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【完結】灰ノ雫 ~Noah et Luna~  作者: tori
 Prologue

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 Noahの記録

 『April』 


 ここにはエデンの園で分かったこと、注意するべき規則を記していこうと思う。

 このノートはルナと共有するつもりだ。


・学籍番号について

 ノア→17ZM003

 ルナ→17ZP004

 これが俺たちの学籍番号だが

 17→年齢

 Z→クラス

 M&P→???

 003&004→名簿番号 

 という組み合わせで出来ていると推測する。MとPはどういう意味なのかはまだ不明。


・ネームプレートの階級について

 救世主

 最上位→白

 上位→青銅

 中間→灰色

 下位→蒼 

 最下位→無色


 教皇

 最上位→黒

 上位→赤銅

 中間→灰色

 下位→紅

 最下位→無色

 

 上記を見て、気になるのが最下位以外に中間まで到達をすると救世主、教皇共に灰色のネームプレートで統一をされる点だ。これは何かしらの意図があるように思える。重要視しておいた方がいいかもしれない。


・数千年後のこの世界で分かったこと。

一つ目は世界全般の創造における規則は昔と何も変わらない。

 →食料を創造してはいけない等など。

二つ目はこの世界の歴史が改ざんされていること。

 →七代目まで救世主と教皇は引き継がれているが、すべて決着がつかないと偽りの記載がされている。

三つ目は人間たちの創造力がかなり衰退してしまっていること。

 →このエデンの園にやってきた生徒たちは選ばれし者だと言われているが、Cクラスの段階で第一キャパシティまでしか扱えていない。本来であればあの歳で第三キャパシティまで扱えるはず。

  

・エデンの園の規則

1.このエデンの園で本名を知られてはならない。仮に本名を誰かに知られ、ジュエルペイによる密告をされた場合、そこで追放をされてしまう。

 追放者→海に放り投げられるらしい。

 密告者→二十万円の報酬を獲得できる。(これにメリットがあるとは思えない) 


2.殺し合い週間以外での殺しを行った場合は処罰を食らう。

 処罰内容→未だに不明。ただそれなりに危険だと推測する。 

 この規則の穴→あくまでも殺しを禁止するだけであり、生きていれば半殺しをしても処罰を受けない。


3.ただし下のクラスが上のクラスのテリトリーに入った場合のみ殺し合いを許可する。

例→CクラスがZクラスへと殺し合いを仕掛けられないが、ZクラスはCクラスに奇襲を仕掛けることが可能。  

 これを利用すれば、能力の劣る下のクラスが上のクラスへ下克上を果たせる機会ができる。

この規則の穴→自分たちのテリトリーに無理やり引きずり込み、殺害は許されるということ。


・ジュエルペイについて。

 小さな宝石が埋め込まれた腕時計のようなもの。

 買い物の支払いや、連絡ツールやらと色々と汎用性が高い。


 料金の譲渡

→残高照会をタップすると、送金ボタンがある。そのボタンを押して、送り先の学籍番号と送る金額を入力すればそこで完了するらしい。(ルナ情報)


 連絡ツール

→学籍番号が電話番号の代わりとなっているようで、入力画面で学籍番号を打てば通話ができる仕組み。音質は信じられないほどクリアなもの。


 密告

→学籍番号とその人物の本名を入力する画面が表示される。そもそもこのシステムは現段階でお金が貰えるというメリットしかないが、この先重要となるシステムなのかもしれない。


・クラスについて

 Zクラス

→創造力はとてもじゃないが、戦えるほどのものじゃない。武器を創り出すのに精一杯だ。

 学級委員は【Virtus(ヴィルタス)】と『Bright(ブライト)』。俺が接触をしたのは『Rain(レイン)』と『Haze(ヘイズ)』の二人。ルナは【Libero(リベロ)】と接触をした。


 注意するべき人物もいるようだが…まだ憶測に過ぎないためここには記載しないでおこう。

 このZクラスはまさに"Zero"からのスタート……なんてね。 


 Cクラス

→注目すべき人物は第一キャパシティが扱える教皇側の【Blaze(ブレイズ)】と救世主側の『Freeze(フリーズ)』。名前の通り炎を操る能力と氷を操る能力が備わっているらしい。第二キャパシティは使えないため、第一キャパシティが引き出せる最大限の力を発揮ができるようだ。

 【Aspire(アスパイア)】という大柄の男子生徒もいたがあれはただのガキ大将だった。


 Bクラス

→詳細不明


 Aクラス

→詳細不明。


 Sクラス

→レインからの情報で、七つの大罪の力を持つ教皇側の生徒と、七元徳の力を持つ救世主側の生徒がいると聞いた。【Sloth(スロース)】と『Stria(ストリア)』という二人の生徒と接触をしたが、Sクラスというだけあってかなりの強者だ。


・注意すべき人物たち

 『Zeruch(ゼルチュ)

 →このエデンの園の創始者であり、ネームプレートは最高位の白色。実力はどの程度か不明だが、創始者という権限を扱うことができる唯一の人物。この殺し合いを招いた本人だと考えれば、最重要人物となる。


 『Persona(ペルソナ)』&【Anima(アニマ)

 →ゼルチュの側近として仕えている二人。白と黒のローブに身を包み、仮面で素顔を隠している。人間は生気というものを発して生きているというのに、この二人はまったくそれを感じさせない。いわば"こちらに警戒をさせない"ような存在。以上を踏まえて考えれば、実力はかなりのものだ。


 『Stria(ストリア)』&【Sloth(スロース)

 →接触をしたSクラスの生徒二人。少しだけ交戦をするはめになったが、この二人はかなり戦い慣れているようだった。特にスロースの隙を守るようにストリアが援護へ入るあの連携力。教皇と救世主で敵同士のはずなのに、あそこまで息が合っているのは不思議でならない。

 七つの大罪と七元徳が全員があの実力ならば、それなりに苦戦を強いられるだろう。



・これからについて

 俺とルナがすべきことは救世主と教皇に相応しい二人を見つけて、育成をすることだ。その最中に歴史を改ざんして戦争を引き起こしている犯人をこのエデンの園から見つける。そもそもエデンの園にいるのか、という不安要素もあるが、もし俺がその犯人ならばエデンの園で事の行方を監視する。


 俺たちが育成した二人にはいつか真実を打ち明けて、協力をしてもらう。相手が未知数な以上、仲間がいてくれた方が心強いからな。



 次の記録はルナ、お前に任せる。俺と交わした約束は守れよ。

    

   17ZM003 Noah

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― 新着の感想 ―
[良い点] まだ序章の部分しか読んでませんが、設定が面白い! 学校に集まってデスゲームってのは良くあると思うんですけど、この作品の中の世界の様に伝統化しているものはあまり無いのでは!(自分の知識不足か…
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