにが問題なんだろうか?

父上も分からないようで、首をひねっている。



「フッハハハ」


”耐え切れない”とでも言うように、兄上が笑い出した。


「ヒーハハハっ!」


そこまで笑わなくても。ムッ



「ごめんごめん、ノア拗ねないで。でも、拗ねたとこも可愛い。」



「えっ・・・」


兄上の声にフリーズ。

さっきあんなこと聞いたから、副音声が聞こえたのかな?

うん、きっとそうだよね。

兄上は、弟として、子供らしくてかわいいと言ったんだよね。

そういう意味だよね。うんうん。



「ノアってば、頭はいいけど、精神年齢も技術力も5歳並じゃないって、無自覚だよねえ。」


あ、そうゆうことか。納得しました。



「ギルド長、すみません。ノアは、僕ら兄弟の中でも一番優秀なのです。だから、父上は何が問題なのかすら、分かっていないと思います。」



「は・・・?」


素のギルド長。圧がすごい。



「というか、ギルド長も違和感ないですか?5歳のノアが大人に混ざって会話を普通にできていることに。」



「あ・・・言われてみれば。」



「ノアは、勉強も貴族のマナーも、習得済みです。頭の回転も速く、話術も巧みです。技術的にも剣術も、魔法も、父上とやり合えます。僕や妹も比較的優秀だったとは思いますので、父上は普通の5歳児がわからないのでしょう。かくいう私も、学園でできた友人の兄弟に会って、ギャップを感じたので、気づいたくらいです。」



「・・・・・」


しばしの沈黙。



「そうなのか。わかった、説明しよう。まず5歳から冒険者登録できるとはいえ、活動を開始するのは10歳頃が多い。しかも、貴族は登録だけして活動はしない者ばかりだ。それから、スタンピートに参加する子供はほぼなかっただろう?10歳以下、しかも5歳の子供だ。周りから、反対の者もでるだろう。いくらお前さんの息子でも、死ぬ可能性もあるんだぞ。そこら辺は考えたのか?」



「ああ、ノアは冒険者として生きていくらしい。だから問題ない。むしろ、さっさとA級にしてくれ。10歳までは、何が何でも守る。けど、それ以上はノアに頑張ってもらわないと・・・それに、スタンピートの件は俺も参加すると言っただろ?ノアが負けることはないだろうが、ピンチなら必ず守るさ。」



「ん?どういうことだ?」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ