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久しぶりの投稿になり、すみません。
本日2話投稿しております。
こちらは2話目です。
フラっとしたけど、すぐに兄上に抱きとめられた。
これって、兄上・・・もしかして、お姫様抱っこ???
「ノア大丈夫か?リアム、何をしたんだ?」
「私はノアの質問に答えただけです。」
「そうなのか?」
「はい。」
「何の質問だったのだ?」
「男同士での結婚することもあるのか?って聞かれたので、それもあるし、身内でもあるって話しをしたのですよ。そしたら、ノアにはまだ刺激が早かったみたいで・・・」
「当たり前だろう!!」
と、叫ばれ、ポカっと痛くなさそうだけれど、げんこつをもらった兄上でした。
トホホ・・・
神様、そうゆう説明もほしかったよ・・・なんて。
神様のせいじゃないのに、そんなこと思ってみたりした。
僕は、お姫様抱っこをされたいんじゃない!!
してあげたいのだ!!
「ノア、大丈夫か?」
そう言い、兄上から僕を奪い取る父上。
「なんとか・・・衝撃的過ぎただけなので・・・」
「そうか。本来5歳で習うはずのないことをリアムが・・・」
「でも、ノアの教育は早めたほうがいいんじゃないか?」
なんてダンさんが言う。
「んん。」
「いつ出ていくか分からないし、早熟だろ?早めに知っておいた方がいい知識だってあるだろ。」
「・・・まあ、一理あるが・・・ああ、わかったよ。」
ダンさんの圧に負けて、そっけない態度をとる父上。初めて見た。
「さて、ノア。長居しちゃったな。そろそろ、ギルドへ行こう。」
「はい!」
気を取り直して!!本日のメインです。
「じゃあ、お前たち全力で体力、魔力を交代で使い切れよ。鍛錬を怠らずに。明日には戻れるはずだからな。」
「「「「「はっ!!」」」」」
騎士たちが一斉に礼をした。
来た時とは全然違う態度で、僕に対してもしっかり礼をとってきた。
ちゃんと認められたようで、良かったよかった。
僕のせいで、リートルテ家がなめられちゃ、困るもんね。