表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/156

10

今日は、5歳の誕生日。

午前中には、教会へ行って、お祈りをする。

それから、ステータスが見れるようになる。


夕方からは、お披露目会としてパーティーが開かれる。

マナーは完璧だってお墨付きがあるし、貴族名鑑で顔と名前の一致もしている。


何かあれば、兄上も父上もフォローしてくれるはずだ。

そう、だから大丈夫。

心配な気持ちを大丈夫と言い聞かせ、奮い立たせる。



_コンコン_


「ノア様、おはようございます。」


「トーマス、おはよう。」


「今日は起こす必要なかったようですね。」


「ハハハ・・・さすがに、緊張して・・・」


「ノア様、大丈夫です。ノア様は完璧です。天才です。それでも不安とおっしゃるなら、お墨付きを出した私たち家庭教師や、ダンテ様たちを信じてください。」


「トーマス・・・敵わないな。そうだね。みんなを信じることにする。」

とニッコリ笑うと、トーマスは顔を赤らめていた。



「さあ、着替えましょう。」

そう言っていつもより上品な服に着替えた。


「トーマス、今日の予定は?」

分かっているけど、やらないと僕もトーマスも調子が出ないから、いつも通りやる。

緊張をほぐすためでもある。


「はい。午前中は教会へ。そのあと、ステータスチェックをご家族とされてから、夕方からお披露目会です。」


「うん。ありがとう。今日も1日よろしくね。」


「はい!もちろんです。さあ、行きましょう。」


「うん。」



5歳になるまでに変わったことと言えば、まず兄に倣って、父様呼びから父上呼びになった。

他の家族も同様。母上、兄上、姉上と呼んでいる。


トーマスも従者の上の、執事になった。


勉強は隣接国3つの歴史、重鎮の顔と名前を覚えた。

ちなみに、語学はまだまだ。て言っても、辺境と隣接する国は、普通に会話できるほどになった。

兄上の学園で習う人もいるようだから、早い方だろう。


魔法でも、光・闇以外は中級魔法まで使えるようになった。



この1年間も、幸せで楽しい毎日だった。

前世が信じられないくらい。

ありがとう、神様。


大神様は、負担が減って楽になっただろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ