3/9
26.1.6 「疲労」
年末年始の連休明け。
仕事始めの1日から帰ってきた詩音は、くたくたに疲れていた。
夕飯を食べ終わるや否や、ソファに座ってあくびをする。
(このまま眠っちゃいそう。お皿、洗わなきゃなのに)
「詩音?……寝ちまったか」
いつの間にやらソファで寝落ちてしまった詩音に、哲人は近くにあった毛布をそっと掛ける。
詩音の穏やかな笑顔にふ、と微笑む。
ガチャ。リビングのドアが開いた音がしてそちらを見ると、子供達が各々ぬいぐるみやら湯たんぽやらを持って来ていた。
考えることは、みんな一緒みたいだ。
「みんなで分担して家事を終わらせてしまおう」
哲人の小声の指示に子供達3人がうなづいたのを見て、また笑った。




