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エピローグ

 いくつもの年月が過ぎ、ぼくは念願のパイロットになった。

 まだ年齢的には副操縦士だが、やがて機長になる日も近いだろう。

 愛子は、新聞記者になって、地方を飛び回っているらしい。いまは、年賀状をやり取りするくらいの関係だ。


 ある日、ぼくがニューヨークの一角にあるバーに入ると、驚いたことに、そこに和尚がいた。

「…!!元気かよ?!」

 ぼくらは、再会を喜び合って、乾杯した。

 彼は、ウォール街の辣腕証券アナリストになっていた。


「いろいろあったけど、ぼくもいま二人の子持ちだよ」とぼくは言った。

「おれも」

「まさか空港で別れてから、おまえからあんなサプライズをもらえるとは思ってもみなかったよ」

「ああ。あのときな」

「おまえが、結花を日本に帰したんだろ?」

「そうだ。結花にとって、どう考えても海外生活は重荷だったからな。デトロイト空港で説得して、すぐ成田への直行便に乗ってもらった」

「いっぱい泣いたか?」

「ああ」

 ぼくはビールを二杯頼んで、やつに一杯おごってやった。

「彼女のその後、知りたい?」

 和尚はぼくの顔をX線ビームでじっと見て、そこになにかを見つけたようだった。

「聞かなくてもわかったよ」


 ニヤリと笑う和尚の顔に、ぼくは、懐かしい高校時代を見た。

 ぼくらは、どちらからともなく、互いの子どもの写真を見せて自慢し合った。

 ぼくと結花のあいだに出来た子どもは、二人とも彼女似の超美人だった。



(了)




〜最後まで読んでくださった方々、ほんとうにありがとうございました。ぺこり。〜

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